夜行バスで帰ってきて、ラーメンを食べ、家についたのは朝8時半。
夜行バスは、寝られないことはないのだが、休憩のたびに目が覚めるから、睡眠がどうしても細切れになる。1~2時間仮眠しようとベッドに入ると、起きたら昼過ぎ。
仮眠どころか、しっかり寝てしまったという、よくある話。
それからコーヒー屋へ出かけ、ブログの更新をはじめるが、これにもまた時間がかかり、終わったら、もう完全に夜。
ほんとは仕事もしたかったのだが、結局できずに、「風呂と酒」に流れ込んだという次第。
生来のなまけ癖が、自由業になったことで遺憾なく発揮され、仕事はいつも、後まわしにしてしまう。
「いい」とは思っていないのだが、人間ひとりが暮らすくらい、それで何とかなるのである。
晩メシをどうしようと思い、冷蔵庫を見てみると、白菜がけっこう残っている。
白菜を使うとなれば、やはり、鍋。
というか、白菜を使わなくても、ぼくの場合は「やはり鍋」なのであるが、汁にいれたクッタリとした白菜に、しっかり味がしみているのが、うまいのはまちがいない。
鶏肉と合わせて、うどんをいれることにした。
白菜に味がしみるのがうまいのだから、やはり鍋には味をつけたい。鍋の味付として定番なのは、まずは薄いしょうゆ味。
だしを利かせるとうまいのだが、きのうは何か、もっとインパクトがある味にしたかった。
「インパクト」となれば最強なのは、「マーボー味」。
これもよく作るのだが、豆板醤とショウガをたっぷり加えると、汗が出るほどの刺激になる。
しかしきのうは、それよりはもう少し、おとなしいのが食べたかった。
となれば、「みそキムチ」なのである。
キムチもある程度の刺激はあるが、唐辛子だけでなく、ほかにも色々入っているから、インパクトは穏やかだ。
これに「みそ」が、またよく合い、しっかりとしたコクがつく。
「強すぎも、弱すぎもしないインパクト」がほしいときには、まさに打ってつけなのである。
だしは、みそキムチには、「煮干し」が合う。
それから具は、きのうは鶏と白菜を中心にしたが、豚肉でも、魚でも、ジャガイモやニラ・もやしなどでも、完全にどんなものでもいけると思う。
4カップ半の水に、だし昆布と、一つまみの煮干しを腹と頭をとっていれ、10分ほど、アクをとりながら弱火で煮出す。
並行して、鍋に、
- ゴマ油 大さじ3くらい
- 汁ごとのキムチ 適当な量(多ければ多いほどうまい)
- 豆板醤 小さじ1(好みで)
- ショウガみじん切り 2センチ大くらい
をいれ、弱めの中火でじっくり炒める。
だしが取れたら鍋にいれ、
- みそ 大さじ3
- 淡口しょうゆ 大さじ1
- 酒 大さじ4
- みりん 大さじ1
- 塩 少々
で味付し、まず手羽元とと白菜、ネギを10分ほど煮る。
それからしいたけ、油あげを5分くらい煮て、最後にうどんを加える
まさに適度なインパクト、ほっこりとあたたまる。
うどんに味がしみるのも、またウマイわけである。
酒は、熱燗。
熱燗は、電子レンジなどは使わずに、湯せんでゆっくり温める。
そうすると、甘みが引き出されるのである。
この酒の甘みが、キムチなどの辛みと、またよく合うわけだ。
「仕事もしないと知らないよ。」
そうだよな。