先日「ペペロン焼きそば」のレシピを紹介しましたが、この「ペペロン味」、とても使い出があるのです。
ペペロン味とは、イタリア料理ペペロンチーノの味付けをベースとし、筆者・高野が日本流にアレンジしたものです。
オリーブオイルとニンニク・赤唐辛子・コショウの基本の味に、鶏ガラスープの素と醤油・ナンプラーを隠し味程度に加えてあります。
このペペロン味、以下の通り非常に優れものなのです。
「バター醤油」と同じで非常にウマい!
ペペロン味は、バターに近い味であるオリーブオイルと醤油の組み合わせとなります。
なので、要は和風洋食の王道「バター醤油」に大変近い、日本人にとってはたまらない味となるわけです。
わりとどんな材料にも合う。
今回はピーマンとランチョンミートを使いましたが、ピーマンを小松菜などの青菜に替えてもおいしいです。
また、そのうちやってみようと思っていますが、カキやホタテなどの魚介類にも間違いなく合うと思います。
飽きない!
ペペロン味は基本、シンプルな塩味なので、飽きません。
筆者・高野は1年365日、毎日昼食にペペロン焼きそばや、今回のペペロン丼などのペペロン味を食べていますが、「飽きる」の気配すら感じないです(365日はちょっとウソ)。
そこで今回は、前回のペペロン焼きそばに続き、ペペロン味のバリエーションとして「ピーマンとランチョンミートのペペロン丼」を紹介します。
作り方は簡単で、時間もそれほどかかりませんので、ぜひ試してみてください。
ピーマンとランチョンミートのぺぺロン丼の作り方
ピーマンとランチョンミートのペペロン丼の作り方は以下の4工程です。
- 材料を切り揃えるなどして準備する
- 肉と野菜を炒める
- 水と調味料を加えてサッと煮込む
- 水溶き片栗粉でとろみを付け、ご飯にかける
肉は、今回使っているランチョンミートではなく、豚肉を使ってもかまいません。
豚肉を使う場合は、食べやすい大きさに切ってから、塩・コショウで下味を付けてください。
ただし、筆者・高野は、保存がラクで下味も付ける必要がなく、洋風食材なためペペロン味にもよく合うランチョンミートを主に使っています。
価格が豚切り落とし肉と同程度で比較的安く、味も問題ないため、高野がリピートしているランチョンミートは以下の製品です。
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Step.1 材料を切り揃えるなどして準備する
まず材料を切り揃えるなどして、炒め鍋と、食べるための皿、小さめの器に入れておきます。
炒め鍋に入れておくもの
炒め鍋には以下のものを入れておく。
- オリーブオイル 大さじ1
- ニンニク 1粒(薄皮をむき、包丁の腹で押しつぶしてせん切り)
- 輪切り赤唐辛子 1つまみ程度の好みの量(最初から輪切りになった製品を買うと便利です)
- ランチョンミート 50グラムくらいの食べやすい大きさ(ランチョンミートの切り方はこちらの記事に書いてあります)
皿に入れておくもの
皿には以下のものを入れておく。
- ピーマン 大きさにより1~2個(タテの細切り)
- 水煮細切りタケノコ 1つまみ(水煮・細切りされてパックに入った製品を買う)
- しめじ 1つまみ(石づきを取ってバラしてあるのを買うと便利)
ピーマン以外の材料は、あるものを融通するのでいいです。
必ずしも3品入れる必要もなく、ピーマンとタケノコのみ、ピーマンとしめじのみなど2品でもかまいません。
タテの細切りにし玉ねぎ(4分の1個)などを使うのもGOODです。
小さな器に入れておくもの
小さな器には、以下のものを入れておく。
- 水溶き片栗粉 片栗粉大さじ1.5+水大さじ1.5(よく混ぜておく)
Step.2 ランチョンミートと野菜を炒める
炒め鍋を[弱めの中火]くらいにかけ、ニンニクがきつね色になるまでじっくり炒める。
ランチョンミートは途中でひっくり返したほうがいいですが、返すときに油が飛び散る危険があるので、自信がなければ無理しなくていいです。
(ランチョンミートはもう火は通っており、炒めるのは水気・脂肪を抜いて香ばしい味をつけるためなので)
ニンニクがきつね色になったら、[強めの中火]くらいにし、皿に切り揃えてあった野菜を全部入れ、1~2分炒める。
ここで「炒め過ぎないこと」が、この料理の最大のコツとなります。
ピーマンはこの料理では、シャッキリとした食べごたえが残ったほうがおいしいので。
炒めたあとさらに煮込むので、しんなりした感じになるまで炒めず、「まだちょっと固いかな」くらいで炒め終わってかまいません。
Step.3 水と調味料を加えてサッと煮込む
炒め終わったら以下のものを炒め鍋に入れる。
- 水 200cc
- 鶏ガラスープの素 小さじ2
- 醤油 小さじ0.5
- ナンプラー 小さじ0.5
再び[強めの中火]くらいにかけ、煮立ち始めてから1分程度、サッと煮込む。
ここでも、煮過ぎないことが大きなポイントです。
煮込むのは火を通すためではなく、「スープの味をなじませるため」と考えます。
Step.4 水溶き片栗粉でとろみを付け、ご飯にかける
ここで、一度火を止める。
大事なことなのでもう一度言います。
「ここで一度、火を止める」
一度火を止める理由は以下の2点です。
- 水溶き片栗粉はスープの温度が低いほどダマになりにくく、均一に広がりやすいから
- 水溶き片栗粉を入れるのにモタモタしたりした場合、火が付いているとそのあいだにも、ピーマンなどに余分な熱が加わってしまうから
火を止めたら、水溶き片栗粉を改めてよく溶き混ぜて、3回くらいに分け、
「ちょろりと回し入れる ⇒ すかさず鍋をよく混ぜる」
をくり返す。
水溶き片栗粉を入れてしまえば、ピーマンなどに汁気が入りにくくなるため、それ以上はあまり火は通りません。
ご飯をよそうことなどが必要なら、この水溶き片栗粉を入れ終わったタイミングで、火は止めたまま、やるのが良いです。
水溶き片栗粉を入れ終わったら、再度[強めの中火]くらいにかけ、30秒くらいよく煮立ててしっかりとトロミを付ける。
最後に、
- ポッカレモン100 少々
を回し入れてサッと混ぜ、ご飯を入れた皿によそい、
- 粗挽き黒こしょう 少々
をかける。
ペペロン丼でバラエティを広げよう
ペペロン丼は、手順として書くとそれなりに長くなりますが、実際にやってみると意外にサッと作れます。
ピーマンの火の通し加減がコツですが、これは何度か失敗を重ねながら、ちょうどよいタイミングを体得しましょう。
この料理は、冷蔵庫の余り物を使うなど、わりと色んな材料に応用が利くと思います。
ぜひさまざまに試してみて、バラエティを広げてくださいNE!