洋風料理でトマト味は定番中の定番。リゾットも、トマト缶を使えば手軽にできて、293回は死ねます。
米を使ったトマト味の洋風料理といえば、まず思い出すのはチキンライス。炊いたご飯をケチャップで炒めるこの料理、昭和の初期に日本で発明されたそうです。
洋風に作ろうと思うのなら、やはり生米を炒めることになるわけで、そこにトマト缶をぶち込んでしまえばとても簡単。
味出しにウインナーを使えば、大変おいしいものになります。
トマト缶を中途半端に余らせるのも何なので、1缶まるまる使った場合、チキンライスというよりは汁気が多いものになります。でもそれは「リゾット」なので、問題なし。
トマト缶は粘り気があり、米にしみにくいため、さらに水を加えるのがポイントです。あとはウインナーは、「シャウエッセン」「アルトバイエルン」級のちょっといいめのが、やはり味はよくなります。
作り方
フライパンに、
- オリーブオイル 大さじ1
- ニンニク 1かけ (みじん切り)
- 玉ねぎ 4分の1個 (みじん切り)
- ウインナー 2本 (3ミリ幅くらいの小口切り)
を入れて強めの弱火くらいにかけ、5分くらい、玉ねぎの水気を飛ばしながらじっくり炒めて味をひき出す。
つづいて洗わない生米・2分の1カップを入れて、さらに1~2分、米が油を吸って透き通ってくるまで炒める。
- カットトマト 1缶(=400グラム)
- 水 2分の1カップ
- 塩 小さじ4分の1
- コショウ 少々
を加えて中火にし、鍋を揺すって混ぜながら1分ほどきちんと煮立てる。
そのあとフタをして弱火にし、25分炊く。
皿に盛り、粗挽きコショウとパルメザンチーズ、それにパセリみじん切りをかけて食べる。
これは、ウマイ……。
ウインナーでばっちりコクがあるトマト味の汁を吸った米は、293回くらいはまちがいなく死ねるおいしさ。
トマト缶を使っているので、ケチャップの変な甘みがないのもいいです。
そしてこれは、まちがいなくビールが合うにもかかわらず、「朝だから」というだけの理由でまたしても飲まなかった僕。
こんなことを続けていたら、僕はダメになってしまうのではないかと心配です。
「ならないよ」
そうだよな。