高野 俊一

豚肉

ニンニクを使わないからこそ見える世界があるのである。(豚ネギ塩炒め)

決してニンニクが嫌いであるわけではなく、韓国料理も大好きだ。 生のニンニクを味噌をつけながらバリバリ食べる韓国流もまったく抵抗がなく、キムチもニンニクがたくさん入っているのがいい。 でも家では、ニンニクを使わないのである。 以前イカのスペイ...
その他魚料理

炊き込みご飯は和食の入門としていいのである。(スズキの炊き込みご飯)

冷凍してあったスズキを炊き込みご飯にした。 炊き込みご飯は和食の入門としていいのである。 初心者が「料理しよう」と思うと、「炒め物」になりがちなのは、ぼくもわかる。 段取りがすっきりと見通しやすく、手軽な印象があるだろう。 もちろんべつに炒...
京都・大阪の飲食店

休日は一日飲むのである。(ツナのみそ煮込みうどん)

きのうは昼酒をしたあと映画を見ながらビールを飲み、たこ焼き屋へ行ってさらに家に帰って飲んだ。 休日は一日飲むのである。 昼酒は「いけないこと」というイメージがあるわけだが、いけないことだからこそ、昼酒はいいのである。 普段仕事をしていると、...
鶏肉

日本人は味を左脳でとらえるのである。(フライパンの焼き鳥)

「しゃべると黙るとで味が変わる」ということは、新福菜館三条店のラーメンに端を発し、ぼくがこの頃、まあそれほど真剣にというわけではもちろんないけれど、考えるともなしに、考えていた問題なのだが、きのうになってこれが大きな局面をむかえることと相成...
その他魚料理

にしんとナスは別々に煮るのである。(にしんとナスの炊合せ)

にしんとナスの炊合せを作っていたら呼び出され、結局食べたのは朝になった。 にしんとナスは、別々に煮るのである。 誰の呼び出しにも応ずるわけでは決してなく、断ることも少なくない。 ぼくもそこまでお調子者ではないのである。 でもどうも断りづらい...
豚肉

マニュアル主義は捨てる必要があるのである。(春キャベツと豚肉のみそ炒め)

春キャベツと豚肉のみそ炒めで酒を飲んだ。 マニュアル主義は捨てる必要があるのである。 「自炊は面白くなければつづかない」ことは常々書いている通りなのだが、料理は元々、素直にやれば面白いものである。 例えばここに、春キャベツなら春キャベツがあ...
京都・大阪の飲食店

人格は欠落にこそ宿るのである。(新福菜館三条店、スピナーズ、酒房京子)

昼は新福菜館三条店でビールを飲み、夜はスピナーズと酒房京子でさらに飲んだ。 人格は、欠落にこそ宿るのである。 ブログ更新を終えた昼、何ともいい天気だった。 昼ビール日和である。 いつもは土曜日に行くことにしている新福菜館三条店だが、この天気...
牛肉

肉じゃがにはオイスターソースをいれるのである。

ちょうど野菜があったから、牛肉を買って肉じゃがにした。 肉じゃがにはオイスターソースをいれるのである。 「だし」は料理の中心なのだが、そのだしは必ずしも昆布や削りぶしでとったものだけを意味するわけではない。 「材料から煮汁にでたうまみ成分」...
その他魚料理

炊飯器を使わないことで世界が広がるのである。(スズキとたけのこの炊き込みご飯)

スズキをタケノコと炊き込みご飯にした。 炊飯器を使わないことで、世界が広がるのである。 「義務」として料理をするのと「趣味」で料理をするのとは、自ずと異なることである。 義務は「効率」を考えることが大事になるが、趣味で大事なのは「楽しさ」だ...
その他魚料理

祇園でそばを食うなら「松葉」である。(生節の若竹煮)

祇園へ出かけ、そばを食った。 祇園でそばを食うなら「松葉」である。 用があって祇園へ出かけ、そばを食うことにした。 祇園にそば屋は山ほどあるが、行くならやはり、南座にある「松葉」である。 松葉は150年の老舗で、「にしんそば」発祥の店。 値...
06 材料別レシピ一覧

