すまし汁はニンニクを加えると大変ウマイです。具材にあさりを使うとまたニンニクとよく合いますし、一瞬でできますのでオススメです。
あさりのすまし汁はニンニクを入れるとウマイ
すまし汁にニンニクを入れるとうまいのは、京都にいたときよく行った大阪にある居酒屋の、在日コリアンの大将から教えられました。ニンニクはコッテリとしたイメージがありますのですまし汁とは「水と油」な感じがしますが、実際に作ってみると大変うまく、筆者はすまし汁はもうよっぽど気取ったもの以外はニンニクなしでは作りません。
日本の基本調味料である「砂糖としょうゆ」にニンニクを加えるとうまいのは、在日コリアンの発明です。焼肉のタレはその代表格で、日本でも大人気の味ですので、焼肉のタレのうす味版であるニンニク入りのすまし汁がうまいのも道理です。
ただし砂糖としょうゆにニンニクを加える場合、必ずスパイスを入れるのがポイントです。
ニンニクには広がりがある独特の甘い風味があります。砂糖をしょうゆとあわせて使うとおいしいように、ニンニクはスパイスを合わせることで味が引きしまります。今回は粗挽きコショウをふりましたが、一味とうがらしをたっぷり目にふるのでもOKです。
今回はすまし汁の具材にあさりを使いました。ボンゴレでわかる通りあさりとニンニクはよく合います。
またあさりはいいダシが出ますので、十分な量のあさり(水200ccに対してあさり100グラムが目安)を使えばほかにダシを使う必要がありません。一瞬でできてしまいますのでたいへん手軽でオススメです。
レシピ
あさりはスーパーなどで水にひたされて売られているのはもう砂出しされています。砂出しが必要と思われる場合には、水100ccに塩小さじ2分の1を加えた塩水に1時間くらいつけておきます。
作り方
鍋に、
- あさり 200グラムくらい(両手でガシガシとこすりながらよく洗う)
- ニンニク 1かけ(うす皮をむいて叩きつぶす)
- しめじ 少々(石づきを切り落としてほぐす)
- 水 400cc
- 酒 大さじ2
- しょうゆ 小さじ2
を入れて、中火にかける。
出てきたアクをスプーンなどですくいながらあさりの殻が全部ひらくまで煮て、最後に味をみて塩を加える。
粗挽きコショウをかけて食べます。あまりに簡単でウマイので、くせになるのは間違いないです。