昼めしは、ツナとトマトの冷やしうどん。
ツナは、ほんとにエライのである。
ツナはあまりに便利で、いつも戸棚に常備してある。ツナさえあれば、まず間違いない味のさまざまな一品を、あっという間にひねり出せる。
ツナの料理における位置付けは、だいたい削りぶしと同じである。
ただしツナは、油に漬けられコッテリとしているから、中華・洋食文化に慣れた現代日本人の味覚に、よりマッチしていると言える。
まずぼくがよくやるのが和え物で、これは喫茶店「PiPi」店主マチコちゃんから学んだのだが、マヨネーズと合わせた「マヨポン和え」は、色んな野菜にとてもよく合う。
ナスの塩もみ然り、オクラ然り、インゲン然り、削りぶしにポン酢が合うようなものは、まず合うと思っていい。
それからツナは、炒めるのもよい。
ジャガイモ
や、ナス
と炒め、しょうゆで味を付けると、申し分のない一品が出来上がる。
炭水化物との相性も抜群で、ソーミンチャンプルー
は、塩コショウのほか、味付は全くいらないし、ツナのチャーハン
も、やはり塩コショウだけで、「王道」とも思える味になる。
生醤油うどんに、削りぶしの代わりにかけるのもよく、
ツナはまた、卵との相性もピカイチだから、これがまたうまい。
意外なところでは、ツナは、みそ汁のだしにするのもいい。
ちょうど豚汁的な、コッテリとした味になり、具には豚汁同様、根菜などがよく合う。
きのうの昼は、ツナの冷しうどんにトマトも入れた。
トマトとツナも、よく合うことは知れた話だ。
薬味にはおろしショウガと青ねぎ、それにみょうがを加え、生醤油と、一たらしのゴマ油をかける。
これがまた、ちょっと中華っぽい味になり、昼酒が進むのである。
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ナスのソーミンチャンプルーはわりと簡単にできるので、手軽な昼めしとしていいのである。