「60歳になったのだから、さすがにもう受けないとヤバい」
と、これまで10年にわたって受けていなかった健康診断に出かけたわけです。
すると、肝臓やコレステロール、肺のレントゲンなど、心配だったものはまったく問題がなく、とりあえず一安心だったんですが、血圧だけが140/90で「やや高め」だとのこと。
「減塩ですね」
との診断でした。
そこで早速減塩をしてみたら、血圧が下がっただけでなく、二日酔いのダメージが劇的に軽減され、体調が異常に良くなってしまったのでご報告いたします。
減塩は自炊してれば超カンタン!
減塩は自炊していれば超カンタンです。
使っている調味料で塩辛いものを減らせばいいだけだからです。
塩分はお酒やタバコのような依存性がありませんから、減らしてもまったく苦になりません。
僕は以前ブログで紹介した料理を、相変わらずほぼ毎日食べています。
それらの料理と、減塩の要領は以下のとおりです。
- 朝食:タンパク豊富なわかめ雑炊
・水を[400cc]⇒[300cc]に減らす
・鶏ガラスープの素を[小さじ2]⇒[小さじ2分の1]に減らす - 昼食:醤油ラーメン味のうどんすき
・鶏ガラスープの素を[大さじ1]⇒[小さじ1]に減らす - 夕食:ピーマンとランチョンミートのペペロン丼
・鶏ガラスープの素を[小さじ2]⇒[小さじ1]に減らす
以上で、1日あたり[小さじ4.5]の鶏ガラスープの素を減らしたことになります。
これを食塩の量に換算すると、鶏ガラスープの素は100グラムあたり42.8グラムの食塩相当成分が含まれており(商品の説明書きより)、小さじ1の重量が2.5グラムとなるため、
2.5グラム × 4.5 × 42.8 ÷ 100
で4.815グラム、すなわち[1日あたり約5グラム]の食塩を減らしたことになるわけです。
この減塩は、味はたしかに薄くはなりますが、別に「耐えられない」ということはまったくありません。
二日酔いのダメージが大幅に軽減!
減塩を始めると、翌日からすぐに効果を実感しました。
それは、二日酔いのダメージが大幅に軽くなったのです。
以前のように明け方に目を覚まして、トイレに行ってもそのあと寝られなくなったり、ふくらはぎに痙攣を起こしたりすることがなくなりました。
ふくらはぎの痙攣は、今年の1月にはそれで肉離れを起こすほど重度のものも起きていたのに、減塩して以降は皆無です。
飲んでもしっかり寝られるようになったため、翌日も疲れが残りにくくなりました。
お酒によるダメージは年とともに重症化の一途をたどり、「生きる目的はお酒を飲むこと」というくらいお酒が好きな僕にとっては大きな悩みの種でした。
その悩みが減塩により一気に解消してしまったため、僕の人生はいまバラ色に輝いている次第です。
その原因を自分なりに分析すると……
減塩によりお酒のダメージが軽くなった原因を、僕は医学の知識はまったくないので、自分の実感から分析してみると、要は「お酒を飲んだあとの脱水症状が軽減された」のではないかと思っています。
お酒を飲むと、アルコールを分解するため大量の水分が必要で、分解に使われた水分は尿として排出されてしまうため、脱水症状になるわけです。
実際、飲んだ翌日の明け方に目を覚ますと身体が干からびたような感じがしますし、ふくらはぎの痙攣も脱水症状が原因で起こると聞いています。
ところで、塩分も過剰に摂ると尿として排出されるのだそうです。
なので、お酒と過剰な塩分を同時に摂ると、ダブルの原因により脱水症状が加速されるのではないでしょうか。
それが、減塩で塩分による脱水作用がなくなったため、脱水症状が軽減されたと僕は理解しています。
血圧はすぐに正常値へ
医者によれば、減塩を実践するためには毎日血圧を測ることが重要とのこと。
そこで、Amazonでパナソニックの血圧計をポチりました。
3週間後に届いた血圧計で測った血圧は以下の通りです。
早速正常値の範囲内に収まりました。
なお、この血圧計、医療器具っぽくなくてデスクに置いても違和感がなく、なかなかいいです。
機能は測定と記録のみと最小限。
記録は180回(1日2回で3ヶ月分)できます。
価格は5,000円弱なので、上腕式の血圧計としては比較的安いです。
ただ、乾電池(単3 × 4本)が商品に同梱されていないので、別に用意しておく必要があります。
(おまけ)60歳をすぎてオススメのお酒の飲み方
僕は50歳代後半になってお酒のダメージが翌日に残るようになったため、これまでダメージを残さないお酒の飲み方をあれこれと試みてきました。
今回の減塩でダメージはほぼ残らなくなりましたが、そのほかに実践しているのは以下の3点です。
シークワーサーで割る
シークワーサーは肝臓の機能を向上させる成分が含まれているそうで、お酒を割るのに使うとダメージがほんとに残りにくいです。
シークワーサーの効果と使い方、おすすめ商品は、以下の記事で紹介しています。
⇒ シークワーサーの効果と使い方、おすすめ商品についての記事を見てみる
アルコール分3%程度の濃さにする
1リットルのビールを飲むと、1.1リットルの水を失うのだそうです。
アルコール分5%のビールでさえ、水分は排出超過になるわけなので、僕はお酒を3%の濃さに割り、さらにチェイサーの水も用意して飲んでいます。
3%だとお酒の味はほとんどしませんが、シークワーサーで割ればジュース的な味になるので問題はありません。
タンパク系のつまみを食べる
アルコールの分解には水分のほか、タンパク質(アミノ酸)も必要になるそうです。
なので、飲みながらタンパク系のつまみを食べることは重要と思います。
タンパク系のおかずをすでに食べたあとであっても、飲む場合はタンパク系のつまみをさらに摂ったほうがお酒が残りにくいです。
僕はプロセスチーズ(ベビーチーズなど)をちびちびと齧りながら飲んでます。
二日酔い防止のため減塩にチャレンジしてみては?
本来の効果である血圧抑制のほかに、まさかの二日酔いのダメージ軽減効果があった減塩。
塩分には依存性がありませんので、実践するのは比較的簡単です。
体質は人によって違うため万人に効果があるかはわかりませんが、二日酔いのダメージで悩んでいる人は、お医者さんと相談のうえ、試してみてはいかがでしょうか。
ただ、二日酔いのダメージが残らなくなると、調子に乗ってその分さらに飲んでしまうことになりがちなので、それだけは気を付けてくださいNE!