きのうこそは、にしんナスを作ろうと思っていた。
そうしたら、つい豚ひき肉を買ってしまい、酸辣麻婆ナスを作ったのである。
おととい、にしんナスを作るつもりがしめじとツナの卵炒めを作ってしまったので、きのうは、
「きょうこそは、にしんナスを作ろう」
と心に決めていた。
ところがブログ更新を終え、帰り道にスーパーへ行ったら、ついフラフラと、豚ひき肉を買ってしまったのである。
家にはナスがあるわけだから、これは麻婆ナスを作ることになる。
このところ体調が低下傾向で、2週間くらい前、涼しくなったのに窓を全開で寝てしまったため引いた風邪がまだ治らず、咳が抜けなかったりもしているから、体がスタミナを求めているということだったのだろう。
麻婆ナスも、今年の夏は、何度となく作っているから、ネタ切れのような気がしていた。しかしおととい、酸辣湯を初めて作り、これが手軽にでき、うまいことがわかった。
要は辛い味に酢を入れればいいわけで、麻婆ナスにも使えるだろう。
酸っぱい味は、疲れた体にも良さそうだ。
さらにきのうは、いつもは禁じ手としているニンニクも、入れることにした。
ニンニクは、決して嫌いではないのだが、ニンニクを入れた料理が一品あると、他のうす味の、和風の料理が味がしなくなるからで、全体の秩序のためにご遠慮願っていたのである。
しかしきのうは、体が「ニンニクをくれ」と言っていた。
その代わり、小鉢はすべて、強めの味を付けることにする。
麻婆ナスは、しょうゆベース。
ガッツリ行きたかったから、ご飯も添えることにした。
米は、炊飯器ではなく、鍋で炊く。
時間を計り、火加減を2回変えるだけだから、手間は全くかからない。
研いだ米1カップに、水1.2カップを加えて15分ほど浸したら、中火にかける。
沸騰し、湯気が勢いよく吹き出してきて、吹きこぼれる寸前に、火を吹きこぼれないくらいにごくごく弱くして10分炊き、火を止めて10分蒸らす。
麻婆ナスは、まずはナスだけ炒めておく。
ナス2本を、きのうは横半分に切り、縦に4つに切ったのだが、この切り方は、なかなか良かった。
サラダ油とゴマ油、それぞれ大さじ1くらいを入れ、中火で2~3分。あとで煮るのだし、ここでしんなりさせなくていい。
改めてフライパンに、サラダ油大さじ1くらいを引き、豚ひき肉100グラムを中火でじっくり炒める。
ひき肉に火が通ったら、豆板醤を少し辛めの小さじ2くらい、ニンニク1かけと1~2センチ大のショウガのみじん切り、青ねぎ小口切り一つかみを入れてさらに炒め、香りが立ってきたら、酒とオイスターソース大さじ1、しょうゆ大さじ2分の1を入れて、ひと混ぜしたら、水1カップを入れる。
味を見て、塩気が足りなければ塩を入れ、ナスを2~3分、弱火で煮る。
ナスが好みの柔らかさになったら強火にし、ゴマ油小さじ1、酢大さじ1を入れてひと混ぜし、片栗粉大さじ1、水大さじ2の水溶き片栗粉を混ぜながら少しずつ加えてトロミを付ける。
ご飯をよそい、酸辣麻婆ナスをかける。
コッテリさわやかな味で、夏のスタミナ補給には打ってつけだ。
あとは全て、しっかり味を付けたものにした。
ツナとにんにくの芽のスープ。
にんにくの芽が余っていたから使ったのだが、油あげに加え、せっかく冷蔵庫に入っていたしめじを使えば良かったと、あとでとても後悔した。
鍋に水1カップ強とツナ2分の1缶を入れて中火にかけ、煮立ってきたら、酒大さじ1と塩少々で味付、油あげとにんにくの芽、(しめじ)を煮て、粗挽きコショウを振る。
塩もみ大根のツナマヨ和え。
細く切り、塩もみしてしばらく置いて、よく絞った大根を、ツナとマヨネーズ、青ねぎ少々、塩コショウで和える。
ピリ辛キュウリ。
大きめに切って塩もみし、しばらく置いて水洗いし、水気を拭き取ったキュウリを、酢と醤油、ラー油にしばらく漬けておく。
酒は焼酎水割り。
おかげできょうも、何とか体力は回復している。
「年を取ると体調維持も大変だね。」
そうなんだよ。
◎関連記事
晩酌の支度を始めたら、作ろうと思っていたのと全くちがうものを作ってしまったのである(しめじとツナの卵炒め)
疲れたときは豚肉である。(豚肉とにんにくの茎のオイスターソース炒め)