きのうは、パリパリチキンの木の芽レモンソース。
料理をしない男は、クソなのだ。
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料理をしない男はクソだ。
もちろん、料理をする男の中にもクソはいるだろう。しかし、料理をしない男がクソであるのは、まちがいがない。
料理をしないということは、一人では生活できないということだ。誰かに食事を食べさせてもらわなくてはいけない。
いい年をして、いまだにお母さんの料理を食べているなら、それはまちがいなくマザコンだし、奥さんに料理を作らせているのなら、時代錯誤だ。
外食に頼っている奴は、いまごろ生活習慣病になっているに決まっているし、牛丼やコンビニ弁当で済ますのは、頭が悪いとしか言いようがない。
しかもそうでありながら、「自分はいっぱしだ」と勘違いしているところが、救いようがないのである。
料理ができないくせに、自分をいっぱしだと思う理由は、「仕事をしているから」だろう。仕事をすれば、男は十分だと思っている。
こういう男は、幻想の世界を生きているのだ。
生きるとは、会社である地位を得て、それなりのお金を稼ぐことだと思っている。仕事が生きる手段に過ぎないことが、分からなくなっているのである。
こういう奴らが、日本をダメにしているのだと、おれは思う。何が大事かが分からなければ、何をしたって、あさっての方向へ行ってしまうに決まっている。
料理をしない男は、一刻も早く駆逐されてほしいものだと、心から願うところだ。
さてきのうは、木の芽が大量に余っていたのだ。
タケノコの料理で余ったもので、木の芽は足が速いから、何とか使い切ってしまわないといけない。
そこで考えたのが、木の芽のレモンソース。
オリーブオイルとレモンのソースには、パセリやハーブなどは抜群の相性だ。このパセリやハーブを、木の芽でおき換えるという話である。
これを、皮をパリパリに焼いた鶏もも肉の上からかけたら、実においしそうではないか。
鶏肉の皮をパリパリに焼くためには、とにかく弱火で、ゆっくりと焼くことに尽きる。
表と裏に、それぞれ小さじ2分の1くらいの塩をすり込んだ鶏もも肉を、皮を下にしてフライパンに入れ、フタをせずに弱火にかける。
フライパンが温まってきたら、一度くらい肉を動かせば、もうあとはくっつかない。
15分くらい焼き、皮がこんがりとキツネ色になったら裏返す。
さらに7~8分焼き、裏側にもこんがりと焼き色が付いたところでとり出しておく。
このフライパンに、鶏の脂が残っているわけである。ここに、
- オリーブオイル 大さじ2
- レモン汁(ポッカレモン100) 大さじ1
- 塩 小さじ2分の1
を入れて、混ぜながら弱火にかけ、温まってきたところで、みじん切りにした木の芽をどっさり入れる。
木の芽はみじん切りにするとカサが減るから、どんなにたくさんあってもいいのではないかと思う。
みじん切りにし、水にさらしてシャキッとさせたキャベツを皿に敷き、食べやすい大きさに切った鶏肉をその上にのせ、ソースを掛ける。
木の芽のさわやかな風味が香り立ち、なんともウマイ。
あとは、ワカメの木の芽味噌。
これも、みじん切りにした木の芽をすこし使ったもの。
木の芽味噌は、同量くらいの西京味噌と酢、少々の砂糖とカラシ、それにみじん切りの木の芽をよくまぜ合わせる。
トロロ昆布のにゅうめんにも木の芽を浮かべた。
それにすぐき。
酒は、冷や酒。
料理をしないクソな男は、こうして自分が作った料理を食べることの幸せを、知らないわけだ。
まったく、かわいそうな話である。
「決め付けるのはよくないよ。」
そうだよな。
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