朝食の条件としてまず重要なのは、やはり「手早くできる」こと。
できれば包丁・まな板も使わずに、秒で完成させてしまいたいところです。
それから、
「ご飯など炭水化物は少なめでありながら、腹持ちが良いこと」
が重要です。
僕は50歳を過ぎてから、朝から炭水化物をふつうに一人前とか食べてしまうと、食後に眠気を催すようになりました。
「それでは」と炭水化物を半人前くらいにすると、今度はお昼前にお腹が空いてしまうわけです。
こんなことは50歳以前にはありませんでしたので、まったく年は取りたくないものです。
この「食後の眠気問題」を解決するための方法は、そのうち自得できました。
それは、
「材料にタンパク豊富なものをたっぷり使う」
ことです。
炭水化物を半人前ていどにしても、タンパク豊富な具材をたっぷり入れれば、お昼まで十分腹持ちします。
ただし、肉類や魚類などタンパク豊富な材料は、価格が高いものも多いです。
そこで、ウインナーやちくわ、油揚げ、卵など、比較的安価な材料を、基本のわかめスープに次々ぶち込むようにしたのが、この「タンパク豊富なわかめ雑炊」です。
ウインナーやちくわなどをあらかじめ切ってビニール袋に入れておけば、あとは鍋と器に材料を次々いれるだけなので、手間いらず。
沸騰すれば完成なので、時間もかかりません。
また、薄味の調製にしてあるため、飽きません。
実際、僕はここ数年、朝食はずっとこれを食べています。
僕と同年代のおっさんの方々は、僕と似たような悩みを抱えている方も多いのではと思います。
その場合には、この「タンパク豊富なわかめ雑炊」、ぜひ試してみてください。
タンパク豊富なわかめ雑炊の作り方
タンパク豊富なわかめ雑炊の作り方は、材料を鍋に、調味料を器に、片っ端から入れていくだけなので、超手軽です。
材料は使う大きさに切ってビニール袋に密閉し、冷蔵庫に入れておけば、切る手間も省けます。
ただし、コツが一つありまして、それは、
「調味料を鍋に入れないこと」
です。
その理由は第1に、調味料を鍋に入れてしまうと、せっかくのおいしいわかめのダシが出にくくなるから。
この料理は、わかめのダシを活かすところがポイントです。
第2に、ご飯はスープで煮てしまうと、あまりおいしくないから。
これは、韓国料理の雑炊「クッパ」でも、ご飯な煮ないで、スープに入れるだけにすることからもわかります。
なお、ご飯は、冷やご飯や冷凍ご飯があるなら、それを使うのでまったく問題ありませんが、僕はレンチンご飯のハーフサイズのを使っています。
ご飯を家で炊かないようにすると、自炊の手間はかなり大きく省けるからです。
このハーフサイズのレンチンご飯、僕は東急ストアでPVのやつを買っていますが、Amazonにも色々売ってて、最安値で評判が良さそうなのはこちらです。
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(ただし、40個入りなので、「食べきれないかも」と思う場合はスーパーで買ってください)
それでは、以下で作り方を紹介します。
1. 鍋に材料を順番に入れていく
鍋に材料を、以下の通り入れていきます。順番は、乾燥わかめは戻さないといけないため最初、そしてレンチンご飯は最後にして、あとはどうでも良いです。
- 水 400cc
- 乾燥わかめ 1つかみ程度(けっこうガバっと入れるとおいしい)
- ウインナー 1本(3ミリ幅くらいの小口切り)
- ちくわ 1本(1センチ厚さくらいの小口切り)
- 油揚げ 2分の1枚(3センチ長さ、5ミリ幅くらいの短冊に切る)
- しめじ 石づきを外したのを1つまみ程度(最初からバラしてあるのを買うと便利)
- レンチンご飯 ハーフサイズ(レンチンせず、そのままでOK)
ウインナーは、やや高いんですが、シャウエッセンかアルトバイエルンを使うのが良いです。
それより安いのとは、味がぜんぜん違います。
2. 器に調味料と薬味を入れる
次に、以下の調味料と薬味を器に入れます。
- 鶏ガラスープの素(化学調味料無添加) 小さじ2
- しょうゆ 小さじ2分の1
- ナンプラー 小さじ2分の1
- コショウ 1~2振り
- 白ごま 2つまみ程度(ひねり潰しながら入れる)
- 青ねぎ 1つかみ(1~2センチ長さに切っておく)
毎日食べようと思ったら、鶏ガラスープの素は化学調味料無添加のものを使うのが最大のコツとなります。
化学調味料が入っていると味にクセが出て、食べ続けているとどうしても飽きるからです。
化学調味料無添加の鶏ガラスープの素は、スーパーでもふつうに売っていますが、僕が使っているのはこちらです。
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それから、カタクチイワシが原料のナンプラーは、少し入れると、「え、これカツオだしなの?」というくらい、おいしいダシの味になります。
僕が使っているのは、Amazonで評判が良いこちらです。
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3. 鍋を火にかけて沸騰させる
鍋と器に材料・調味料を入れ終わったら、レンチンご飯をスプーンなどでよくほぐしてから、鍋を中火にかけます。
しっかりと煮立ったら火を止めて、まず汁だけ半分ほど、調味料を入れた器に注ぎ、まぜて調味料を溶かしてから残りを入れます。
食べるとき、再びよく混ぜてから食べます。
朝食は一生これでOK
このタンパク豊富なわかめ雑炊、マジで手軽にできておいしく、しかも食べ続けても飽きないので、朝食は一生これでOKです。
なお、ここにさらに、溶き卵を入れてもおいしくて、タンパク質も豊富になります。
溶き卵を入れる場合の作り方は、以下の通りです。
- 火にかけた鍋が煮立ってきたら、溶き卵をまわし入れる
- しっかりと沸騰したら、溶き卵が固まっているのを確認して火を止める
ぜひ試してみてくださいNE!(by チェブ夫)