きのうは、やや洋風のあさりご飯。
これは、マジで、死ぬほどうまいのだ。
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いまが旬のあさりは、うまいのはまちがいないが、たとえばハマグリと比べた場合、しじみほどではないにしろ、味にややクセがある。
クセをそのままに味わうのもまたオツなものではあるけれど、クセを調味料で補うという考え方も、もちろんある。
あさりの場合は、コッテリしたものと合わせると、またウマイ。ホワイトソースがベースのクラムチャウダーがまずそうだし、韓国では、キムチチゲにあさりを入れる。
中でも代表なのは、やはり「ボンゴレ」ではないか。あさりと、オリーブオイルにニンニクは、「最高の相性」といえるものである気がする。
きのうはあさりご飯を作ろうと思い、初めは和風に、あさりだしの味を活かし、しょうがとゴマ、ねぎを薬味にしようと思った。もちろん、これもウマイのである。
しかしきのう、もう少しコッテリしたものが食べたくなった。となれば、「スペイン風あさりご飯」が選択肢に入ってくる。
スペイン風あさりご飯は、ちょうどボンゴレとおなじ味付、オリーブオイルとニンニクで生米とあさりを炒めて炊き、パセリで風味付けするものだ。実にうまくて、これまで何度も作っている。
ただここしばらくおれは、家ではニンニクを使わないことにしているのだ。ニンニクを使ってしまうと他の和風の小鉢が味がしなくなるからで、小鉢まで、ニンニクに合わせて料理する技量はない。
そこでニンニクを、他の調味料におき換えるわけである。
これはほとんど、「公式」ともいえるくらいなのであるが、しょうがとみりんまたは砂糖、それにオイスターソースで、オイスターソースをオリーブオイルに合わせると、ちょうど「バター醤油」みたいな味になる。ついでにパセリも、青ねぎでおき換える。
きのうはこの、やや洋風の味付であさりご飯を作ったのだが、いやほんと、マジで死ぬほど、うまかったのだ。
洋風に生米を炒めて炊き込みご飯をつくる場合は、水加減と炊き時間が、ふつうの場合と違ってくる。
水加減はやや多め、炊き時間も長めになるわけで、それだけ気をつければ失敗することはない。
あさり300グラムはまず、うすい塩水に1時間くらい浸して塩抜きし、両手でガシガシこすり合わせて、水を4~5回は替えながらよく洗う。
一人分を作るには、20センチ、小さめのフライパンがちょうどいい大きさだ。
- オリーブオイル 大さじ3
- ショウガみじん切り 1センチ大
- 玉ねぎみじん切り 中4分の1
を入れてやや弱めの中火にかけ、3~4分じっくり炒める。
玉ねぎが透き通ってきたところで、洗わずにそのままの米・1カップを入れ、さらに2~3分炒める。
米に油がなじんだら、あさりを入れてサッと炒め、あらかじめ合わせ、さらに煮立てておいたタレを入れる。
タレは、
- 水 1カップ+大さじ3
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
- オイスターソース 小さじ1
- 塩 小さじ2分の1
で、水気の量が1.4カップ(=280cc、大さじ1は15cc、小さじ1は5cc)になっている。
火加減は弱めの中火のまま、鍋をゆすって中を混ぜながら1~2分煮立て、それからフタをして弱火にする。
そのまま炊き、フタをしてから「25分」たったら、火を止める。
小口切りにした青ねぎを混ぜこんで食べる。
いくらでも食べてしまいそになり、食べ過ぎを注意しないといけないくらい、ウマイのである。
あとは、春キャベツの塩もみ。
ざく切りにした春キャベツを一つまみの塩で揉み、20~30分おいてよく絞り、ちりめんじゃこと、きのうは冷凍してあった実山椒、それにレモン汁(ポッカレモン100)で和えた。
とろろ昆布のぬく奴。
豆腐をお湯であたためて、とろろ昆布と削りぶしを入れたお椀にお湯ごとそそぎ、淡口醤油で味付して青ねぎと一味を振る。
それに、すぐき。
酒は、冷や酒。
ダラダラと遅くまで酒を飲んでいるのでなく、生活を前倒しして、早寝早起きするようにした方が気分がいいのは分かっている。
分かっているが、それができるようなら世話はないのである。
「少しは頑張ってみたらいいのに。」
そうなんだよな。
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