きのうはトップシーズンのブリを塩焼きにした。
これを肴に酒を飲み、「朝型生活」にするために早く寝たにもかかわらず、その分睡眠時間がのび、起きるのは前と変わらない時間なのである。
ブリは、今が「トップシーズン」なのである。
脂が乗りまくることになっていて、
「今ブリを食べずして、いつ食べるのか」
と聞かれてしまうわけなのだ。
食べ方は、まずは「ブリ大根」が定番だが、焼いて食べるのもまたうまい。
「照り焼き」が王道だが、脂が乗りまくったブリは、シンプルに「塩焼き」するのがまたいいのである。
ブリの切り身を買う場合、
「腹をえらぶか背をえらぶか」
が考えどころとなる。
どちらも良さがあるのだが、「脂の乗り」で決めるなら、圧倒的に「腹」である。
これを焼くとき、魚焼き用のグリルがあれば問題ないが、焼き網をつかうとブリから出た大量の脂に火がついて、そのススでブリが真っ黒になってしまう。
だからブリを焼くには、焼き網でなく、フライパンでやるのがおすすめだ。
フライパンにサラダ油をすこし引き、弱めの中火でよく温めてから、両面に塩をふったブリをいれる。
フライパンをすこし揺すってブリを動かし、焦げ付きを防いでから、フタをして4~5分焼く。
こんがりと焼き色がついた頃、裏返したら、今度はフタを外して2~3分で焼きあげる。
このやり方で、横の皮まで問題なく火がとおる。
大根おろしを添え、味付けポン酢と一味で食べる。
もう「あなたどれだけトロトロなのよ」という話で、まちがいなく「死ぬ」のである。
それからフキと油あげの煮物。
年末に下ゆでしたフキが、まだ残っていたのである。
下ゆでしたフキは、水をいれたジップロックで冷蔵庫にいれておく。
2週間以上がたったが、全く悪くなっていなかった。
鍋に水1カップとだし昆布の切れっ端、かつお節のミニパック1袋、酒とみりんを大さじ1、うすくち醤油大さじ1弱、それに下ゆでしたフキ、熱湯をかけて油ぬきして細く刻んだ油あげをいれ、火にかける。
弱火で2~3分煮て、あとは煮汁にひたして味をしみさせる。
ちりめんじゃこの玉子炒め。
卵に2個にちりめんじゃこと青ねぎ少々、砂糖とうすくち醤油小さじ1ずつを加えてよく溶きほぐし、サラダ油少々をひいたフライパンで中火で炒める。
あとはおとといの残りの鶏と根菜のすまし汁。
豆腐をINした。
それにすぐき漬け。
つくづくうまいのである。
酒はぬる燗。
きのうはこれを3杯飲んで、11時すぎに寝たにもかかわらず、朝起きる時間は前と変わらなかったのである。
というわけで、「起きる時間」なのだが、ぼくは会社をやめて自由業になり、「自由」業とはよく言ったもので、まさにその自由を謳歌しているわけである。
もちろん仕事はしないといけないので、その上での制約はあるけれど、会社に勤めている不自由さにくらべれば、「月とスッポン」のようなものだ。
「すべてを自分で決められる」のがいいわけで、ぼくのような、人からつべこべ言われるのが大嫌いな人間にとっては、これは何よりありがたい。
会社には25年勤めたが、元々ぼくは、「会社」には向かない人間だったのだろう。
と言ってももちろん、自由業も生活を成り立たせるためには、自分なりの規律は必要になってくる。
本当なら毎日朝から酒を飲みたいところなのだが、それは「週いっぺん」と決めている。
朝起きたら風呂に入り、掃除洗濯などをしたあとで、カフェでブログを更新し、家に帰って昼寝する。
昼寝から覚めたら仕事をして、夜は酒を飲むというのが、ぼくの基本的な生活パターンである。
ところでこの「仕事」なのだが、このところブログに時間がかかるようになり、仕事をはじめる時間が遅くなってしまっていた。
そうなると、同じ仕事の量をこなすためには、遅くまで仕事をしないといけなくなるわけなのだが、人が酒を飲みはじめている時間に仕事をしていると、どうも「居残り」をさせられているような気分になるのである。
そこで生活のサイクルを少し早め、朝8時に起き、夜9時まで仕事をしていたのを、6時に起き、7時まで仕事をするようにしたいと思った。
寝るのは6時間ほどで自然に目が覚めていたから、12時までに寝るようにすれば、この「朝型生活」は実現できるはずだったのである。
ところが今、それが実現できていないのだ。
「早く寝る」ことについては守るようにしていて、きのうも寝たのは、なんと11時すぎだった。
しかし今朝起きたのは、7時半。
このところ、起きるのは毎日そのくらいの時間になり、早く寝た分、睡眠時間が伸びてしまっているのである。
以前は5時間くらいで目が覚めて、もう寝られなくなることも多く、
「年だから仕方ない」
などと思っていたこともあった。
なのに今は、「早く起きたい」と思っているにもかかわらず、どんどん熟睡できるようになってしまっているのである。
「目覚まし使えばいいんじゃないの?」
そうなんだよな。
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