年長者が行動を起こせば、その分、日本の未来は明るくなるのである。

チェブ夫 社会運動

 
ぼくは微力ながら、行動を起こすことにした。

チェブ夫

年長者が行動を起こせば、その分、日本の未来は明るくなるのである。

 

 

裁判で違法判決がでた「ヘイトスピーチ」が、どんなものだか知らなかったから、ネットの動画をあれこれ見てみた。一人の青年が団体を立ち上げ、それが急成長しているようだ。

分かったのは、攻撃する相手に対し、実際に憤りを感じているというよりは、聞く人の憎悪をかき立てる話し方をしていることだ。その一方で、「日本人はもっと自信を持たないといけない」などと言ったりする。

人を貶めることで自分が優位に立とうとするのは、頭が弱い人がよくやることだが、これはその最たるもので、全く呆れた。

 

毀損された名誉が回復されなければいけないのは当然だし、このような差別的発言に対しては法の規制も必要だろうが、同時に考えてしまったのは、なぜこのような差別団体が支持を集めるかということだ。日本の状況が、それだけ良くないことを意味しているのだろう。

 

景気は長らく低迷し、若い世代は就職もままならないし、就職しても、人減らしで疲弊した職場でこき使われることもある。収入が不安定だから結婚にも踏み切れず、不満が鬱積しているだろう。

景気が低迷しているのは、自民党政権およびその周りにいる官財学が、責任追及を怖れてきちんとした手を打たず、状況をそのままに放置しているからである。銀行の不良債権処理も、原発の事故処理もまったく進まず、「失われた20年」が、「失われた30年」になるのはほぼ確実になっている。

 

本来なら、不満はここに向かうべきだろう。「打倒安倍政権」を叫び、立ち上がったら良さそうなのだが、そうはならないわけである。

「言ってもどうせダメだと」と思うのかもしれないし、実際、民主党に政権交代してみても、たしかに何も変わらなかった。

溜まった不満のはけ口に、手頃な相手が選ばれるということだろう。

 

いまはこのヘイトスピーチに、対抗勢力も生まれている。「カウンター」というそうだ。

無法行為を野放しにしていいわけがないのだから、それはたしかに必要なことだろう。

京都大宮の若者たちも、このカウンターに関わる人は、少なくない。

 

しかし本来、このような差別表現は、国が規制すべきものだろう。タバコをここまで目の敵にするのなら、それよりまず、このような差別表現を、もっと厳しく取り締まったらいいではないか。

しかし安倍首相が動く気配はあまり見えない。

むしろ自分の無為無策を、憎悪が覆い隠してくれるから、「好都合」と思っているのではないかと邪推すらしたくなる。

 

その無策のツケを、人生の貴重な時間を使い、若者たちが払っているわけである。まったく切ないことである。

 

若者には、もっと先を見据えて今を生きてほしいと思う。10年、20年先を若者が考えるからこそ、未来は拓けるものだろう。

それをいま若者は、頭の弱い人の尻を拭くのにかかりきりになっている。目の前のことに追われて、先のことなど考えられないことだろう。

これ程もったいないことは、ないのではないだろうか。

 

それならば、これはもっと年長者がやればいいのだ。年長者はいまの日本の不都合に対して、若い人より責任がある。

50代、60代は、もう生活も安定し、いまさら政治に口を出そうとは思っていないかもしれない。あとは悠々自適で、余生を送ろうと思う人もいるだろう。

でもそう言っているあいだにも、若者たちは、貴重な時間を浪費して、神経をすり減らしているのである。

 

そこでぼくは、微力ながら、行動を起こすことにした。とりあえずの目標は、「安倍政権の支持率を下げること」でいいのではないかと思っている。

具体的な方法については、追々考えるつもりだが、まずはTシャツなどを作ってみるのがいいのではないかと思っている。「NO MORE ABE」などと刷り込んだ、とびきりオシャレなのを着込んで、街を歩くなどよさそうだ。

 

微力でも、年長者が行動を起こせば、その分、若者の負担はへる。そうすれば、その分、日本の未来は明るくなると思うのである。

 

「口だけにならないようにね。」

チェブ夫

ほんとだな。

 

 

 

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