洋風トマト肉じゃがとは、オリーブオイルを使ったトマト味の肉じゃがです。角切りのゴロゴロ肉を入れると最高にウマイです。
ここでは、洋風トマト肉じゃが・角切り豚肉編を作るポイントおよびレシピを紹介します。
洋風トマト肉じゃが・角切り豚肉編とは?
洋風トマト肉じゃがとは、オリーブオイルを使ったトマト味の肉じゃがです。角切りのゴロゴロ豚肉を入れると最高にウマイです。
以前紹介した「肉じゃが酢豚風」とは調味料と材料が少し違うだけですが、「定番」といえる安定した味で、2億5回くらい食べても飽きませんので、改めてレシピを紹介します。
洋風トマト肉じゃがとはオリーブオイルを使ったトマト味の肉じゃが
洋風トマト肉じゃがとは、オリーブオイルを使ったトマト味の肉じゃがです。こちらの記事
で紹介した、「洋風肉じゃが」とほとんど同じものですが、材料の豚肉に角切りのゴロゴロとしたやつを使い、味つけにトマトを加えたものです。
トマト味は、南ヨーロッパ料理の代表的な味つけの1つであるわけで、ジャガイモとの相性も申し分ありません。南ヨーロッパ料理では、トマト味の煮込み料理を作る場合、ローリエをはじめとする独自の調味料を使いますが、それらを使わなくても、酒やみりん、酢など、日本でよく使われる調味料のみを使用して、問題なくおいしくできます。
ただし、にんにくは絶対に入れることが必要だと思います。
にんにくを使わないと、トマト味をおいしく整えることは難しいです。
角切りのゴロゴロ豚肉を入れると最高にウマイ
南ヨーロッパの料理では、豚肉はナマのものはあまり使わず、塩漬けにしたものとか、ウインナーやベーコンなどに加工したものを使うと思いますけど、ナマの豚肉でも下味をつけ、さらに片栗粉をまぶしてから炒めれば全く問題なくおいしくできます。
豚肉は、「カレー・酢豚用」として角切りにされたのを買ってくるのが手軽さとしては一番です。また、肩ロースの塊肉を2センチ大くらいに自分で切るのでもいいです。
「肉じゃが酢豚風」とは調味料が少し違うだけ
実は、この洋風トマト肉じゃが・角切り豚肉編は、「鶏肉とウインナーの肉じゃがミネストローネ風」や「肉じゃが酢豚風」と、材料や調味料が少し違うだけでほとんど同じです。肉じゃがは、にんにくを使用すれば、洋風・中華風のさまざまな味にほとんど同じ作り方で展開することができるからです。
ただし、この洋風トマト肉じゃが・角切り豚肉編は、「定番」といえる安定した味で、2億5回くらい食べても飽きないです。そのため、改めてレシピを紹介することにしました。
洋風トマト肉じゃが・角切り豚肉編を作るポイント
洋風トマト肉じゃが・角切り豚肉編を作るポイントは、
- 豚肉に火を通しすぎない
- 酢を強めにきかせる
- 片栗粉でトロミをつける
の3点です。
ポイント1 豚肉に火を通しすぎない
第1のポイントは、豚肉にを通しすぎないことです。火を通しすぎると、豚肉が固くなるからです。
豚肉は、炒めたあと煮込みますので、心配しなくても火は十分通ります。炒めるのは、豚肉の脂を出すことが目的ですので、かるく焼き色がつく程度でいいです。
ポイント2 酢を強めにきかせる
酢は、強めにきかせるとまたウマイです。酸味のあるジャガイモ料理「ジャーマンポテト」があるくらいですので、じゃがいもと酸味はよく合います。
ポイント2 片栗粉でトロミをつける
最後に片栗粉でトロミをつけると、うまみが具材に絡まってたまらなくウマイです。
本格的な洋風の料理では片栗粉でトロミをつけることはありませんが、これは「なんちゃって洋風料理」となりますので、どこの国のものであっても便利な手法は気にせず使います。
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洋風トマト肉じゃが・角切り豚肉編 レシピ
それでは、洋風トマト肉じゃが・角切り豚肉編のレシピを紹介します。作る工程は、
- 豚肉をじっくり炒める
- 野菜を炒める
- 調味料と水を入れて煮込む
- 片栗粉でトロミをつける
の4工程です。
作る上でのポイントは、火を弱めにすることです。火が強すぎると、具材を焦がしてしまったりしていいことがありません。
火加減は、水を煮立てるとき以外は、炒めるときも煮込むときも「弱めの中火」くらいです。
ステップ1 豚肉をじっくり炒める
フライパンに、
- オリーブオイル 大さじ1~2
- にんにく 1かけ(みじん切り)
- 豚肉 150グラムくらい(カレー・酢豚用の角切りにされているものを購入するか、肩ロースの塊肉を自分で2センチ大ほどに切り、塩・コショウ・酒・しょうゆそれぞれ少々をもみ込んで、片栗粉小さじ1くらいをまぶし付ける)
を入れて弱めの中火にかけ、豚肉にかるく焼き色がつくまで3~4分じっくり炒める。みじん切りのにんにくはその際にすこし焦げますが、にんにくは「焦がしにんにく」があるくらいなので、多少焦げても問題はありません。
ステップ2 野菜を炒める
つづいて、
- じゃがいも 1~2個(2センチ大程度に切る)
- ニンジン 2分の1本(1センチ幅くらいに切る)
- 玉ねぎ 2分の1個(2センチ幅くらいのくし切りにする)
を入れて2~3分炒めて油を絡ませ、
- トマト 1個(ざく切り)
を入れ、トマトの形が崩れてくるまで、トマトが鍋肌に当たるようにしながら2~3分じっくり炒める。
ステップ3 調味料と水を入れて煮込む
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ1
- 酢 大さじ1
- ナンプラー 小さじ1(オイスターソースでもいいですが、ナンプラーの方が色が薄いためトマトの赤い色が濁りにくいです)
を入れ、30秒ほど炒めて味をなじませる。
- 水 200cc
- 鶏ガラスープの素 小さじ1
- 塩 小さじ4分の1くらい
- テーブルコショウまたは白コショウ 5振りくらい
を入れ、火を強めて煮立てたら、フタをして弱めの中火で10分煮る。
ステップ4 片栗粉でトロミをつける
味をみて、塩気が足りなければ塩を加え、一度火を止めてから、
- 片栗粉 大さじ1
- 水 大さじ1
を溶きまぜた水溶き片栗粉をまわし入れ、ジャガイモを崩さないよう気をつけながらやさしく混ぜる。
ふたたび弱めの中火をつけ、トロミがしっかりと付くまで1分ほど炒めて皿に盛る。
グリーンピースと粗挽きコショウをかけて食べる。
まとめ
洋風トマト肉じゃがは、肉じゃがを作ったことがある人なら基本的に同じ作り方で手早く作ることができますし、作り方は簡単なので、初心者でも大きくは失敗しないと思います。
でありながら、味は、校庭を54周ほどしてしまうほどおいしいです。
ぜひチャレンジしてみてくださいNE!