昨日は風邪を引いたので、最強と思われる対抗策をとることにした。
風邪には燗酒と、「豚ニラ鍋」がきくのである。
空気が乾燥し、風邪を引きやすい季節になってきたから、ツイッターを見ていても「熱が出た」という人が続出している。
風邪については、それぞれが自分のやり方を持ち、引かぬよう、また引いたらすぐに治すよう、心がけていることと思う。
しかし酒飲みにとっては、この心がけはほとんど不要である。
酒さえ飲んでいれば、風邪を引くことはほとんどないからである。
「酒は百薬の長」と言われるが、まさにその通りなのであり、ぼくは手洗いうがい、マスクはもちろん、風邪に対する備えは酒を飲む以外にほとんどしないが、風邪を引くのは2~3年に一ぺん、インフルエンザは10年に一ぺんくらいである。
詳しいことは知らないが、酒は体温を上げる効果があるから、それが体の免疫力を高めるのではないかと思っている。
ただしだからといって、酒飲みが「いつも元気」というわけでもない。
飲み過ぎて、翌日が使い物にならなくなることも少なくないから、有効活動日数としては、風邪を引くのと変わらないだろうとは思う。
さらに酒は、風邪にかぎらず、ほかの感染症などにも効果があるとぼくは思う。
何人かで一緒にカキを食べ、それが当たったことが何度かあるのだが、酒をガブガブ飲んでいたぼくは、いつも無事である。
これはまさに、「アルコール消毒」なのだろう。
カキを食べるときには、強い酒をストレートで飲むのが、当たらないためにはオススメだ。
しかしぼくも、昨日は風邪を引いたのだ。
毎日酒を飲み、万全の対策をしいていたのだが、さすがにこの乾燥には勝てなかったものらしい。
明け方喉がイガイガし、そのあと体がダルくなってきた。
体温計がないので計らなかったが、熱が出てきたのだと思う。
そこでぼくは、「最強」と思える対抗策をとることにした。
風邪は引きはじめで対策を講じれば、すぐに治ってしまうのは知れた話である。
まずは「燗酒」となるわけだが、これを毎日飲んでいても引いた風邪なのだから、これだけでは役不足ということになるだろう。
体力をさらに高めるものをいっしょに食べる必要がある。
それにはぼくが知るかぎり、最も効果があると思えるのが「豚肉とニラ」である。
豚肉とニラをいっしょに食べると、豚肉の「ビタミンB1」とニラの「アリシン」が相乗効果をあらわすそうだが、体がポカポカとしてきて、疲れなどはすっかり取れる。
それに「卵」。
日本酒と卵をいっしょに温める「卵酒」が、引きはじめの風邪に大きな効果を発揮するのは、ぼくも経験したことがある。
それから何か、炭水化物をとる必要がある。
体のエネルギー源になるのは、炭水化物の「糖分」だからだ。
豚肉とニラ、卵は、食べ合わせとしても相性がいいから、料理の方法はいろいろある。
炒めてご飯にのせるのもいいと思ったが、昨日は「鍋」にすることにした。
昆布と削りぶしでだしを取って吸物仕立てにし、卵は汁に割り落とすことにする。
シメにうどんを入れれば、炭水化物も申し分ないところである。
昨日はこの鍋を食べてぬる燗を飲み、早めに布団に入って9時間寝た。
朝起きてみたら、風邪はほぼ、治っていたのである。
というわけで「豚ニラ鍋」なのだが、まずはだしを取る。
4杯分で水は4カップ半、だし昆布とかつお節のミニパック8袋を鍋にいれ、中火にかける。
煮立ったら弱火にし、アクをとりながら5分ほど煮出してザルで濾す。
これにうすくち醤油大さじ4、みりん大さじ1で味をつければ、煮汁は出来あがりである。
豚コマ肉は、アクをとる手間を省くために湯通ししておく。
水を煮立てて火を止めて、豚肉をシャブシャブとひたして湯を捨てる。
豚肉は250グラム、ニラは一把を用意した。
昨日3杯、さらに今日も1杯、ガッツリと食べるのだ。
あとは煮汁に1回に食べる分の豚肉とざく切りにしたニラ、冷蔵庫に入っていた豆腐をいれ、生卵を割り落とす。
2~3分煮て火を止める。
お椀によそい、青ねぎと一味をかける。
この汁がまた、温まるのである。
卵は半熟。
これにどこで箸を入れるか考えるのも、食べる楽しみの一つとなる。
シメはうどん。
少し煮込んで汁がしみたのが、またうまいわけである。
箸休めは、3日目のブリ大根。
味が「これでもか」とばかりにしみている。
梅干し。
自家製なのである。
昨日はこれを食べ、10時半には布団に入った。
9時間寝て起きてみたら、咳はまだ残っているが、体のダルさはすっかりなくなり、風邪は一日で、ほぼ治ったのである。
「手洗いうがいもした方がいいと思うよ。」
そうだよな。
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コメント
豚とニラ本当に効きますよね〜!
私は昨日は豚ニラ玉にしましたw
ご飯とガッツリ食べて、今日は元気です( ^ω^ )