キムチ鍋にはキムチをがっぽりいれるのである。

自炊を全くしない人が、一つだけ料理を覚えることとする。 何の料理を覚えたらいいかといえば、疑いの余地はない、 「ニラのどっさりはいったキムチ鍋」 である。 疲労回復効果がハンパなく、引きはじめの風邪くらいなら一発で治ってしまう。 外食で偏り...
野菜料理

鯛とタケノコは黄金の取合せなのである。(鯛の若竹汁)

鯛とタケノコ、それにわかめを吸物にした。 鯛とタケノコは黄金の取合せなのである。 鯛の澄んだ味を活かすには、へたなものを合わせないほうがいい。 塩焼きにしろ鯛めしにしろ、まずは鯛だけで十分うまいし、合わせるなら味を吸わせる里芋や豆腐、そうめ...
京都・大阪の飲食店

三十五を過ぎたら自炊したほうがいいのである。(新福菜館三条店、スピナーズ、壺味)

昼はラーメンを食べ、夜は四条大宮で外飲みした。 三十五を過ぎたら自炊したほうがいいのである。 友人が体調をくずしているようで心配している。 2週間ほどまえに風邪を引き、それがいまだに治っていないらしい。 よく酒を飲む人だし、それが理由と思わ...
野菜料理

家で飲み過ぎ過ぎたのである。(鯛とタケノコのご飯)

もらった鯛とタケノコをダブルで炊き込みご飯にした。 家で飲み過ぎ過ぎたのである。 飲み過ぎは、いつものことだ。 「酒は飲み過ぎるまで飲め」を座右の銘としているのだから、これは言うまでもない話である。 だいたい「飲み過ぎには気をつけよう」など...

自炊はいいストレス解消になるのである。(鯛の煮付)

お下がりの鯛を煮付けにした。 自炊はいいストレス解消になるのである。 激動の外飲みウィークは、全くのところ終了。 生活はようやく落ち着きを取りもどし、毎日仕事にはげんでいる。 遊んでばかりでは生活が成り立たないのは言うまでもない。 いや本当...
野菜料理

女にナメられてはいけないのである。(タケノコごはん、鯛の塩焼き)

昼はツナ缶のうどん、夜はタケノコごはんに鯛塩焼きで酒を飲んだ。 女にナメられてはいけないのである。 郡山から帰って以来つづいていた「死のロード」。 花見につぐ花見、飲み会につぐ飲み会はとりあえず落ち着きを見せ、通常体制にもどった。 早めに起...

急がなくていいのである。(鯛の昆布じめ)

昼は立飲み屋の取材協力でたらふく飲み、帰ってさらに鯛の昆布じめで晩酌した。 急がなくていいのである。 地方都市の生活をはじめて体験したのは、四十すぎで名古屋に転勤したときである。 東京で育ったぼくがまずびっくりしたのは、街を歩いていて通行人...
京都・大阪の飲食店

古いしきたりこそが未来を拓くかもしれないのである。(酒房京子、スピナーズ)

東京の友人が訪ねてきて四条大宮で酒を飲んだ。 古いしきたりこそが、未来を拓くかもしれないのである。 相変わらず飲みつづけているのである。 きのうは東京の友人が「京都へ来るから」と前々から約束していて四条大宮へ飲みに行った。 今日も午後、立ち...
京都・大阪の飲食店

京都がますます居心地よくなっているのである。(三条会商店街ミニライブ、たこ焼き壺味)

京都に住むことを決めたのは、「京都に住んでみたかった」からである。 それまでもたびたび引っ越しをしてきたが、親元に住んでいたころはもちろん親の都合、会社に勤めていたころは会社の都合で住む場所が決められ、自分の意志でどこに住むかを決めたことは...

