料理初心者がそろえる道具として炊飯器は買わないのがおすすめ

初心者が料理を始めようと道具をそろえる際、炊飯器はほとんどの人が買うと思います。しかし、炊飯器は、特に男性の場合には、とりあえず買わずに料理を始めてみるのがおすすめです。

炊飯器を使わなくても、ふつうの鍋を使えば余裕でごはんを炊くことができます。

また、日本人にとって食の中心の1つとなる「ごはん炊き」を、炊飯器を使うことによってブラックボックス化してしまうことにより、せっかくの料理の面白さがそれだけ減ることになりもったいないです。

この記事では、炊飯器は買わないのがおすすめな理由、ごはんを炊くために適した鍋の選び方、およびご飯の炊き方・保存法を紹介します。

炊飯器は買わないのがおすすめの理由

炊飯器は買わないのがおすすめの理由は、

  • ごはんはふつうの鍋で余裕で炊くことができるから
  • 料理の面白さがそれだけ減るから
  • デカくて邪魔だから
  • ヘタな炊飯器より鍋で炊いた方がおいしいから

の4点です。

ごはんはふつうの鍋で余裕で炊くことができるから

炊飯器を買わないのがおすすめの第1の理由は、ごはんはふつうの鍋で余裕で炊くことができるからです。

炊飯器を買うのは、「それがないとごはんが炊けない」と思うからでしょう。しかし、それは全くのまちがいです。ごはんは、ふつうの鍋を使って全然炊けます。

ふつうの鍋で炊けるのに、わざわざ炊飯器を買うのはお金のムダです。

料理の面白さがそれだけ減るから

炊飯器を買わないのがおすすめなのは、炊飯器を使うことにより料理の面白さがそれだけ減るからでもあります。

コメを主食とする日本人にとり、ごはんを炊くことは「食の中心」の1つでしょう。

「中心」は、周辺とくらべて面白いものだといえます。なぜならば、人間の叡智がそこに集まっているからです。

実際に、お米を使った料理は、ただごはんを炊くだけではなく、炊き込みご飯やおかゆ、さらには洋風のパエリアやピラフなど、幅広くあります。炊飯器を使うことにより、お米を使った料理をブラックボックス化してしまえば、料理の面白さはそれだけ減ることになります。

特に男性の場合には、何かを継続するうえで「面白さ」が大きな原動力となることが多いのではないでしょうか?

そういう人にとっては、炊飯器を買うことにより、料理を続けることがかえって難しくなるといえます。

デカくて邪魔だから

炊飯器は、デカくて邪魔です。特に、ワンルームの狭いキッチンなどなら置く場所に苦労するでしょう。

必要があるのなら別として、必要がないものをわざわざ狭い場所に置くことはありません。

ヘタな炊飯器より鍋で炊いた方がおいしいから

炊いたごはんの味についても、ヘタな炊飯器より鍋で炊いた方がおいしいです。鍋で炊く際には、炊きはじめの火力を強くすることができるからです。

炊飯器は10万円くらいするのもあり、そういうやつで炊いたごはんはさすがにおいしいのかもしれません。

ですが、それだけのお金を出すなら、1,500円で鍋を買った方がよっぽどいいと思います。

ごはんを炊くために適した鍋は?

ごはんを炊くために適した鍋を紹介します。ごはんは、フタがある鍋ならどんなものでも炊けます。なので、すでに片手鍋などがあるのなら、それを使うのでも問題は全くありません。

ただし、もしこれから鍋を買うなら、

  1. 土鍋ではなく金属製の鍋で十分
  2. 大きめのものが良い
  3. テフロン加工のものがおすすめ
  4. フタが透明だと言うことなし

を満たしたものを選ぶのが、ごはんを炊くためには適しています。

1. 土鍋ではなく金属製の鍋で十分

まず、ごはんを炊くための鍋は、土鍋ではなく金属製の鍋で十分です。

東急ハンズなどへ行くと、ごはん炊き専用の土鍋が販売されていたりとかします。筆者・高野も使用していたことがあるごはん炊き専用土鍋の最高級品「かまどさん」などは、実際、びっくりするくらいおいしくごはんが炊けます。また、遠赤外線の効果と吸湿性があるために、一般に土鍋はごはんがおいしく炊けるといわれます。

ですが、ごはんを炊くためには、わざわざ土鍋を買わなくても、金属製のふつうの片手鍋で全く問題ありません。その理由は次の通りです。

理由1 簡単においしく炊けすぎてつまらない

特に、ごはん炊き専用の土鍋の場合は、添付の説明書に書いてある通りにやると、非常においしくごはんが炊けます。でも、それだとあまり面白くなくて、炊飯器を使うのとあまり変わりがありません。

やはり自炊は、ふつうの道具と調味料を使い、自分でいろいろ工夫するところに面白さがあります。

ですから、ごはんを炊くために専用の土鍋を買うことは、自炊の面白さを追求するうえではあまり勧められません。

理由2 土鍋は手入れが大変

また、一般に土鍋は、金属製の鍋と比べて手入れが大変です。水に浸しっぱなしにしたりすると、すぐに割れたり欠けたりしてしまうため、使ったらすぐに洗って乾かさないといけないです。

