ナスとひき肉がゴールデンなコンビなのは、ナスの代表料理に麻婆ナスやナスミートがあることからも明らかだ。鶏ひき肉でうす味のあんかけにするのもまたうまい。
ナスは、やわらかいのが身上なのだ。だから一つの考え方として、あまり歯応えのあるものでなく、ひき肉のようなやわらかいものを合わせるのがいいことになる。
それからナスは、トマトと相性抜群で、トマトソースを使ったナスミートは、トリプルでゴールデンなことになる。
そしてトマトは、さらにカレーと相性最高となれば、、、
行き着く先はいうまでもなく、「ナスとひき肉のトマト缶カレー」になるのである。
トマト缶カレーはやみつきになるのは確実
トマト缶を使ったカレーは、デインジャラスなうまさである。やみつきになるのは確実だ。
カレーは普通は、カレー粉の個性が強烈だから、だしの具材に何を使っても、結局はカレーの味になる。
ところがトマトも、カレーに負けず劣らず、強い個性の持ち主なのだ。カレーに入れてもしっかりとトマトの味がし、これがまたさわやかなことこの上ない。
しかもトマト缶をカレーに使うと、アンビリーバブボーなほど手軽にできる。ほかにスープなどを入れなくても、ばっちりベースができるから、「炒めて煮込むだけ」のハナシ。
ヘタに既製のルーなどを使うより、よっぽど簡単なのである。
コツはほとんどないのだが、あえて言えば、ナスを炒め過ぎないこと。ナスは火が通り始めると、あっという間にやわらかくなるからだ。
あとはただ、材料を切ってはフライパンに入れ、としていくだけ。初心者にもおすすめの料理である。
ナスとひき肉のトマト缶カレーの作り方
ナスは先に炒めておく。
ピーラーでたて縞に皮を剥き、3センチ大ほどの乱切りにしたナスを、オリーブオイル・大さじ2を引き、中火にかけたフライパンでじっくり炒める。
3~4分して、ナスがしんなりとし始めたところで皿にとり出す。
改めてフライパンに、
- オリーブオイル 大さじ1
- ゴマ油 大さじ1
- 豚ひき肉 200グラム
を入れて中火にかけ、スプーンなどで押しつぶしてほぐしながら3~4分炒め、「ジュージュー」という音が収まって、水気がきちんと飛ぶまで炒める。
つづいて、
- 玉ねぎみじん切り 4分の1個分
- ショウガみじん切り 2センチ大
- カレー粉 大さじ1+2分の1
- 豆板醤 小さじ1
を入れ、さらに2~3分、じっくり炒める。
- カットトマト 1缶
- オイスターソース 大さじ1
- 砂糖 小さじ2分の1
を加え、とり出しておいたナスを戻す。
フタをして弱火にし、10分煮る。
最後に味をみて、塩を加える。
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やわらかいナスは夏のメモリー
ご飯を盛った皿によそい、青ねぎを振る。
トロリとやわらかいナスは、夏のメモリーなのである。
あとはトマトサラダと、
キムチ。
酒は、冷や酒。
飲食店の料理もうまいが、やはり満足感が高いのは、自炊めしなのである。
この満足感を知らない奴がいるというのは、まったく可哀想なことである。
「だからといって飲み過ぎないでよ。」
そうだよな。