冷ご飯の処理法としてお茶漬け・お粥とならんで代表的な方法の一つであるチャーハン。「パラパラと仕上げるためには温かいご飯を使うといい」とするレシピもありますが、前日の残りの冷たいご飯を使っても、もちろんのことうまく行きます。
残りご飯をチャーハンに使う場合、これはお茶漬け・お粥も同様ですが、ごはんは冷凍しておく必要はありません。冷蔵庫で保存して、それをそのまま出してきて使うのでOKです。
また残りご飯はないけれど、チャーハンが食べたい場合……。
「サトウのごはん」をチンせずにそのまま使うとおいしくできます。
チャーハンをパラパラに仕上げるコツ
チャーハンをパラパラに仕上げるためには「強火で炒める」ことが大事だと思っている人がいると思いますが、そんなことはありません。
火加減は中火で十分。シロウトが強火を使うと、かえって焦がしてしまったりして失敗の確率が高くなります。
ご飯と卵をよくからめることが最大のコツ
チャーハンをパラパラに仕上げるための最大のコツは、「ご飯と卵をよくからめること」です。それによってご飯つぶの一つ一つが卵によってコーティングされ、水気がしみ込みにくくなるからです。
レシピによっては、ご飯と卵をあらかじめ器でよく混ぜて、それを鍋に入れるようにするのもありますが、そこまでする必要はありません。
フライパンの火を一度止めてしまって、そこへ卵とご飯を入れてよく混ぜれば十分です。
水気のでる材料は極力使わないようにしよう
それから水気のでる材料を極力使わないようにするのも、チャーハンをパラパラに仕上げるためには大切。
でも今回のスパムとレタスのチャーハンでは、レタスと、あと玉ねぎが、炒めると水がでます。その場合にはそれらを最後に加えるようにし、水がでる前に火から上げてしまうことがポイントです。
スパムとレタスのチャーハン つくり方
STEP1 スパムを炒める
フライパンに、
- サラダ油 大さじ1
- にんにく 1~2かけ(みじん切り)
- スパム 50グラムくらい(5ミリ~1センチくらいの角切り)
をいれて中火にかけ、2~3分じっくり炒めます。にんにくは多少茶色になっても問題ないです。
STEP2 卵とご飯をいれてよく混ぜる
一度火を止め、
- 生卵 1個
を割り落とし、
- 冷ご飯 1人前
をくわえてよく混ぜます。ヘラやスプーンでご飯のダマをおし潰し、ご飯一粒一粒に卵がからみつくようにします。
STEP3 ご飯を炒める
・塩 小さじ2分の1
をくわえて中火をつけ、ご飯を炒めます。
最初だけはくっつきやすいのですぐに返した方がいいですが、あとはヘラやスプーンでご飯をつぶし、「炒める」というより「焼く」感覚で、あまりかき混ぜたりなどせず30秒ほど火にかけ、上下を返すようにします。
これを3~4回くり返すと、特に鍋を振ったりしなくても、ご飯はパラパラになっていると思います。
STEP4 レタスをくわえて仕上げる
ご飯がパラパラになったらそれ以上炒めすぎないようにして、
- レタス 3枚ほど(4~5センチ大の大きめにちぎる)
- 玉ねぎ 4分の1個(みじん切り。長ねぎ10センチほどでもいい)
- オイスターソース 小さじ2
を入れます。
全体をサッと混ぜ、
- コショウ 少々
をふり、レタスのシャキシャキ感を残して皿に盛ります。
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ほとんどおなじ作り方をするほかのチャーハン
ウインナーと水菜のチャーハン
上のチャーハンのスパムをウインナーに、レタスを水菜に替えただけで、作り方はまったくおなじです。
ケチャップライス
こちらは上のスパムとレタスのチャーハンを、
- サラダ油 ⇒ オリーブオイル
- スパム ⇒ ウインナー
- レタス ⇒ ピーマン(2分の1個・みじん切り)
- オイスターソース ⇒ ケチャップ(大さじ1)
と替え、まったく同じように作ったものです。