しかも、土鍋は特にごはんがこびりつきやすいために、それを落とすのはけっこう手間がかかります。よっぽどマメな人はいいとして、ふつうの人は、それだと大変だと思います。

2. 大きめのものが良い

ごはんを炊くための鍋は、大きめのものが良いです。なぜかといえば、小さい鍋だと吹きこぼれてしまうからです。

吹きこぼれても、吹きこぼれる分をあらかじめ計算に入れて水加減をすれば、問題なくごはんは炊けます。でも、それだと水加減がやや難しくなることと、吹きこぼれたあとに掃除が面倒になりますので、吹きこぼれることのない、大きめの鍋を買うに越したことはありません。

1回につき1合(180cc)の米を炊く筆者・高野は、18cmの片手鍋を使っています。

これだと、1合の米を炊く分には、全く吹きこぼれることがなく快適なのですが、2合以上の米を炊く場合には、さらに大きい方がいいのかもわかりません。

3. テフロン加工のものがおすすめ

鍋でごはんを炊くと、土鍋はもちろん、ふつうの金属製のやつであってもごはんが鍋にこびりつきます。なので、こびりつくことがないテフロン加工の鍋がごはん炊きにはおすすめです。

4. フタが透明だと言うことなし

フタは、できれば透明なものだと言うことありません。中が見えるため、吹きこぼれてきそうになったら間髪入れずに火加減を調整することができます。

一般に、鍋のフタは、透明なものを使って鍋の中が見えるようにすると、調理においてどのような現象が進行していくかがわかるため、料理に対する理解が深まりやすいです。

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鍋でごはんを炊く方法

鍋でごはんを炊く方法を紹介します。前半の、米を洗ってからザルに上げるまでのところは、炊飯器で炊く場合も同じですね!

1.米を洗う

まず、米を洗います。昔は、米は「研ぐ」と言ったわけですが、いまは精米技術が発達しているために、ほんとにサッと洗う程度でいいんですね。米を洗うには、ザルと泡立て器を使うと便利です。

米を計ってザルに入れ、ボウルを重ねて、流水を流しながら泡立て器で「シャカシャカシャカ」とやって水を捨てます。

1回目は、ヌカの濃度が高い水が乾いた米にしみ込んでしまいやすいため、早めに捨てることが大切だといわれています。

3~4回やれば十分です。

2. ザルに上げてしばらく置く

洗った米は、ザルに上げて30分以上置きます。洗った米は、ザルに上げておくと水を吸うので、炊く際には水を入れてすぐ火にかけてオッケーです。

鍋で米を炊く際に、洗った米をザルに上げる必要が特にあるのは、炊飯器の内釜とは異なりふつうの鍋には水の量を示す線がなく、水は計量カップで計って入れることになるために、米が水を帯びたままでは水加減が狂うからです。

3. 水加減をして炊く

鍋に米と水を入れます。

水の量は、1合(180cc)以上の米を炊く際には「米の1.2倍量」が標準です。

1合を下回る量の米もおいしく炊くことができますが、その場合には水の量を1.2倍より多くします。

火加減は、次のようにします。

1. 中火にかける

2. 沸騰し、さらに上の写真のように吹き上がって(吹きこぼれて)きたところで弱火にする

3. 弱火にしてから「8分」たったら、中火にもどし、「30秒」してから火を止める

3の、最後に一度火を強くするところが鍋炊きの最大のポイントで、これによって水気を飛ばし、カラッと仕上げることができます。

水加減も火加減も、上のものは「標準」ですので、好みに合わせて色々やってみたら良いです。

フタをしたまま10分ほど蒸らしてから食べます。

炊いたごはんの保存法

炊いたごはんは、ラップにくるむか、何なら鍋に入れたまま、「冷蔵庫」で保存します。冷蔵庫でも、2~3日は余裕で保存できます。

冷蔵庫に保存したごはんはやや乾燥しているために、

・チャーハンにする
・雑炊にする
・お茶漬けにする

などにするとおいしく食べられます。

まとめ

以上のように、ごはんはふつうの鍋を使って余裕で炊くことができます。味についても、鍋を使って炊いたごはんは、ヘタな炊飯器で炊いたごはんよりよっぽどおいしいです。

「炊飯器がないとごはんが炊けない」のは錯誤であり、ただそう思い込んでいただけのことです。思い込みから解放されると、清々しい世界が目の前に広がります。

炊飯器がなくてもごはんが炊ければ、キャンプなどでも活躍できますし、災害などで電気やガスが止まったときでもカセットコンロでごはんが炊けます。鍋でごはんが炊けることは、1つの大きなスキルだともいえます。

彼女にも、「おれは鍋でごはんが炊けるんだ」と言ったら、尊敬の眼差しで見られるかもしれませんYO!

ぜひ皆さんも、チャレンジしてみてくださいNE!

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