レバーの栄養はスゴイらしい。鉄分、ビタミンA、ビタミンB2、葉酸は、含有量が全食品中トップ。ビタミンB1、ビタミンB12、亜鉛なども豊富にふくまれ、肉だからタンパク質が豊富なのはもちろんのこと。
さらに低カロリー、低脂質で、「最強の食材」といっても過言ではないようだ。
しかもレバーも鶏なら、値段が安い。
見切り品で値下げもされていたために、100グラムあたり50円ほど。これはせいぜい、食べない手はないのである。
ただしレバーに含まれるビタミンAは、ニンジンの10倍とのこと、「量が過剰」なのだそうだ。食べ過ぎると頭痛や吐き気などがすることがあるらしい。
毎日食べてはいけないみたいだ。
レバーを食べるならレバニラ炒め
レバーを食べるなら、やはり筆頭はレバニラ炒め。
レバーのクセを、濃い味をつけることで消してくれるし、ニラに含まれる硫化アリルは、レバーに含まれるビタミンB1の吸収を促進し、エネルギーの生産をより活発にしてくれる。
「疲れたらコレ」の最強の栄養食。
しかもニラは1把130円だから、原価は250円足らずなわけで、牛丼を食べるくらいなら、こちらを食べた方がいいだろう。
ニラレバ炒めを中華屋で食べると、だいたい「もやし」が入っている。でもこれは、一人暮らしが自炊するなら、入れないのがおすすめだ。
中華屋がもやしを入れるのは、味というより経費節減のためだと思う。
ニラはもやしに比べれば値段はずいぶん高いのに、炒めるとペシャっとなってしまって量が減る。そこでもやしでカサ増しをしているに違いない。
じっさいちょっと高めの中華屋でニラレバ炒めを食べたとき、値段もやや高かったけれど、もやしは入っていなかった。
しかし一人暮らしにとっては、もやし1袋とニラ1把では、多すぎる。しかもどちらも足が速いから、使い切れずに残しても、すぐダメになる。
だったらニラだけをまるまる1把、ガッポリ使ったらいいわけだ。味的には、それでまったくもって問題ない。
レバーには大量の血が含まれている。なのでどのレシピを見ても、血抜きをしっかりとやり、場合によっては牛乳に浸して、臭みを消すとなっている。
たしかに血抜きはした方がいい。でもあまり神経質にある必要はないのである。
「血も味のうち」なのだ。じっさい韓国には血を固めた腸詰めの料理がある。魚屋の大将も、イワシなどをフライにするには、血は洗い落とさないほうがコクが出ると言っていた。
レバニラ炒めはニンニクなどで濃い味をつけるのだし、血抜きは大概にしておくので問題ない。
レバニラ炒めの作り方
「鶏の肝」は、小さな心臓と、大きなレバー2つ1組がつながって売られている。これを3つに切り離し、レバーは2つくらいに切る。
心臓は脂肪がついているから、それを包丁の刃でこそげ取り、タテ半分に切る。
これをまず、水で洗う。
中に血の塊が入っているから、それをやさしくしごき出したりするといい。
その上で、水に理想は30分、でも時間がなければ10分でも20分でも、浸しておくようにする。
水に浸したレバーは水気をよくふき取って、
- 酒 小さじ2分の1
- しょうゆ 小さじ2分の1
- おろしたショウガ 2~3センチ大(けっこうたっぷり)
- 塩 小さじ2分の1
- コショウ 2~3ふり
をよくもみ込む。その上で、
- 片栗粉 大さじ1
をまぶしつける。
フライパンに、
- サラダ油 大さじ1~2
- みじん切りのニンニク 1かけ
- 種を出し、ちぎった赤唐辛子 1本
を入れて中火にかけ、1~2分じっくり熱して味を引き出す。
レバーを入れ、5分くらい、ときどき上下を返しながら、じっくり焼く。
レバーはやわらかいから、返すのに箸などの硬い道具をつかうと、くずしてしまうことがある。フライパンを揺すって返すようにするのがおすすめだ。
レバーに軽く焦げ目がつき、火が通ったら、
- ざく切りのニラ 1把
を入れ、サッと混ぜたら、合わせ調味料を入れる。
合わせ調味料は、
- 酒 大さじ1
- オイスターソース 大さじ2
- 酢 小さじ1
- ゴマ油 小さじ1
- コショウ 2~3ふり。
20~30秒、全体を返してトロミがついてきたら、火を止める。
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レバーはやわらか、ニラはしゃっきり!
皿に見栄えよく盛りつける。
レバーはやわらか、ニラはしゃっきり、、、
たまらないっすわ。
あとは、ワカメスープ。
鍋に、
- 水 3カップ
- 頭とワタを取った煮干し 2つまみくらい
- つぶしたニンニク 1かけ
- 乾燥ワカメ 3つまみくらい
- 細く切った大根
- 細く刻んだ油あげ
を入れて中火にかけ、10分ほど煮て大根がやわらかくなったら、
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ2
- しょうゆ 大さじ2
- 塩 少々
- コショウ 2~3ふり
で味つけして、ゴマをふる。
それに、白めし。
酒は、焼酎水わり。
きのうもまた、飲み過ぎた。
こうこう毎日飲み過ぎているようだと、まったく体が持たないと思わなくもないのだが、べつにもう50を過ぎ、いつ死んでもいいわけだから、それでいいのだ。
「病気になって苦しむよ。」
そうだよな。