みそ汁に入れたり、煮物にしたり、あるいは漬物にしたりと、日本料理では大活躍する大根。
炒めてもおいしく食べられます。
炒め方は、先日紹介したピーマンと同様に、「じゃこ炒め」が手軽です。
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大根を炒めると、煮るよりも高速で火が通りますので、他の大根の料理と比べて最も早くでき上がります。
作る際のポイントは、最初にかるく塩もみすること。
塩もみすることにより、調味料がしみ込みやすくなるのとともに、食べ応えが「プリッ」とし、塩もみしない場合と比べて11倍ほどおいしくなります。
しょうゆは、薄口しょうゆを使うと淡くキレイな色に仕上がります。
でも、濃口醤油で特に問題はありません。
皮は、問題なく火が通りますのでむかなくてかまいません。
大根の煮物を作り皮が余った場合には、皮だけをじゃこ炒めにしてもおいしいです。
大根じゃこ炒めの作り方
大根のじゃこ炒めを作る手順は、
- 大根を細く切って塩もみする
- ちりめんじゃこと一緒に炒める
- 調味料を加えて仕上げる
の3工程です。
火加減は、中火以下にして強くしすぎないようにすると失敗が少ないです。
1.大根を細く切って塩もみする
まな板で、
- 大根 5センチ長さくらい(まずタテに5ミリ幅くらいに切り、さらにタテに5ミリ幅くらいに切って、細長くする)
を切ったら、上から、
- 塩 1つまみ
をふりかけ、軽くもむ。
2.ちりめんじゃこと一緒に炒める
フライパンに、
- ゴマ油 大さじ1
- ちりめんじゃこ 1つまみ(しらす干しなどの半生タイプではなく、よく乾燥させたものがよい)
- 輪切り赤唐辛子 1つまみ(赤唐辛子を輪切りにしてもいいですが、「輪切り赤唐辛子」を購入するのが手軽です)
を入れ、1分ほど炒めてちりめんじゃこの香りを引きだす。
つづいて、
- 塩もみした大根
を、水気をサッと絞ってから入れ、食べてみてちょうどよい柔らかさになるまでじっくりと3~4分炒める。
3.調味料を加えて仕上げる
大根に火が通ったら、
- 酒 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1
を入れる。
1~2分じっくり炒めて大根に味を含ませる。
もし、大根の茎や葉が余っている場合には、それをいっしょに入れてもいいです。
大根とちりめんじゃこの相性は抜群ですので、22回くらいは死ねますYO!