「オクラはさっとゆでて和え物などにする」という人が多いかと思いますが、じつはオクラは、煮物や汁物に入れてもウマイです。特に、トマトと合わせてスープにすると、これが最高。この記事では、オクラとトマトのスープごはんの作り方を紹介します。
オクラとトマトのスープご飯がおいしい理由
オクラは、粘り気もさることながら、独特の食べごたえに持ち味があるわけで、その食べごたえを生かしつつ、煮物や汁物にするとウマイです。特に、トマトとの相性はバツグンで、トマトスープにすると雑炊にも打ってつけです。
理由1 オクラはトマトと相性バツグン
オクラとトマトは、非常によく合います。食べてみると、「おお、最高に合うじゃないか!」と、膝を打つはず。
理由はよくはわかりませんが、たぶん、きゅうりとトマトが合うのとおなじ理由かなと。「おなじ季節の食材は合う」ことは、食材選びの鉄則です。
理由2 トマトスープは雑炊にも打ってつけ
それでこのオクラとトマト、トマトスープにすると、これがまた非常にウマイです。トマトスープの具としては、色といい食べごたえといい、味といい、ブロッコリーと双璧です。
トマトスープに冷やご飯を入れて煮ると、またこれがウマイわけです。あっという間にでき、冷やご飯処理にもなりますので、朝食には打ってつけのメニューです(ちなみに僕は、ブロッコリーかオクラのスープご飯を、毎朝食べています)。
オクラとトマトのスープご飯を作るポイント
オクラとトマトのスープご飯を作るには、にんにくは入れたほうがおいしいですが、これは好みでOKです。あと、オクラとご飯の煮時間に注意するのがポイントです。
ポイント1 にんにくは好みで
トマトとオリーブオイル、にんにくは、「黄金の3点セット」と呼びたくなるほど、よく合います。ですので、オクラとトマトのスープご飯を作る場合も、当然入れた方がおいしいですが、特に朝食にする場合には、好みでいいです。
僕も、朝食で食べる場合は、にんにくは入れません。これは、僕は日中の仕事時間は基本的に人に会いませんので、「口が臭くなる」とかは全く関係ないのですが、朝からにんにくを食べると、刺激が強すぎ、お腹を壊すことがあるからです。
ポイント2 オクラの加熱時間は2分!
オクラとトマトのスープご飯の最大のポイントは、オクラに歯ごたえが残るように仕上げることです。ですので、オクラに火を通しすぎないことが、何より肝心。
オクラに火を通す時間は、「2分」だと思うといいです。まず30秒~1分ほど炒めて油をなじませ、そのあと1分ほど煮ます。
1分煮るというのは、具体的に言えば、炒めてから水を入れ、煮立ってきたら調味料と冷たいご飯を入れ、完全に煮立ったら火を止める感じです。
ポイント3 ご飯は極力煮ないのがコツ!
それから、ご飯は極力煮ないのも、スープご飯を作るコツです。粘り気を出さず、サラッと仕上げるのがウマイです。
ですので、上の通り、冷やご飯を入れ、再沸騰したら火を止めるくらいがちょうどいいです。
オクラとトマトのスープご飯 レシピ
オクラとトマトのスープご飯は、ほんとに手軽に、あっという間にできるので、朝食メニューとしておすすめです。炒めて煮るの2段階ですが、オクラとしめじ以外の材料をじっくりと炒めるのが、コツと言えばコツになります。
STEP1 材料を炒める
フライパンに、
- オリーブオイル 大さじ1
- にんにく 1かけ(好みで)
- 減塩またはうす塩スパム 50グラムくらい(6分の1缶。3ミリ厚さくらいの拍子木に切る)
- 厚揚げ 3分の1パックとか(5ミリ~1センチ厚さくらいの拍子木に切る)
- 玉ねぎ 4分の1個(薄切り)
を入れて中火にかけ、3~4分、スパムや厚揚げに軽く焼き色がつくくらい、じっくり炒める。
つづいて、
- トマト 普通の大きさなら2分の1個(1センチ大ほどのざく切り)
を入れ、さらに1~2分、トマトが多少くずれるまでじっくり炒める。
- オクラ 4~5本(ヘタと先っぽを落とし、1センチ厚さくらいの斜め切りにする)
- しめじ 1つまみほど(石づきを落としてバラす)
を入れ、さらに30秒~1分、サッと炒めて油をなじませる。
STEP2 水と調味料・ごはんを入れて煮込む
- 水 400cc
を加え、強火にする。
煮立ってきたら、
- 酒(紹興酒)大さじ1
- ナンプラー 小さじ1
- 鶏ガラスープの素 小さじ2
- 塩 ほんの少々(スパムと鶏ガラスープの素に塩があるので、入れなくてもいいくらい)
- コショウ 2振り
- 冷やご飯(またはサトウのごはん)1人前
を入れる。
ご飯をほぐし、再沸騰したら火を止める。
まとめ
粗挽きコショウをかけて食べます。
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