豚肉をサッパリと食べたければ、やはり冷しゃぶ。冷しゃぶはサラダにし、ごまダレをかけるのが定番だが、青じそと合わせ、梅ダレをつけて食べるのも実にうまい。
きのうは豚こま肉が買ってあり、これを食べることにしていた。
豚こま肉は、一般的に言って、おなじくらいの値段で売っているアメリカ産のロースなどより味がいい。細切れになっているとはいえ日本産なわけで、日本産の肉はやはりうまいのだ。
ただし豚こま肉は、店による味のちがいが非常に大きい。どこの部位が入っているかは、店によってマチマチだからだ。
スーパーより肉屋の方が、うまくて安い場合が多いが、でもその肉屋も店によってけっこうちがう。
だからもし、近くに肉を売っている店が複数あるなら、豚こま肉を食べ比べるのがおすすめだ。おれも豚こま肉を買う店は、基本的に一つに決めている。
それでその豚こま肉、どうやって食べるか考えたのだが、ガッツリと炒めるのでなく、サッパリと食べたかった。
となれば、冷しゃぶだ。
冷しゃぶは、サラダに乗せて、ゴマのドレッシングをかけるのが定番ではないかと思うのだが、おれはサラダも、ゴマだれも、あまり好きではないのである。
そこで、青じそと合わせ、梅ダレで食べることにした。
梅ダレは、ハモに合わせるのが定番だが、鶏や豚など肉類にもとてもよく合う。
梅ダレを作るには、まずは梅干し2~3個分の梅肉を、包丁でよくたたいてペースト状にする。
これを同量くらいのみりんと合わせて溶きのばし、味を見ながら砂糖を加える。最後に淡口醤油ほんの少しをたらす。
豚肉は、塩1つまみを振った水でゆで、軽く味をつけておくようにする。
硬くなるので沸騰させないようにしてサッとゆで、水に取る。
冷ました豚肉を、細刻んだたっぷりの青じそと合わせ、ひねり潰したゴマを振って、梅ダレを添える。
これは、うまい、、
夏には打ってつけの爽やかな味で、酒が進むこと甚だしい。
あとは、トマトの赤だし。
あまりにうまくて、おとといに続いてまた作ってしまったのである。きのうはネギではなく、みょうがを入れた。
万願寺とうがらしの炊いたん。
鍋に、
- 万願寺とうがらし 1袋
- ちりめんじゃこ 大さじ1
- 水 1カップ
を入れて中火にかけ、煮立ってきたら、
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 淡口醤油 大さじ1
を加え、落としブタをして弱めの中火で15分煮、煮汁はほぼ完全に煮詰めてしまう。
それに、ナスの塩もみ。
ナスは、3ミリ幅くらいに切って1つまみの塩で揉み、5~10分置いて水洗いし、よく絞る。
おろしショウガと味ぽん酢で和え、削りぶしをかける。
酒は、冷や酒。
きのうも肴が、酒が進むものばかりだったから、また飲み過ぎるわけである。
「これ以上飲んだら飲み過ぎだな」
と思っても、うまいから、やはり飲む。
飲み過ぎが体によくないことなど百も承知だが、べつに人間、体にいいことばかりして生きていけるわけではないのだから、それでいいのだ。
「早死するよ。」
そうだよな。
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