和風ペペロン味の野菜炒め。普通の野菜炒めが一気にオサレな味になるのでおすすめなのだ。
一人暮らしで自炊をするという場合、野菜炒めは定番メニューの一つになるのではないか。豚肉と色々な野菜を炒め、塩コショウにトリガラスープの素、それにしょうゆで味付けする・・・。そこそこおいしく、ご飯のおかずにもバッチリなり、栄養バランスもきちんと取れる。
しかし味つけが毎回同じだと、飽きてもくるというものだ。そこでおすすめなのが、「ペペロン」・・・。
きのう作ったこのペペロン野菜炒め、野菜炒めを作るのと手間はまったく変わらないのに、一気にオサレな味になるのである。
要は、まずオリーブオイルを使うのだ。これだけで、野菜炒めがワンランクグレードアップする。そこに、ニンニクと赤唐辛子、塩コショウで味付けするのがペペロン味。
ただしこれだけだと、イマイチご飯のおかずにならない。そこでみりんとしょうゆをちょっと入れ、「和風ペペロン」に仕立てあげる。
きのうは僕も、残りもの整理だったのだ。入れた野菜は冷蔵庫から救出しなければいけなかった、水菜とキャベツ、あとはコクの玉ねぎに歯応えのタケノコ、それにミニトマト。
野菜はべつにどんなものでもいいと思う。ペペロン味は、要はイタリア料理の基本の味なのだから、万能と思っていいはずだ。
しかしここにトマトがあったのは特によかった。イタリアの味にトマトが合うのは言うまでもないわけで、さわやかな酸味でさらにワンランク、味がバージョンアップする。
豚肉は、野菜炒めに使うのなら、ちょっと高いが「バラ肉」がおすすめだ。バラ肉は脂が多いから、これをじっくり炒めることで、全体にしっかりとしたコクがつく。
またバラ肉は火をよく通してちょっと焦げた加減になったくらいのもまたうまいから、炒め物には向いている。
作り方は、肉を炒めるところまでは強めの弱火くらいでじっくりやる。野菜を入れてからは中火で手早く炒め上げるのがポイントだ。
フライパンを強めの弱火にかけ、
- オリーブオイル 大さじ2
- ニンニク 1かけ (みじん切り)
- 赤唐辛子 3本 (ヘタを取って種をだし、小さくちぎる)
を2~3分じっくり炒めて味をひき出す。
一旦火を止めて、豚バラうす切り肉・100グラムくらい(食べやすい大きさに切る)を広げて入れ、
- 塩 小さじ4分の1
- コショウ 1~2振り
を豚肉の上から振ったら、再び強めの弱火で4~5分じっくり炒めて豚肉の脂をひき出す。
中火にし、
- キャベツ 4分の1玉 (ざく切り)
- 玉ねぎ 4分の1個 (ざく切り)
- 水煮タケノコ 4分の1本 (2~3ミリ厚さで食べやすい大きさに)
を入れて1分くらい炒め、
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ1
- 薄口醤油 小さじ1
- 塩 小さじ4分の1
- コショウ 1~2振り
を加え、さらに1~2分炒める。
野菜がしんなりとしてきたら、味をみて塩を足し、ミニトマト・5~6個(ヘタを取る)を加えてひと混ぜする。
水菜・2分の1把(ざく切り)を加え、ひと混ぜしたら火を止める。
粗挽きコショウをたっぷりとかけて食べるとウマイ。
いつもの野菜炒めが、超絶オサレな味になりますぜ。
あとは、わかめスープ。
それに、白めし。
酒は、焼酎水わり。
この和風ペペロン炒めが、また激しく酒に合うのだ。おかげでどうしても飲み過ぎることになる。
飲み過ぎるなら、はじめから酒を飲まなければいいわけだが、さすがにそういうわけにもいかないから、飲み過ぎるのは仕方ないのだ。
「飲まないのは簡単だよ。」
そうだよな。