昨日は家探しの報告を兼ね、外飲みに出ることにした。
早めの時間から飲みはじめたから、さっくりと10時には帰り、「12時に寝よう」と思っていたのだけれど、帰ったのは3時だったのである。
飲みに出たのは、探していた家が決まりそうになってきて、
「その報告をしないといけない・・・」
と思ったからである。
今年から「旅」に出ようと思い立ったぼくなのだが、初め考えていたように家を完全になくしてしまうのはやめ、家賃を大幅に圧縮した上で、京都に家を借りることにした。
住民票はどこかに置かないといけないわけで、それを誰かにお願いするのはやはりあまり気分がよくない。
それに京都に住んで4年がたち、人のつながりも出来てきたので、それを断ち切ってしまうのも、あまりにもったいないことだ。
「1年のうち半分を京都で過ごし、残りの半分を旅にあてよう・・・」
そう考え、飲み屋で話しをしていたら、酒房京子のおかみ京子さんが、
「いいところがあるよ・・・」
教えてくれた物件があった。
風呂はなし、トイレも共同で部屋は狭いが、家賃は今の半分以下になる。
年明けから不動産屋で物件をいくつか見て、たしかにそこは大変安く、そう悪くもないところだと分かったので、昨日は手付けを打ち、入居の申し込みをした。
その報告を、京子さんと、それからやはりあれこれ一緒に考えてくれたバー「Kaju」のマスターカジュさんに、報告したいと思ったのである。
まだ時間は7時で、いつもより飲みはじめる時間はだいぶ早い。
でも「今年は仕事をがんばろう」と思うぼくは、
「早くから飲みはじめ、10時ごろには家に帰って、さらに家で少し飲み、12時には寝よう・・・」
そう考えたのである。
夜になると、仕事をする気が失せてしまう。
早起きし、「夜までに仕事を片付ける」という生活をすれば、仕事ももっと捗るだろう。
ただし昨日は、
「いきなり酒房京子へは行かない方がいい・・・」
と思った。
酒房京子は料理がおいしく、居心地もとてもいいので、長くなってしまいがちだ。
「2軒ほど立ち飲み屋をはしごして、お腹を少し膨らませてから京子さんのところへ行こう・・・」
そう考え、まず年末に初めて行った立ち飲み屋「庶民」へ行くことにしたのである。
庶民は瓶ビールの中瓶が300円。
考えられない値段である。
それから「肉豆腐」も頼んでみた。
これも300円だが、豆腐も肉もたっぷり入り、大変うまい。
初めは一人で飲んでいたが、ぼくのブログを見てくれている、大宮でも何度かあったことがある人が偶然店に入ってきた。
それからブログについての話で、あれやこれやと花が咲いた。
あまり話が盛り上がってきたので、ぼくはお酒をお代わりしたい気分になった。
「いやでもここで長居してはいけない・・・」
思い直して、ビールを一本飲みおわったら店を出て次に向かった。
次に行ったのは「てら」である。
大将と常連さんに新年の挨拶をし、焼酎のお湯割りをたのんだ。
頼んだのは、アジフライ・・・、
それから鶏の肉吸い。
肉吸いには半熟卵が落とし入れられている。
てらでも話は盛り上がった。
でもぼくはここでも、
「あまり長居はしないようにしよう・・・」
そう思い、お酒をお代わりするのをぐっと堪えた。
さてようやく腹も収まり、ほろ酔い加減になってきたので、いよいよ酒房京子へ行くことにした。
しかし結局それから、3時まで飲んでしまったわけである。
さて「3時まで」だが、京子さんにはお店に入って、
「もう食べてきたからほんのちょっぴりで・・・」
と告げたのである。
酒房京子は料理が勝手に出てくるが、食べたい量とか、食べたいものの内容などをあらかじめ言っておくと、それに沿って考えてくれる。
お通しはたたきゴボウと高野豆腐。
ゴボウはお酢ではなく山椒で味がつけられ、高野豆腐には一味をかける。
ぬる燗を飲みながら、隣のお客さんと話になる。
やはりブログを見てくれていて、酒房京子にもときどき足を運んでいたから、ぼくと「いつ会うだろう・・・」と思っていたそうだ。
話をしながら、次はひろうず。
しっかりと味がしみている。
そのうち話題が「おせち」についてのことになった。
そうしたら京子さんは、
「こないだ出したのとは味が違うから・・・」
芋棒を出してきた。
これは一種のサービスで、京子さんは京都のものをぼくに色々食べさせたいのだ。
それでお勘定を余分に取られるわけでもないので、ありがたく頂くことにしたが、お酒はおかわりしないよう、気を付けていたのである。
しかしとうとう、京子さんからお酒が出てきた。
お酒は普通、頼まないかぎり出ないから、これも京子さんの好意である。
さらに京子さんから、
「終わったらいっしょに飲みに行こう・・・」
お誘いもかかってしまった。
これはもうどう考えても、腹を括るしかないわけだ。
そこでぼくはそれから、徹底的に飲むことにした。
料理も、すぐき・・・、
ハマグリの吸物・・・、
おいしいものが色々出てくる。
お客さんがカラオケを歌いはじめたから、ぼくも歌う。
12時を過ぎたころになり、京子さんは店をしめ、いっしょに「Kaju」へ向かったのである。
Kajuへ行き、そこにいるお客さんの面子を見たとき、
「今日はもうダメだ・・・」
ぼくはあきらめた。
大宮でよく一緒になる、30代の男性4人がいたのだ。
みんなブログも見てくれていて、話が盛り上がってしまうのは必至である。
それから延々、閉店時間をとうにすぎても、話が止むことはなかったのだ。
今日は起きたら10時過ぎ、「朝型生活」への決意は、もろくも初日からくずれてしまった。
今も二日酔いの冴えない頭で、ブログをようやく書き終わろうとしているのである。
「酒飲みは仕方ないね。」
今日から心を入れ替えてがんばるよ。
◎関連記事
コメント
ぷぷぷ
酒呑みの心境わかりますよ 笑
今みたいな そして年齢で してみたいてえなあって 想ってても出来ない人、
いるんじゃない? 運?かどうかしれないけど 幸いに 15年 過ぎました、
毎朝 楽しみの 朝ご飯メニュー 決めながら 飲ってます!
お気に入りに 勿論 いれさせて 戴いてますよ。