きのうは檀流イワシの煮付けのほかに、ナスのツナ炒めも食べた。
ナスのツナ炒めは、言われてみれば、「王道の味」なのである。
きのうは檀流イワシの煮付けの他に、ナスのツナ炒めも作り、それもとてもうまかった。
これは「PiPi」で食べたメニューが元になっている。
ナスのはさみ揚げだったのである。
ナスのはさみ揚げといえば、普通なら、鶏やら豚やらのひき肉を使うのが普通だろう。
ところがこれは、ツナと、青ねぎが挟み込まれている。それが実にうまいのだ。
ツナが、ちょっと焦げた感じになっているのが、香ばしさを増している。
このメニューは、PiPi先代のママが残したレシピだそうだ。
考えてみたら、ナスはニシンと炊いたり、じゃこ炒めにしたりは定番メニューなのだから、魚と合わせるのは王道の一つと言えるだろう。
しかし揚げ物は家ではやらない主義だから、はさみ揚げはむずかしい。ならば炒めればいいだろう。
じゃこ炒めと全くおなじ要領で、やることにしたのである。
ナス2本は5ミリ~1センチ幅くらいに切り、5~10分水に浸す。
アクを抜くのと、油を吸い過ぎないようにするためだ。
フライパンにツナ一缶と、ゴマ油少々を入れて中火にかける。
水気を拭き取ったナスを入れ、しんなりするまでじっくり炒める。
ナスがしんなりしたところで、青ねぎ一つかみを入れ、ひと混ぜしたら、しょうゆ大さじ1を鍋肌からまわし入れる。
おろしショウガや一味で食べる。
ナスがツナの油を吸うのが、またいいのである。
きのうあと食べたのは、オクラと厚揚げの吸物。
オクラは板ずりし、サッとゆでて5ミリ幅くらいに切っておく。
鍋にだし昆布と水1カップ強を入れて火にかけ、煮立ったら酒と淡口しょうゆそれぞれ大さじ1ずつで味付けし、5ミリ~1センチ厚さに切った厚揚げを4~5分、弱火で煮る。
とろろ昆布1つまみを入れてひと混ぜし、お椀によそって削りぶし少々を振り、オクラを散らす。
それにおとといの酢ダコ。
酢の物は何度も言っているように、翌日への持ち越しOKだ。
酒は、暑いから焼酎水割り。
きのうはこれを飲み、完全に出来上がり、歯磨きもして「さあ寝よう」となったところで、なじみの飲み屋の女将から呼び出しがあったのである。
「また明け方まで飲んだんだよね。」
そうなんだよ。
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檀流イワシの煮付けの味は『檀流クッキング』には書かれていないのである。