ゴーヤーと相性がゴールデンなキムチを入れた、具だくさんの豚汁。「ゴーヤー料理の決定版」といえるほどウマイです。
ゴーヤーとキムチの相性はゴールデン
ゴーヤーとキムチの相性は、とてもいいです。これはゴーヤーと近縁のキュウリを考えればわかることで、キュウリはキムチの代表的な素材の一つとなっています。
そこでこのゴーヤーとキムチ、さらにやはりゴーヤーとはゴーヤーチャンプルーでおなじみの仲間たちである豚肉・豆腐を使って豚汁に仕立て上げるという企画。
キムチはみそ汁に入れるのも、最高にうまいです。そしてゴーヤーがまた、ピリ辛のみそ汁によく合います。
なのでこのゴーヤーのキムチ豚汁、9,523回は死ねるほどウマイ。
ゴーヤー料理として代表的なものはゴーヤーチャンプルーですが、キムチ豚汁もそれと並び、「ゴーヤー料理の決定版」とすら言えるのではないかと思います。
具だくさんにするのがオススメ
ゴーヤーのキムチ豚汁は、最低限必要な具材はゴーヤーとキムチ・豚肉・豆腐です。でもそれだとちょっと地味なので、具だくさんにしてあでやかにするのがオススメ。
今回は、いずれもゴーヤーとは相性がいい、たけのこと玉ねぎ・しめじ・トマトを加えました。
一般にみそ汁は、あまり具だくさんにするとメリハリがなくなって、ごった煮・闇鍋的になりがちです。でもこのみそ汁ははじめに油で炒めるので、炒めて味をしっかりしみさせるものとシャッキリさせるものとのメリハリがつけられるので、のんべんだらりとしてしまうことはありません。
それに具だくさんにすれば、それだけで一食のおかずになり、おかずをたくさん作る手間がかからないのもいいところだと思います。
作り方
STEP1 キムチと肉などをじっくり炒める
フライパンに、
- オリーブオイル 大さじ1(オリーブオイルはバターみたいな味なので、「みそバター」の組み合わせになってみそ汁にはよく合います。またキムチも、キムチチゲの隠し味としてバターを入れることがあることからもわかる通り、バターとは相性いいです)
- にんにく 1~2かけ(みじん切り)
- しょうが 1センチ大ほど(みじん切り)
- 豆板醤 小さじ1~2(好みで)
- 豚バラうす切り肉 100グラムなど(広げて入れる)
- キムチ 100グラムほど(豚肉の上に重ねる)
を入れ、フタをして弱火にかけ、ジュージューいい出してから5分ほど、じっくり蒸し焼きにしてキムチの味をひき出す。
つづいて弱めの中火くらいにし、
- 豆腐 200グラムくらい(両手で上下からやさしく抑えて水切りし、1~2センチ大の食べやすい大きさに切る)
- たけのこ 2分の1本(5みり程度のくし切り)
を入れ、さらに2~3分炒めます。
STEP2 ゴーヤーを炒めて煮る
- ゴーヤー 2分の1本(タテ半分に切ってスプーンでわたをかき出し、できるだけうすく切る)
- 煮干し 2つまみほど(頭とわたをとって半身に裂く)
を入れて、2~3分炒めます。
- 酒 大さじ3
- みりん 大さじ1
- うすくち醤油 大さじ1
- 水 600cc
を入れ、すこし火を強めて煮立ってきたら弱火にし、1~2分、ゴーヤーが「まだすこし硬いかな」というくらいまで煮る。
STEP3 野菜を入れてみそを溶き入れる
弱めの中火くらいにし、
- 玉ねぎ 2分の1個(2センチ幅くらいのくし切り)
- しめじ 2分の1袋(石づきを切り落としてほぐす)
- トマト 1個(8等分のくし切り)
を入れたら、すかさず、
- みそ 大さじ3くらい(味をみながら)
を溶き入れる。
煮立ってきたらご飯を盛ったお椀によそい、粗挽きコショウをわりとたっぷりかけて食べます。