ミートボールのトマト煮ライス。調味料をイタリアンでなく中華風にすると、死ぬかと思うほどご飯に合う。
きのう、またうまいものを作ってしまった。
ミートボールのトマト煮ライス。
ミートボールのトマト煮がうまいのは決まっている。豚肉とトマトソースは最高の相性で、またこの豚肉が団子に仕立てられていることで、ふんわりとやわらかい食感がトマトの酸味になおさら合う。
しかし最大の欠点は、これをイタリア風に作ってしまうと、ご飯のおかずにならないのだ。
やはり日本人としては、豚肉を食べるとなれば、パスタやパンなどでは不満である。ガッツリとご飯でいきたいところだ。
ところがこれを、中華風でやる。オリーブオイルやハーブは一切つかわず、ゴマ油やオイスターソースで味つけする。
すると見事に、完璧にご飯のおかずになるミートボールのトマト煮が出来あがるのだ。
ただし仕上げに、パルメザンチーズだけは使う。
パルメザンチーズは韓国の料理とも相性がよかったり、カレーのコク出しに使われたりすることからも分かるとおり、ご飯との相性は抜群で、これを加えることにより、トマトの酸味がほど良くなり、死ぬかと思うほどご飯に合うようになるのである。
ミートボールのトマト煮には、やはり相棒としてジャガイモは必須。その際、トマトで煮ると火が通りにくいので、あらかじめサッと下ゆでしておく。
ミートボールは、はじめに炒めて火を通す。するとどうしてもまん丸になりにくく、小判焼きっぽくなってしまいがちなのだが、それは愛嬌だ。
まずジャガイモを下ゆでする。
2~3センチ大に切ったジャガイモ2~3個を、塩・1つまみをふった水に入れ、沸騰してから5分くらい、8割方火がとおる程度にゆでて、ザルに上げておく。
並行して、ミートボールのタネを作る。
器に、
- 豚ひき肉 200グラム
- 玉ねぎみじん切り 4分の1個
- ゴマ 小さじ2くらい
- 生卵 1個
- 塩 小さじ2分の1
- しょうゆ 小さじ2分の1
- 片栗粉 大さじ1
を入れ、ねばり気が出てくるまでよくこねる。
フライパンに、
- ゴマ油 大さじ2
- 玉ねぎみじん切り 4分の1個
- ニンニクみじん切り 1~2かけ
- 豆板醤 小さじ1~2
を入れて中火にかけ、2~3分炒める。
つづいてスプーンで食べやすい大きさにまとめたミートボールを、一旦火を止めて入れ、ふたたび中火にかけて5分くらい、ミートボールの向きをちょっとずつ変えながら、極力丸くなるようにして炒める。
下ゆでしたジャガイモを加え、さらに1~2分炒めて油をなじませ、
- カットトマト 1缶
- 水 2分の1カップ
- オイスターソース 大さじ1
- 塩 少々(味を見ながら、ここではうすめに)
を加え、フタをして、弱火で15分くらい煮込む。
最後に味をみて塩加減し、粗挽きコショウをかけて火を止める。
器に盛ってご飯を添え、パルメザンチーズと青ねぎをかける。
これはマジでうまいから、絶対に作るべき。
あとは、わかめスープ。
- 水 2+2分の1カップ
- 頭とわたを取った煮干し 2つまみくらい
- つぶしたニンニク 1かけ
- 乾燥わかめ 3つまみくらい
を火にかけて、10~30分コトコト煮て、
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ1
- 淡口醤油 大さじ1
- 塩 少々
で味をつけ、お椀によそって青ねぎとゴマをふる。
酒は、焼酎水わり。
きのうも、やはり飲み過ぎるのだ。
酒がないと、おれは「食事」ではなく、「エサ」のような気がしてしまう。であれば、食事で酒は飲むわけで、飲めば飲み過ぎるのは仕方ないのだ。
「仕方なくないよ。」
そうだよな。