豚のしょうが焼きにニラを入れると、スタミナが一気にパワーアップする。そしてここに隠し味としてオイスターソースを加えると、357回死ねるのだ。
豚のしょうが焼きは、通常玉ねぎだけを加えることになっているけれど、どう考えてもニラを入れるべきなのだ。
ニラに多量に含まれる栄養素「アリシン」と、豚肉のビタミンB1が相乗作用を起こすことで、糖質を代謝する効率が増し、スタミナが一気にアップする。
人間、40歳を過ぎると疲れやすくなったり、体が冷えやすくなったりする。豚肉とニラは、これを解消するための強い味方だ。
そして豚のしょうが焼きには、隠し味としてオイスターソースを加える。
豚肉と、しょうが焼きの調味料であるしょうゆは、相性があまりよくない。しょうがはこの豚肉としょうゆを結びつけるためのものだが、ちょっと力不足なのだ。
魚介ダシの一種であるオイスターソースは、ラーメンに魚介ダシを加えるとおいしくなるのと同様で、豚肉としょうゆの相性の悪さを一気に解消してくれる。
ただしオイスターソースは、入れ過ぎないことがポイント。入れ過ぎるとしょうが焼きではなく、「オイスターソース炒め」になってしまうからである。
作り方
しょうが焼きは、やはり肉に火を通さない段階で、タレをしみ込ませるのがおすすめだ。肉は火が通ってしまうと、味が入らなくなるからだ。
それからニラは、ちょっとあとから時間差で入れる。これは好みではあるのだが、ニラはシャキシャキしてちょっと辛味があるくらいがウマイからだ。
フライパンに、
- サラダ油 大さじ1
- 豚こま切れ肉 100グラム (食べやすい大きさに切る。広げて入れるとあとで見栄えがよくなる)
- 玉ねぎ 2分の1個 (タテのうす切り)
- しょうが 3センチ大くらい (ドカンと大量に。すり下ろす)
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- オイスターソース 小さじ1
を入れ、サッと混ぜて1~2分置いて中火をつけ、豚肉にほぼ火が通るまで炒める。
ざく切りのニラ・2分の1把を加え、さらに1~2分、ニラがニラがしんなりしかけるくらいまで炒めて火を止める。
豚肉とニラは、味的にも黄金の組み合わせ。
オイスターソースで味が調和し、457回は死ねる。
もちろんこれは、酒にバッチリ合うのにもかかわらず、朝だったためガッツリご飯に合わせてしまった。
こんなことをしていては、酒の神様のバチがぜったいに当たると思う。
「当たらないよ。」
そうだよな。