鶏肉はインドカレーの具として王道。ならばカレーピラフの具にするとうまいのは、当たり前だのクラッカーだ。
味つけはしょうゆなどを加えてコクをつけ、トマトを入れる。トマトのコクと酸味は、カレーとは鬼に金棒、阿吽の呼吸、泣きっ面に蜂というくらいよく合うのだ。
作るのはまったく難しくないのだけれど、一つ気をつけないといけないのは、水の量。トマトにかなりの水があるから、それを計算に入れて今日は水をいつもより少なくしたつもりだったのに、まだ多かった。
下のレシピではそれより少なくしたけれど、もしかしたらまだ多いかもしれないのである。
しかし、いいのだ。ピラフは水が少なすぎると、焦げ付いてしまっておいしくなくなる。でも水が多い分には、ただリゾットになるだけだ。
どうせ失敗するのなら、水が少なすぎるより、多いほうが失敗が少ないというわけだ。
作り方
フライパンにオリーブオイル大さじ1と、表と裏に計小さじ4分の1ほどの塩とコショウ少々をすり込んで、2センチ大くらいに切った鶏もも肉100グラムくらいを皮を下にしていれて弱めの中火くらいにかける。
5分くらい、皮に軽く焼色がつくまで焼いたら、
- ニンニク 1かけ
- 玉ねぎ 4分の1個 (みじん切り)
を5分くらい、火を少し弱めてさらに炒める。
米2分の1カップを洗わずにそのまま入れて油を吸って透き通ってくるまで1~2分炒め、カレー粉小さじ2を入れて1分ほどさらに炒める。
- 水 4分の3カップ
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 薄口しょうゆ 大さじ1
- オイスターソース 小さじ1
- トマト 1個 (8等分のくし切り)
を入れて中火にし、鍋を揺すって混ぜながら1分くらいしっかり煮立てたらフタをして、弱火で25分炊く。
パセリのみじん切りをかけて食べる。
これはウマイ……。
「普通においしいカレー」の味で、348回はまちがいなく死ねる。
しかもこのやり方だとご飯までいっしょに炊けるから、カレーライスを作るより全然ラクだ。
ところが今朝も、これはまちがいなくビールに合うというのに飲まなかったという体たらく。
「朝だから飲まない」などというのは言い訳にしか過ぎないわけで、こんなことをしていては、僕はそろそろ本当に「卑怯者」と呼ばれるのではないかと思う。
「誰も呼ばないよ」
そうだよな。