秋も深まり、朝晩などはもう寒い。風邪を引いたり、体調を崩したりしている人もいるのではないだろうか?
特に30歳を過ぎ、40、50となるにつれ、体力は低下する。若いころは大丈夫でも、だんだん無理が利かなくなるから、体調の管理には、細心の注意が必要となる。
やはりいちばん大事なのは、「食べ物」だ。
外食ばかりで済ませていると、つい、体が本当に必要とするものよりも、「お店のおすすめ」を食べたくなる。
もちろんそれも、決して悪いことではない。でもいつもそれだと、30代以降の体には、キツイものがあるのである。
まあ、それはいいとして、きのうはサンマを食べることにした。
サンマの季節は、そろそろ終わりだ。10月一杯がいいとこで、11月は、「サバ」が来る。
食べたいものを食べ残し、悔いが残らないようにしておかなくてはいけないだろう。
サンマの料理で、一つを選ぶとしたら何がいいかを、じっくりと考えてみた。
お造りはまずは基本だし、酢ジメ、蒲焼、鞍馬煮、塩焼き、、、。
しかし一つを選ぶなら、やはり「なめろう」なのである。
まずは魚は、火を通したものより、何といっても「生」がうまい。さらにサンマのような青い魚は、「濃い味」の方が合う。
なめろうは、味付は「みそ」でする。このみそとサンマの相性が、実に「いい」のだ。
なめろうを作るには、サンマは3枚におろさないといけない。
しかしなめろうは、どうせたたいてしまうから、きれいにおろす必要がない。
初心者が3枚おろしを練習するには、「まさにおすすめ」の題材だ。
3枚おろしのやり方は、この動画がわかりやすい。
コツは、まずは包丁を簡易研ぎ器でよく研いでおくこと。それから3枚におろしたら、身をよく水洗いし、血などを落としておくことだ。
サンマの水気を拭き取ったっら、
- みそ(好きなの) 大さじ1くらい
- おろしたショウガ 2センチ大くらい
- 青ねぎ 一つかみくらい
を加え、包丁で「ザクザク」と切っていく。
このたたき加減なのだが、「大きめ」がおすすめだ。
なめろうは、サンマが細かくなければいけないわけではない。
2センチ大くらいにしておいて、「ゴロゴロ」とした食べ応えが残るようにするのが、またうまい。
サンマのツマは、「もやし」がいい。
ゆでたのに少し残るクセが、やはりクセのあるサンマによく合う。
スダチをたっぷり絞るのも、おすすめだ。
酒がいくらでも進むから、飲み過ぎるには、絶好の肴となる。
あと、きのうは、豚キム・ピラフの湯漬け。
これがちょうど、「クッパ」のようで、死ぬかと思うほどうまかった。
小松菜とさつま揚げのおひたし。
サッと塩ゆでした小松菜と、細く刻んださつま揚げを、ポン酢で和え、一味をかける。
納豆の冷奴。
よく練った納豆と青ねぎを、からし酢醤油、削りぶしで和え、豆腐にのせる。
酒は、熱燗。
なめろうには、熱燗は「マスト」とも言えるだろう。
「外食でも栄養を考えてくれるお店はあると思うよ。」
たしかにな。
ちなみにネコは、皿にエサが入っていないと、「おねだり」をするようになってきた。
でも食べ終わると相変わらず、礼も言わずに立ち去るのである。