きのう8月14日に京都駅前で行われた、SEALDs KANSAIの戦争法案反対アピールへ出かけてきた。戦争に反対なら、8月23日に全国各地で行われる若者一斉行動、および8月30日の国会前10万人大行動へは行くべきだ。
泣いても笑っても、戦争法案が成立してしまうのか、それとも廃案に追い込むことができるのかは、参議院の会期が終わる9月27日までに決まるのである。
戦争法案は衆議院で、強行採決により可決され、現在は参議院で審議中。与党は衆議院で圧倒多数を得ているから、仮に参議院で否決されても、ふたたび衆議院で可決すれば、法案を成立させることができる。
議席数だけの話でいえば、戦争法案はもう「可決されたも同然」なのだ。
戦争法案が可決されれば、どんなことが起こるかは想像がつくだろう。日本はこれまでの専守防衛を放棄して、第三国を先制攻撃することができるようになる。
もしどこかの国を攻撃すれば、報復は十分すぎるほど考えられる。日本が戦火に巻き込まれ、現在のような安穏とした生活ができなくなるのは、決して杞憂などではない。
それを押し返し、戦争法案を廃案に追い込むためには、いま日本にいる一人ひとりが立ち上がり、行動を起こすしかないのである。
現在日本の各地で、戦争法案にたいする反対アクションが行われている。それにより、政府の支持率は大きく下がり、安倍政権は確実に圧力を受けている。
きのう安倍首相が発表した戦後70年の談話でも、首相は世論に配慮して、「植民地支配」「侵略」「おわび」などの言葉を入れざるを得なくなった。
世論が動けば、戦争法案を廃案に追い込むことは、十分できる。そのためには、実際に政権に、世論の大きなうねりを見せつけなければいけないのだ。
1960年の安保闘争で、国会前を30万人のデモ隊が取り囲み、当時の岸首相を退陣に追い込んだ。
いま、それに比する大規模なアクションが、目前に計画されている。
まずは8月23日の、「全国若者一斉行動」。SEALDsの呼びかけに応じて、全国各地で若者による反対アピールが行われる。
ここに、それら行動を起こす若者たちのグループの、ツイッターアカウントがまとめられている。
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自分が住んでいる場所の近くのグループをフォローすれば、情報が得られるはずだ。
それから8月30日には、国会前で、「10万人大行動」が行われる。
これはありとあらゆる団体が、この日に結集しようという集まりで、SEALDsも参加する。
この2つの集まりが、戦争法案を廃案に追い込むための「天王山」だ。ここにどれだけの人が集まるかが、成否を決める。
おれも8月23日は京都でのデモへ参加するのはもちろん、30日は東京へ行くつもり。
戦争に反対なら、この2つには絶対に行くべきだ。
きのう京都駅前で行われた、SEALDs KANSAIの街宣アピールへも、1,000人の人が集まった。
お盆なのに人が減らず、むしろ前回より増えていたのは、やはり危機感の現れだろう。
学生たちが、順番にスピーチする。
このスピーチが、どれもいいのだ。
学生だから、話は決してうまくない。聴衆に対するつかみの言葉などもなく、あらかじめ作った原稿を、淡々と読み上げる形である。
しかしそれが、心を打つのだ。小むづかしい理屈を言わず、戦争にたいする、そして安倍政権にたいする想いをストレートに伝えるからだ。
きのう国会前で行われたという、女子学生のスピーチ動画。
（全文は）
これも見てみたけれど、とてもよかった。
戦争にたいする反対など、しないで済めば、越したことがないのはもちろんだ。しかし今は、具体的に行動して反対をしない限り、戦争はほんとに起こる。
学生たちは、頑張っている。
おれたち大人も、他人事であってはいけないはずだ。
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