ゴーヤは唐辛子とよく合うのだ。ピリ辛の家常豆腐に入れると493回死ねる。
ゴーヤが唐辛子によく合うのは、おなじウリ科のキュウリのことを考えてみればわかる。キュウリは韓国でキムチにもするわけで、ピリ辛味との相性はとてもいい。
そしてゴーヤは豆腐、および豚肉との相性も、ゴーヤチャンプルーの名トリオであることからも分かる通り非常にいい。
となれば豚肉と揚げた豆腐をピリ辛味で煮込む家常豆腐(ジャーチャンドウフ)に入れない手はないのである。
家常豆腐を作る際には厚揚げを買うと手間が省ける。きょうは豆腐を買ってしまってあったため自分で焼いたが、それも別にむずかしい話ではない。
作り方は、中華だから多少調味料などは多めになるが、むずかしいことはない。弱めの火でゆっくりやれば、失敗することもないはずだ。
作り方
フライパンにサラダ油・大さじ1を入れて弱めの中火くらいにかけ、2センチ厚さくらいに切った木綿豆腐・2分の1丁をじっくり焼く。
片面に5分くらいかかると思うが、両面にこんがりと焼色がついたら取り出しておく。
あらためてフライパンに、
- サラダ油 大さじ1
- ニンニク 1かけ (みじん切り)
- 豆板醤 大さじ1
を入れて強めの弱火くらいにかけ、2~3分じっくり熱して味をひき出す。一旦火を止めて、豚こま切れ肉・100グラムくらいを食べやすい大きさに切って広げて入れ、塩・小さじ4分の1を振って弱めの中火くらいにかける。
ちなみに肉を炒める場合は、火は弱めの方がいいのだ。火が強いと肉が硬くなるからだ。
肉にだいたい火が通ってきたくらいのところで、ゴーヤ・2分の1本(タテ半分に切り、スプーンでわたをかき出して5ミリ幅くらいに切る。ゴーヤは煮込むわけだから、厚めに切ったほうがウマイ)を入れ、1~2分炒めて味をからめる。
- 水 1カップ
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ1
- 薄口しょうゆ 大さじ1
- オイスターソース 小さじ1
を入れて煮立て、弱火でフタをして2~3分煮込んだら、玉ねぎ4分の1個(1センチ幅くらいのくし切りにする)を加え、さらに1~2分煮る。
- 片栗粉 大さじ1
- 水 大さじ1
の水溶き片栗粉を混ぜながら少しずつ加えてトロミをつける。
- 酢 小さじ1
- ゴマ油 小さじ1
をたらして火を止め、皿に盛って粗挽きコショウをたっぷりかける。
これは、まじでウマイのだ。
ご飯が236杯くらいは食べられる。
そして今朝も、このゴーヤの家常豆腐はまちがいなく酒にも合うというのに、「朝だから」というだけの理由で飲まなかったわけである。
朝だから飲まないというならば、夜だって飲まないとなりかねないわけであり、僕は非常に危ない道を歩んでいるように感じる。
「危なくないよ」
そうだよな。