2万3,006回は死ねる!きゅうりと牛ひき肉のあんかけ炒め

反和食レシピ

サラダに入れるか、漬物にするかが定番のきゅうりですが、「何かほかの使い方はないのか」と思う人も絶対いるはず。じつは、何を隠そう、きゅうりは炒めたり煮たりしてもウマイのだ。今回は、きゅうりと牛ひき肉のあんかけ炒めの作り方を紹介します。

 

きゅうりと牛ひき肉のあんかけ炒めがおいしい理由

きゅうりと牛ひき肉のあんかけ炒めがおいしい理由は、きゅうりは炒めるとウマイからです。また、炒めがきゅうりが、牛肉とは死ぬほど合います。

理由1 きゅうりは炒めるとウマイ

きゅうりが炒めると、そして煮てもウマイということは、公然の秘密と言っていいでしょう。知る人ぞ知る真実で、初めて食べた人は「なるほど!」と、ポンと膝を打つのは、ほぼ確実。

ひとことで言えば、きゅうりは「ウリ科」なのです。ウリ科といえば、瓜はもちろんのこと、冬瓜、ゴーヤー、いずれも煮たり、炒めたりして食べます。

ウリ科のものは、火を通すと、サッパリ・コックリと夏らしい味になるのが特徴。じつは、きゅうり君も、その仲間の一員なのでした。

理由2 炒めきゅうりは牛肉&エリンギとよく合う

瓜や冬瓜を煮る場合、「鶏肉のそぼろあんかけ」は定番料理の1つです。ウリ科のサッパリとした味と、肉のコッテリとした味が、よく合うからです。

きゅうりは特に、肉のなかでも「牛肉」が、本当によく合います。濃厚なコクがある牛肉と、サッパリとしたきゅうりは、黄金の取り合わせだと言えます。

ここに、さらに「エリンギ」を入れると、もう最高。火を通したきゅうりとエリンギの食べ応えは似たもの同士で、でありながらそれぞれの持ち味がよく補い合って、例えてみれば、「辻ちゃん&加護ちゃん」みたいです。知りませんが。

きゅうりと牛ひき肉のあんかけ炒めを作るポイント

きゅうりと牛ひき肉のあんかけ炒めを作るポイントは、まず、きゅうりをじっくり炒めること。それから、きゅうりは食べ応えのみで、味が全くありませんので、豆板醤とショウガでアクセントをつけることです。

ポイント1 きゅうりはじっくり炒めてから煮る

きゅうりは、じっくり炒めてから煮ることが、まずポイントです。きゅうりは水分が多いため、そのままだと煮ても味が入りにくいです。炒めることできゅうりの水分を抜き、味が入りやすくします。

きゅうりは、ゴロゴロと大きく切ったのを煮ると、またおいしいです。ただし、大きく切ったきゅうりに味を入れるには、やはり下ゆでしないといけないです。下ゆでなしで作るには、きゅうりの幅は1センチくらいが限界だと思います。

ポイント2 豆板醤とショウガでアクセントをつける

炒め煮したきゅうりの持ち味は、あくまでコックリ・サッパリとした食べ応え。味は全くありません。なので、味つけは濃い目にし、アクセントをつけるのがポイントです。

今回は、基本は醤油味で、豆板醤とショウガでアクセントをつけてあります。豆板醤は、今回は少なめですが、ガッツリ入れてマーボー的にしてもいいです。

きゅうりと牛ひき肉のあんかけ炒め レシピ

きゅうりと牛ひき肉のあんかけ炒めを作るには、まず炒め、それから煮込む2段階。別に難しいことはありませんので、レシピ通りにやれば、失敗もそうはしないと思います。

STEP1 牛肉と野菜をじっくり炒める

フライパンに、

  • ゴマ油 大さじ1
  • 牛ひき肉 100グラムくらい
  • にんにく 1かけ(みじん切り)
  • ショウガ 親指の先大(みじん切り)
  • 玉ねぎ 4分の1個(みじん切り)
  • 豆板醤 小さじ1

を入れて中火にかけ、2~3分じっくり炒める。

つづいて、

  • きゅうり 1本(タテ半分に割り、5ミリ~1センチ幅くらいの斜め切りにする)
  • エリンギ 1本(まずヨコ半分に切り、さらにタテ半分に切って、3ミリ幅くらいにタテに切る)

を入れ、さらに3~4分、きゅうりがしんなりとしてくるまで、じっくり炒める。

STEP2 調味料と水を加えて煮る

きゅうりがしんなりとしてきたら、

  • 酒 大さじ1(紹興酒だとさらにウマイです)
  • みりん 大さじ1
  • しょうゆ 大さじ1
  • オイスターソース 小さじ1
  • コショウ 少々

を入れて、さらに30秒くらい炒め、

  • 水 300cc
  • 鶏ガラスープの素 小さじ1(無添加がウマイです)

を入れる。

煮立ったら火を弱め、5分くらいコトコト煮たら、

  • 片栗粉 大さじ1
  • 水 大さじ1~2

の水溶き片栗粉を、混ぜながら少しずつ入れて、トロミをつける。

まとめ

この、きゅうりと牛ひき肉のあんかけ炒め、ご飯を添え、粗挽きコショウをかけて食べると、もう最高。

2万3,006回くらいは死ねます。

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