手羽元とキャベツ、その他の野菜を中華風・水炊きにしたうどんすき。中華風水炊きは、ほんとにうまくてたまらないすよ。
とにかくハマりやすい性格なのだ。一度何かに囚われると、抜け出せなくなる。
以前はそれが、テレビだった。とにかく、消せない。休みの日など、一旦テレビをつけてしまうと延々と観だし、朝から夜寝るまで観つづけるなどというのも珍しくなかった。
それでとうとう、テレビは捨てた。おかげで生活に平穏がおとずれた、、、
はずだったのだが、代わりに現れたのが、ツイッターだったのだ。
やはり、見だすとやめられない。それでも以前は、ツイッターを見るにはパソコンを開くしかなかったから、年がら年中見ているというほどではなかった。
ところが春に、ガラケーをスマホに替えた。するといつでもどこでも、ツイッターを見ることができる。となれば、やめられなくなるわけである。
特に最近寒くなり、布団から出るのが億劫で、布団のなかでツイッターを見るようになった。このヌクヌク感とダラダラ感がなんとも気持ちがよく、1時間でも2時間でも、布団のなかでスマホをいじっているようになった。
さすがにそれでは、生活に支障をきたすのだ。
そこできのうは一念発起し、ツイッターの投稿を全部は見ないようにした。ごく限られたものだけで我慢して、布団から出るようにしたら、朝起きたあとも昼寝のあとも、わりとテキパキ段取りをこなすことができた。
「これはいい、、、」
そう思っていたのである。
夜になり、酒を飲む時間になった。
「いままで我慢していたから、夜は投稿を全部見よう、、、」
そう思い、酒を飲みながらツイッターを見はじめた。
ところがこれが、終わらないのだ。
下から上へ、時間軸に沿って見ていくと、「だいぶ見終わった」と思ったころ、また上に新しい投稿が入ってくる。見ても見ても、そのたびごとに新しい投稿が増えるから、終わりまでたどり着けない。
そうこうしているうちに、酒は進む。1杯が2杯、2杯が3杯、、、
酔いが回れば、ツイッターを見るのもなおさら楽しくなる。おかげで何とか、一番上までたどり着いたときには、目も当てられない泥酔状態、料理を作りはじめる時点で、ほとんど記憶がないほどだった。
料理を作り、また食べながら、もちろんさらに酒は飲む。
おかげできょうは、またしてもひどい二日酔い、仕事ができるかどうか、不安この上ないのである。
というわけで、泥酔しながら作ったのは、手羽元とキャベツの中華風うどんすき。
「中華風」とは、水炊きの煮汁にニンニクを入れ、タレのぽん酢にラー油とゴマを入れるもので、これが「毎日食べてもいい」と思うくらい、うまいのだ。
「手羽元とキャベツ」は、自炊隊で似たのを見て、食べたくなった。せっかくだからやや洋風に、じゃがいもと玉ねぎも入れた。
でもさらに、ニラやシメジも加えたから、「洋風」というわけでもない。
うどんは、中華風の味つけでも、死ぬほど合う。
鍋に、
- ニンニク 2~3かけ
- 包丁の腹で押しつぶしたショウガ 2センチ大ほど
- だし昆布 10センチほど
- 酒 2分の1カップほど
を入れて水を張り、中火にかける。
続いて、
- うすく塩コショウをすり込んだ手羽元 8本
を入れ、煮立ってきたらサッとアクを取って弱火にし、20~30分、じっくり煮る。
- 大きめのざく切りにしたキャベツ 4分の1玉
- 1センチ厚さくらいに切ったじゃがいも 2個
- 細切りにしたニンジン 5センチほど
- うどん 1玉
を入れ、さらに5分ほど、じゃがいもが概ねやわらかくなるまで煮る。
最後に、
- ばらしたシメジ 2分の1袋
- ざく切りにしたニラ 2分の1把
を入れ、サッと煮て食卓へ出す。
タレは、
- ぽん酢
- 青ねぎ
- ラー油
- ひねり潰したゴマ
- 粗挽きコショウ
これは、ほんとにたまらない。
中華風水炊きは、ふつうの日本風水炊きより、絶対うまい。
鶏肉と、キャベツ、じゃがいもも、またよく合う。
酒は、焼酎水わり。
きのう飲み過ぎたから、きょうはもう、酒は見たくもない気分。でももちろん、昼飯を食うときには、たぶん飲むのだ。
飲まないと、どうやって食事を食べたらいいか、おれはよく分からないのである。
「やればできるよ。」
そうだよな。
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