鯛の塩焼きはフライパンでやるといいのである。

鯛も「桜鯛」といわれる通り、いちおう今が旬となる。 といっても鯛の場合、年中いつでもおいしく食べられ、サンマやサバなどのように旬をすぎると急激に味が落ちるということはない。 養殖モノがわりと安く出回っているから、そのあらを煮付けたりするのは...
京都・大阪の飲食店

飲み屋は何が起こるかわからないのである。(たこ焼き壺味、酒房京子)

一杯飲んで帰るつもりが、みっちり飲むことと相成った。 飲み屋は何が起こるかわからないのである。 酒はひとりで飲んでもうまいもので、「ひとり酒」という言葉が醸すわびしさなどは全くない。 ただし肴を自分でつくることは必要で、それさえあれば、この...
京都・大阪の飲食店

すぐに鼻の下がのびるのである。(スピナーズ、てら、樹’s Bar、酒房京子)

これは酒飲みはみんなおなじだろう、飲む前は、遅くなるつもりは決してないのである。 きのうも飲みはじめたのは9時頃だったから、12時には帰って早く寝ようと思っていた。 ところがいざ飲みはじめると、決心は軽くなかったことになる。 酒飲みの習性な...
野菜料理

タケノコの季節なのである。(焼きタケノコ、若竹汁)

タケノコの小さめのを一本買い、焼きと若竹汁にした。 タケノコの季節なのである。 食い物がたのしいのは、やはり何といっても季節のものを食べることであり、移り変わっていくそれらを順に選んでいくだけで、献立などあれこれ苦心しなくても自動的に1年中...
野菜料理

春キャベツは甘くてやわらかいのである。(春キャベツと鶏肉の酒蒸し)

春キャベツと鶏肉の酒蒸しで酒を飲んだ。 春キャベツは甘くてやわらかいのである。 先日四条大宮で酒を飲んだ編集プロダクションの女性スタッフから連絡があった。 「立ち飲み屋の取材にモデルとして協力してほしい」 というのである。 立ち飲み屋で昼か...
豚肉

陰口はべつに悪くないのである。(春キャベツと豚肉のみそ炒め)

きのうは久しぶりに家で飲み、春キャベツと豚肉のみそ炒めを作った。 陰口は、べつに悪くないのである。 京都が「古都」であることは、もちろん越してくる前から承知していて、神社仏閣はそれこそ無数にあるわけだが、実際に住むようになり、そのような有形...
京都・大阪の飲食店

20代は若いのである。(四条大宮花見の会)

四条大宮の花見があり、昼から飲んだ。 20代は若いのである。 花見はカフェバー「アガリサンハロン」と喫茶店「PiPi」の主催で、去年から始まったものらしく、お客さんや関係者50~60人が集まった。 「スピナーズ」や「Kaju」、「壺味」など...
京都・大阪の飲食店

連日飲みつづけなのである。(京都・四条大宮/PiPi、壺味、てら、酒房京子)

朝と昼は喫茶店「PiPi」でビールをのみ、夜は女性二人とふたたび四条大宮で飲んだ。 連日飲みつづけなのである。 このところの連日飲みつづけ具合といったらひどいのであり、ほぼ毎日外で飲んでいる。 自分の意志で飲みに出たことも何度かあるが、それ...
京都・大阪の飲食店

「街」という家に住むのもいいのである。(京都・四条大宮/てら、壺味、Kaju、スピナーズ)

友達が訪ねてきたので四条大宮の飲み屋を案内した。 「街」という家に住むのもいいのである。 「家」は伝統的には、その中に必要な機能を全てそなえ、それを主婦が管理・運営し、というものとなるだろう。 それがいいものであることにぼくは異を唱えようと...

食事の支度は最高の酒の肴になるのである。(鯛のあら炊き)

鯛のあらを買ってあったから、ゴボウと合わせて煮付けにした。 食事の支度は、最高の酒の肴になるのである。 仕事を終えて風呂にはいり、いよいよ酒を口にする・・・。 酒好きにはたまらないひと時だろう。 この至福の時間をどのように過ごすかは、人によ...
京都・大阪の飲食店

飲み屋は「はしご」するとまた楽しめるのである。(四条大宮/スピナーズ、てら、酒房京子)

きのうはやる気が大変低下していて、食事を作る気もしなかったので外飲みした。 飲み屋は「はしご」するとまた楽しめるのである。 急にポカポカとした気候になったせいなのか、きのうはやる気がまったく出ず、仕事もやりたくなくてやりたくなくて仕方なかっ...