ゴマ油にみりんと醤油、青ねぎで味をつけたチキントマト煮。これはご飯も酒も何杯でもイケてしまうやつで、かなりヤバイ。
重度の「仕事したくない病」なのである。コーヒーショップでパソコンを開くものの、そのまま喫煙室へ行ってたて続けにタバコを3本。それからちょっと仕事をするも、すぐタバコ。仕事をしている時間より、タバコを吸っている時間のほうが長いという有様だ。
だいたい寒いと、頭がボッとしてくるのだ。冬眠する動物もいるわけだし、人間も、寒いと意識レベルが低下してくるのではないか。
しかも寒いと、布団のなかにいる時間も長くなる。きのうも気づいたら、2時間も昼寝していた。
それできのうは、早々に仕事を切り上げて、帰って飲むことにした。きょうは午後からデモに行くことにしているから、いつもより早めにブログの更新を終わらせないといけない。早めから飲みはじめて早めに寝て、朝早く起きよう、、
そう思って飲みはじめたら、時間が早いと「まだまだ飲める」と、酔っぱらいは思うということに気がついた。気がついたのだが、飲みはじめてしまえば後の祭りだ。
時間がある分、余計に飲み、余計に酔っぱらう分、さらに飲む。
おかげで寝るのは、いつもよりはるかに遅くなってしまった。
おまけに今日は、酒が大幅に残っているから、ただでさえもボッとしている頭が、さらにボッとしている次第。
デモは早い時間に終わるから、本当は、帰って仕事をしようと思っていた。でもこの調子だと、それは無理な気がしてくるわけだ。
というわけで、きのう作ったのは、チキントマト煮。
チキントマト煮がうまいのは知れた話で、作るのも簡単だから、定番メニューにしている人も多いと思う。
ただチキントマト煮は巨大な弱点があるわけで、それは洋風のふつうのレシピで作ると、ご飯のおかずにならないこと。主食をパンやパスタにしないといけないわけである。
しかも酒も、日本酒や焼酎には合わない。やはりワインとなるわけだ。
おれのように、酒は日本酒か焼酎、主食はご飯かうどんという人間には、それでは困る。そこでこのチキントマト煮を、ご飯に合うように作り変える必要があるのである。
これは実は、それほど難しいことではなく、まずオリーブオイルを、ゴマ油に置き換える。それからローリエやタイム、オレガノなどのハーブは一切使わず、かわりにみりんと醤油でコクを出す。そして、薬味はパセリではなく、青ねぎ。
これで、チキントマト煮がご飯も酒も、何杯でもいけるものになるので、試してみるのはおすすめだ。
チキントマト煮は、ただ炒めて煮るだけだから、普通にやれば、大きく失敗することはないはずだ。
ただ、絶対に一緒入れたらいいのは、ソーセージ。これで、一気にコクが増す。
それからさらに、じゃがいもを加えると、ホックリとしてうまい。
フライパンに、
- ゴマ油 大さじ2
- ニンニクのみじん切り 1~2かけ分
- 玉ねぎみじん切り 4分の1個分
- 豆板醤 小さじ1~2
を入れて、弱火にかける。
2~3分、じっくり熱したら、
- 表と裏に、1つまみずつの塩とコショウ・少々をすり込み、食べやすい大きさに切った鶏もも肉 1枚
を、皮を下にして入れて、弱火のまま5分くらい、ひっくり返さずに皮だけ焼く。
- 2センチ大くらいに切ったジャガイモ 2個くらい
- 包丁で切込みを入れた(味を出すためと破裂を防ぐため)ウインナーソーセージ 4本
を加え、火を中火くらいにしてさらに炒め、油が全体にまわったところで、
- カットトマト 1缶
- 水 2分の1カップ
- みりん 大さじ1
- 淡口醤油(淡口にするのは色をきれいに出すため) 大さじ1
を入れ、フタをして、弱火で30分くらい煮る。
ジャガイモがやわらかくなったら、きのうは余っていたシメジを加えてサッと煮て、味を見ながら塩・少々を加えて火を止める。
皿に盛り、青ねぎと粗挽きコショウをかける。
しっかりとしたコクがあり、かなりヤバイ。
それにご飯と、、
焼酎水わり。
きのうどのくらい飲んだかというと、最後はちょっと気持ち悪くなり、「これ以上飲んだら吐く」というくらい。家でそこまで飲まなくてもいいのは、分かりきった話である。
「酒を飲みたくない病」にならないかとも思うのだが、不思議とその病にはかからないので、飲んでしまうのは仕方ないのだ。
「もう脳がやられてるね。」
ほんとだな。
◎関連コンテンツ