一人用のアルマイト製小鍋は、ちょこちょこと使っている。
置かれている調理器具がいちいち気に食わない実家なのだが、この小鍋を買ったおかけで、料理のやる気がたしょう復活したのはたしか。
小鍋だから、鍋料理はもちろん作れる。
鍋料理といえば、やはり豚肉の肉豆腐。
豚肉と豆腐の相性はバツグンだから、ただの湯豆腐より絶対うまい。
しかもこれを激辛にすると、マーボー豆腐でおなじみの組み合わせとなるわけで、まさにゴールデンなのである。
というわけで、中華風・激辛肉豆腐。
わりと簡単にできるから、辛い料理が好きな人は写真作ってみるのがおすすめだ。
ポイントは、まず豆腐に厚揚げを使うこと。
普通の豆腐より厚揚げのほうが、いうまでもなく味がよくしみる。
それから豚肉は、バラ肉を使う。
煮込む場合、バラ肉だと硬くなりにくいからである。
その他の具は、好きなものを入れればいいのだけれど、今回はネギと小松菜、それに水煮のメンマ。
メンマは炒め物につかうと、タケノコとはちがった感じでまたうまい。
あとアルマイトなどの鍋は、テフロンのフライパンに比べれば、炒めると焦げ付きやすいのはたしか。
でも弱火でやれば、それほど焦げ付くことはないから心配いらない。
鍋に、
- ゴマ油 大さじ1
- ニンニク 1~2かけ(みじん切り)
- 豆板醤 大さじ1
- 豚バラうす切り肉 80グラムとか
を入れて弱火にかけ、5分くらい、ニンニクがきつね色になり豚肉の脂がじんわりと出てくるまでじっくり炒める。
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- オイスターソース 小さじ1
を加えてひと混ぜし、
- 水 1カップ
を入れて煮立てて、
- 厚揚げ 2個(=1袋。1センチ厚さくらいの食べやすい大きさに切る)
- メンマ 3分の1袋とか
を入れ、5分くらい、コトコトと弱火で煮る。
- 長ねぎ 3分の1本とか(ななめ切り)
- 小松菜 1~2株(ざく切り)
を加え、しんなりしたら、
- 片栗粉 大さじ1+2分の1
- 水 同量
を混ぜながら少しずつ加えてトロミをつける。
- 酢 小さじ2
を入れてひと混ぜし、
- 粗挽きコショウ たっぷり
をかけて、食卓に出す。
これは、タマラナイっすよ。
唐辛子と粗挽きコショウのダブル香辛料でハフハフと辛い汁が、豆腐にしみ、さらにまとわりついて、3,321回くらいは死ねます。
そしてこの中華風・激辛肉豆腐、酒にはまさに「これ以上ない」といえる相性なのだ。
これで「飲みすぎない」と言うのなら、僕はビックリして逆立ちし、町内を一周してしまうと思う。
「一周して」
そうだよな。