このところトマト料理が続いているのだが、きのうもまた、トマトを鶏肉と合わせて使った。
チキンとトマトのさっぱり焼きは、「王道」ともいえる味である。
「あまりにトマトが続きすぎだ」と思う向きもあるかと思うが、たしかにぼくも、そう思わなくもない。料理をブログに投稿し、人に見てもらうのだから、やはりある程度はバラエティがあるのは大事だ。
しかしどうしても、トマトを使いたくなるのである。出来上がりの味を想像すると、我慢できない。
鶏モモ肉が買ってあった。これを伏見とうがらしと一緒に、塩味ベースで焼き鳥風に焼こうかと思っていたのだ。
そう思いながらツイッターを眺めていたら、「鶏のさっぱり焼き」というのを投稿している人がいた。詳しい作り方は書かれていなかったのだが、トロミが付いていたから、おそらく甘酸っぱい味なのだろう。
「うまそうだな・・・」
作ってみようかと思い、酸味をつける材料を考えてみるに、レモンか梅干しか・・・、トマトだろう。レモンや梅干しでもおいしく出来るのは間違いないから、メニューのバラエティを考えるのなら、そちらである。
しかし鶏肉とトマトを合わせたときの味を想像すると、いかにもうまそうではないか。チキントマト煮やチキンライスが洋食の定番メニューであるように、鶏肉とトマトは相性がいい。
それを思ってしまったら、もう抗えないのだ。
チキンとトマトのさっぱり焼きを作ることにしたのである。
コク出しは、これもお世話になりっぱなしだが、オイスターソースを使う。レモン汁(ポッカレモン100)を少し加えて、さらに酸味を増すことにする。
鶏モモ肉は、表と裏に塩小さじ4分の1くらいを擦り込み、一口大に切る。皮目を下にしてフライパンに並べ、食べやすい大きさに切ったとうがらしも脇に並べたら、弱いめの中火にかける。
ガチャガチャ細かく動かさず、じっくり「焼く」のである。こんがりと焼き色が付いたところで、箸で一つ一つひっくり返し、裏面をさらに焼く。
鶏の脂が出てくるから、フライパンを傾けて、それがとうがらしにも回るようにする。
両面が焼けたところで強火にし、くし切りにしたトマト、それに合わせ調味料を入れる。
合わせ調味料は、酒とオイスターソース大さじ1ずつ、砂糖としょうゆ、おろしショウガ、レモン汁、それに片栗粉を小さじ1ずつ。
全体をサッと混ぜ、トマトがややしんなりしたところで火を止めて、味を見て塩加減する。
好みで一味を振って食べる。
これは予想した通り、「王道」といえる味である。
きのうは他のメニューも、すべて酸っぱい味になってしまった。しかし夏だから仕方ないだろう。
梅干しととろろ昆布の吸物。
お椀にとろろ昆布、削りぶし、梅干し、淡口しょうゆ、青ねぎを入れ、お湯を注ぐ。
梅干しに塩があるから、しょうゆをいつもより若干、少なめにするのがコツである。
油あげの焼いたの。
フライパンかグリルでこんがり焼き、おろしショウガと青ねぎ、味ぽん酢をかける。
酢ダコ。
キュウリは薄い輪切りにし、一つまみの塩で揉んで5分くらい置き、水で洗って水気を拭き取る。
ぶつ切りにしたタコと、食べやすい大きさに切ったワカメ、うす切りのミョウガと一緒に砂糖小さじ3、酢大さじ3、塩少々で和え、器に盛ってすりゴマを振る。
酒は、一杯目は冷や酒、あとは焼酎水割り。
きのうも例のごとく、ツイッターを相手によく飲んだ。
「ツイッターでは言葉遣いに気を付けてよ。」
そうだよな。
◎関連記事