「マーボーカレー」は、カレーとマーボーを別々に作り、それを合わせるのだそうだ。しかしそんな面倒なことをしなくても、マーボーを作る際にカレー粉を加えれば、要はマーボーカレーになる。きのうはここに、きゅうりを入れた。これがホックリとして、またうまい。
グーグルを検索していて、「マーボーカレー」を見つけたのである。ゲームに登場する料理だそうで、レシピは、
- 普通にカレーを作ります
- 普通にマーボーを作ります
- 上記のふたつを混ぜ合わせます
- ご飯の上に適量を掛けます
- 食べます
- 「う、うまい!!」
だそうだ。
しかしカレーとマーボーを別々に作るなど面倒なことをしなくても、マーボーを作る時、S&Bカレー粉を加えれば、カレー味のマーボーになる。
夏はマーボーを多投することになるから、そのバリエーションをつけるには、まさにカレーは打ってつけだ。
このマーボーカレーに、作り始める前までは、なすを入れるつもりでいた。マーボーなすのカレー味は、なすはカレーに入れることもあるわけで、うまいのは間違いない。
でも冷蔵庫に、太っといきゅうりがあったのだ。
「これを使おう、、」
太っといきゅうりは、ちょうど冬瓜とおなじ話で、煮込んでそぼろあんかけにするとうまい。さらにきゅうりはピリ辛味が合うから、マーボーに入れると大変うまいのだ。
カレーにも合わないはずはないわけで、予定を変更することにした。
きゅうりの他に、トマトも入れることにした。マーボーにもカレーにも、トマトのさわやかな酸味はよく合うのである。
きゅうりをマーボーやカレーに入れる場合、下処理が大事になる。きゅうりはどうしても青臭さがあるからそれを取らないといけないのと、味がしみにくいから、あらかじめ少し味をつけておく必要があるのだ。
きゅうりの青臭さは皮にあるから、まずこれをピーラーで、タテに縞に剥いてしまう。全部剥けば青臭さはなくなるが、それでは見た目がきゅうりらしくないから、半分残しておくのである。
ゴーヤ同様タテ半分に切り、スプーンで種をとり除き、2センチ幅くらいに切る。
ここに1つまみの塩を振り、10分~20分置いておく。
この塩で、青臭さが抜け、ほんのりと味がつくわけだ。あとはサッと水洗いし、水気をよくふき取っておく。
フライパンに、
- ゴマ油 大さじ2
- 豆板醤 小さじ2
- カレー粉 大さじ1
- ショウガみじん切り 2センチ大
- 玉ねぎみじん切り 4分の1個分
- 豚ひき肉 200グラム
- 塩もみしたきゅうり(写真には写っていないがここで入れる)
を入れて弱めの中火にかけ、ひき肉はスプーンで押し潰してほぐしながら、4~5分じっくり炒める。
つづいてあらかじめ溶きのばしておいた、
- 味噌 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
を加え、さらに1~2分炒めて味をなじませる。
水1カップを加え、フタをして弱火で10分くらい、きゅうりが柔らかくなるまで煮る。
きゅうりを煮てから、もし時間があれば、ここで火を止めて10分でも、20分でも置いておけば、その分、きゅうりに味がしみることになる。(トロミを付けてしまうと味はしみない)
最後に火加減を中火にし、8等分くらいのくし切りにしたトマト・1個を入れ、
- 片栗粉 大さじ1+2分の1
- 水 大さじ1+2分の1
を混ぜた水溶き片栗粉を、スプーンで少しずつ加えては混ぜしながらトロミを付ける。
(トロミを付けている時間で、トマトにも火が通る)
ご飯を盛った皿によそい、青ねぎをかける。
う、うまい、、
ホックリと煮えたきゅうりに、カレーの味がバッチリしみているのが、たまらない。
きのうはあとは、とろろ昆布の吸物。
みょうがポン酢の冷奴。(一味をかける)
おとといの万願寺炊いたん。
それに、カレーのつけ合わせは、やはりキムチだ。
酒は、冷や酒。
きのうも、酒はうまかった。うまければ、飲んでしまうのは道理である。
その結果、飲み過ぎることになったとしても、それはおれのせいではなく、うまい酒のせいなのだ。
「馬鹿じゃない?」
そうだよな。
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