鶏肉のトマト肉じゃが・ミネストローネ風 ~スープ仕立てのやばいやつ

反和食レシピ

「鶏肉のトマト肉じゃが・ミネストローネ風」とは、鶏肉のトマト肉じゃがをスープ仕立てにしたヤバイやつです。ほっこりとしたやさしい味で、4万8,008億回ほど死ねます。手近にある調味料で初心者でも失敗なく作れますYO!

トマト肉じゃが・ミネストローネ風とは?

トマト肉じゃが・ミネストローネ風とは、トマト肉じゃがをスープ仕立てにしたヤバイやつです。おそらく、4万8,008億回ほど死ねることと思います。

肉じゃがをトマト味にするためには、味のベースを洋風にすることが必要です。トマトは、醤油味との相性があまり良くない一方で、「オリーブオイル+にんにく」の味にはブリリアントに合うからです。

通常の煮物としてトマト肉じゃがを作ってもまちがいなくおいしいです。
しかし、筆者 高野はトマト肉じゃがを作ろうとして、酔っ払っていたために、誤って水を入れすぎてしまいました。するとビックリ、ほっこりとしたやさしい味のミネストローネ風スープになり、「何コレ、まじヤバイ、死ねるじゃん~」ということになりましたので、ここで紹介する次第です。

鶏肉のトマト肉じゃが・ミネストローネ風を作るポイント

トマト味には、サッパリとした鶏肉がよく合います。ただし、鶏肉だけだとコクが足りなくなりますので、ウインナーを加えることがポイントです。

また、調味料は、洋風のトマトスープを本格的に作る場合は、ローリエや、タイムやオレガノなどのハーブが使われます。
しかし、これらの普段はあまり使わない調味料をわざわざ購入しなくても、酒、みりん、酢、ナンプラー(またはかつおだし)およびコショウの、通常和食で使用される調味料を使うだけで全く不足なくおいしくできます。

今回のレシピでは、片栗粉を使用してスープにトロミをつけています。
スープにトロミがあるのがいいかは好みによって分かれるところで、ミネストローネには通常トロミはつけないと思います。
ただし、今回のは、通常のミネストローネとは異なり肉を使っていますので、トロミをつけると「チキントマト煮」っぽいコッテリとした感じになってとてもいいです。

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鶏肉のトマト肉じゃが・ミネストローネ風 レシピ

今回のレシピでは、青みにブロッコリーを使っています。ブロッコリーは、いっしょに煮込んでしまうとクタクタになってしまうため、先にサッと塩ゆでし、最後に加えるようにします。
ただし、青みにグリーンピースを使用すれば、最後に器に盛ってから加えるのでかまいません。

また、コショウは2度入れします。コショウは、煮込む際にいれると味の芯となり、また最後に加えると風味がつき、入れるタイミングによって役割が異なるからです。
煮込む際に入れるコショウは、見た目に目立ちにくい白コショウの細挽きやテーブルコショウ、最後に加えるのは風味が出やすい粗挽きの黒コショウと、使い分けるのがいいです。

ジャガイモの煮込み時間は「10分」です。
これさえ守れば、初心者でも大きな失敗はないと思います。

1. ブロッコリーをゆでる

鍋に、塩1つまみを入れた水を沸かし、

  • ブロッコリーの穂先 2分の1株分くらい(食べやすい大きさに切る)

を入れ、1分ほど硬めにゆでてザルに取出す。

ブロッコリーは、茎はできるだけ入れないよう、穂先の部分だけカットするのがおいしいです。
茎は、もったいないと思ったら炒めれば食べられますが、大しておいしくもないうえに、そもそもブロッコリーは茎を食べるために買うものではありませんので、捨ててしまってかまいません。

2. 鶏肉の皮をじっくり焼く

フライパンに、

  • オリーブオイル 大さじ2
  • にんにく 1かけ(みじん切り)
  • 鶏モモ肉 1枚(200グラムなど。両面に塩・コショウそれぞれ少々をすり込んで1口大に切り、片栗粉小さじ2くらいをまぶし付けておく)

を、鶏肉は皮を下にして入れ「強めの弱火」くらいにかけ、5分程度、鶏肉の皮がきつね色になるまでじっくり焼く。

にんにくはこの際に焦げますが、焦がしにんにくはおいしいので問題ありません。

3. ウインナーと野菜を加えて炒める

鶏肉をひっくり返し、

  • ウインナー 3本(シャウエッセンかアルトバイエルンを選ぶのがすすめ。ウインナーは価格によって驚くほど味がちがうため)

を加えて「弱めの中火」くらいにし、1分くらいさらに焼いたら、

  • 生トマト 2分の1個~1個(大きさにより。ざく切りにする。皮はむかなくていいです)

を加えてさらに1~2分炒める。
つづいて、

  • ジャガイモ 1~2個(大きさにより。皮をむいて2センチ大くらいに切る)
  • にんじん 2分の1本(1センチ厚さくらいに切る)
  • 玉ねぎ 2分の1個(1センチ幅くらいのくし切りにする)

を加え、2~3分炒める。

4. 水と調味料を加えて煮込む

  • 酒 大さじ2
  • みりん 小さじ2
  • 酢 小さじ2
  • ナンプラー 小さじ1

を入れ、1分ほど炒めて味をなじませる。

  • 水 400cc
  • 鶏ガラスープの素 小さじ2
  • 塩 小さじ4分の1
  • コショウ 2~3振り

を入れ、煮立ったらフライパンのフタをして、「弱めの中火」くらいでしっかりと煮立てながら10分煮る

5. 片栗粉でトロミをつける

ゆでておいたブロッコリーを戻し、30秒くらい煮立てて温める。
一度火を止め、

  • 片栗粉 大さじ2
  • 水 大さじ2

の水溶き片栗粉をまわし入れてよく混ぜる。
ふたたび弱めの中火をつけ、混ぜながら火を通してしっかりとトロミがついたら皿に盛る。

粗挽き黒コショウをかけて食べる。

まとめ

ほっこりとしたやさしい味の鶏肉のトマト肉じゃが・ミネストローネ風、マジでヤバイため、作り出すとハマってしまい、連続して作る人もいるはずだと思います。ちなみに、炭水化物はジャガイモがありますので、ご飯を添えずにこれだけ食べれば、カロリー的にもバッチリです。
わりと手軽にできますので、ぜひ試してみてくださいね!

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