豚肉のみそ汁にキムチを入れるとおいしいのは以前から知っていましたが、教えられてさらに納豆を加えると、これがスゴイ。しっかりとしたコクがつき、2,481回は確実に死にます。
みそ汁にキムチと納豆を両方入れるとスゴイ
キムチとみそは、どちらも発酵食品なので相性がよく、みそ汁にキムチを入れるとコクが増してうまいです。
また納豆も、みそとおなじく大豆を発酵させたものですのでみそと相性がいいのは言うまでもなく、納豆のみそ汁は定番の一つだと思います。
ところがこれを、ダブルでIN。すると強力なコクがつき、みそ汁がワンランク上の味になります。
納豆のみそ汁は多少のくさみがあるために、好みが分かれるところもあるのではないかと思います。
ところがここにキムチを入れると、くさいもの同士が相殺しあってくさみが消え、まろやかな味になるので、そういう意味でもみそ汁にキムチと納豆の両方を入れるのはおすすめです。
具は豚肉と、さわやかな野菜をたくさん入れよう
このキムチと納豆のみそ汁に豚肉を加えると、コクがさらにパワーアップ。豚肉はキムチとは「豚キムチ」の仲ですから相性は最強で、またみそとも相性がいいですから、納豆ともよく合います。
豚肉もみそ汁のコクを増しますので、豚肉・キムチ・納豆の三つ巴によるコクは、もうこの世のものとは思えないほどスゴイです。
でもこのみそ汁はあまりにコクがすごいので、野菜はさわやかなものをたくさん入れるのがおすすめです。
今回入れているのは、キムチとも納豆とも相性がよい豆腐にくわえ、小松菜とたけのこ、玉ねぎとしめじ、それにトマト。特にトマトは、全体を一気にさわやかにしてくれますので、絶対に入れるのがいいです。
キムチはじっくり炒め、野菜はしゃっきり仕上げよう
まずキムチについては、豚肉といっしょにごま油で炒めるとさらにコクが強くなります。これはじっくりやるのがおすすめです。
それにたいして小松菜・玉ねぎ・しめじ・トマトは、しゃっきりと仕上げるのが大きなポイント。みそを加える直前に入れ、ほんとにサッと煮るだけでいいです。
納豆は、煮すぎると風味が飛びます。なのでこれも野菜といっしょに、みそを加える直前に入れるようにします。
作り方
STEP1 豚肉とキムチをじっくり炒める
フライパンに、
- ゴマ油 大さじ1
- にんにく 1~2個(みじん切り)
- 煮干し 2つまみほど(頭とワタを落として2つに裂く)
- 豚肉 100グラムくらい(今回はスパムを使っていますが、バラのうす切り肉とかでももちろんいいです。食べやすい大きさに切ります)
- キムチ 100グラムくらい(豚肉の上にかぶせるようにする。キムチの汁があればそれも入れる)
をこの順番に重ねていき、5分ほどおいて豚肉にキムチの味を含ませます。フタをして中火をつけ、ジュージュー音がし出したら弱火にし、5分ほど、途中で1回くらい混ぜてじっくりと蒸し焼きにします。
STEP2 豆腐とタケノコを入れて煮る
- 水煮タケノコ 4分の1本分くらい(3ミリくらいの厚さに切る)
をくわえてサッと混ぜ、キムチの味をからませてから、
- 水 600cc(みそ汁3杯分)
- 酒 大さじ3
- みりん 小さじ3(=大さじ1)
- 木綿豆腐 200グラムくらい(両手で上下からやさしく抑えて水切りし、食べやすい大きさに切る)
を入れます。中火にし、煮立ってきたら弱火にして、5分くらいコトコト煮ます。
STEP3 野菜と納豆を入れてみそを溶き入れる
弱めの中火くらいにし、まず、
- 小松菜 2分の1把(ざく切り)
を入れます。再沸騰してきたら、
- 玉ねぎ(中) 1個(8等分のくし切り)
- しめじ 2分の1袋(石づきを落としてバラす)
- トマト(中) 1個(8等分のくし切り)
- 納豆 1パック
を入れ、
- みそ 大さじ3くらい(味をみながら)
をおたまに取って溶き入れます。
ふたたび煮立ってきたところでお椀によそい、一味をたっぷりとかけて食べます。
肉と野菜がたっぷり入っていますので、これ一つで一食分の食事になります。
食事をつくる手間が省けることも、この豚肉とキムチ・納豆のみそ汁のいいところです。