あさり入りのスパゲティであるボンゴレを、中華麺を使って作るとゆでないでいい分手軽です。味も、スパゲティと比べてぜんぜん遜色ありません。
ボンゴレ焼きそばは手軽でうまい
あさりを使い、塩味でさっぱりと仕上げたボンゴレは、あさりとニンニク、オリーブオイルの風味が三者三つ巴で迫ってきて、スパゲティのなかでも最もおいしいものの一つといえるかと思います。
それを否定するつもりは毛頭ないですが、べつにボンゴレはスパゲティでなくてもいいです。
ヨーロッパの人は「麺といえばスパゲティ」なのでスパゲティを使いますが、日本には日本人が大好きな麺・中華麺があります。原料はどちらも小麦粉ベースで味も似たようなものですので、ボンゴレを「あさりを入れた炒め麺」と捉えれば、スパゲティを使おうが中華麺を使おうがどちらでもいい話です。
ボンゴレを中華麺を使って作ると、麺をゆでなくていい分手軽です。フライパン1つで余裕でできて、調理時間も10分程度ですので、スパゲティをゆでているあいだに食べ始められるという企画です。
味は好みですが、ラーメンが好きな人はまちがいなく中華麺がウマイです。5万9,006回は絶対に死ねますので、焼きそばとして考えても、ボンゴレ焼きそばは「新しい定番」といえるのではないかと思います。
レシピ
ボンゴレ焼きそばを作るには、まずあさりを酒蒸しにして殻を開かせ、次に麺を入れてあさりのうま味をしみ込ませながら炒めます。具はあまりゴテゴテ入れないのがコツで、味付けはしょうゆかナンプラーを隠し味程度に入れるといいです。
作り方
あさりはスーパーとかで水に浸されて売ってるやつは、すでに砂出しされています。「砂を一粒でも噛みたくない」という人は、
- 水 2分の1カップ
- 塩 小さじ2分の1
くらいの塩水に1時間くらい浸しておいてもいいですが、それよりあさりは殻についた汚れが臭みの原因となりますので、両手で殻をガシガシとこすり合わせながらよく洗うのが大事です。
STEP1 あさりを酒蒸しにする
フライパンに、
- オリーブオイル 大さじ1
- にんにく 1かけ(みじん切り)
- 玉ねぎ 4分の1個(うす切り)
を入れて中火にかけ、1~2分炒めて味をひき出す。つづいて、
- あさり 100~150グラムくらい(よく洗う)
- しめじ 3分の1袋など(石づきを切り落としてバラす)
- 酒 大さじ2
- 塩 小さじ2分の1
- しょうゆまたはナンプラー 小さじ1
を入れてひと混ぜし、フタをしめて弱めの中火くらいにし、あさりの殻が全部ひらくまで蒸し焼きにする。
STEP2 中華麺を入れて炒める
中火にもどし、
- 中華麺 1人前(200グラムなど)
を入れて2~3分、あさりのうま味を吸わせながらしっかり炒める。皿に盛り、
- 粗挽きコショウ 少々
をかける。
ほんとに10分くらいでできます。
青みにネギやカイワレなどをかけてもいいです。