安倍首相は「悪」である。

チェブ夫 社会運動

ここ数日、飲みながらツイッターを眺めていると、集団的自衛権の話で持ち切りである。京都でのデモや、官邸前抗議行動の様子が投稿されてくる。

ある知識人は、

「一人の馬鹿者のために。」

とつぶやいていた。彼はその後、抗議行動の様子をあれこれと転送していたから、その馬鹿者とは、安倍首相のことだっただろう。

 

「馬鹿者」という表現は、おそらく彼にとっては最大級の罵声だったに違いない。知識のある人は、人を頭のいい悪いで評価する傾向がある。

 

しかしそれを見て、ぼくは「馬鹿者」では足りないと思った。

安倍首相は、「悪」である。

 

悪の定義としては、それこそ色々あると思う。文学的な、または哲学的な考察も含めれば、それはそれで広い世界があり、単純に割り切ることはできないだろう。

しかし悪の、もっとも単純な一つの定義の仕方として、「法律を平然と無視すること」が上げられるのではないだろうか。「悪徳企業」といえば、少なくとも、法律を平然と無視する企業がそれに入るのはまちがいない。

 

安倍首相はきのう、権力者が守るべき法律である「憲法」を平然と無視し、それに反する内容を閣議で決めた。

ここにおいて、安倍首相が「悪」であることが、確定したと思うのである。

 

安倍首相については、自民党の党首になった時点から、あの極右・強権体質を危惧していた。それが「美しい国」などとまやかしを並べ、二度の国政選挙で盤石な体制をきずいたと見るや、秘密保護法の強行採決を初めとして、危険な政策をつぎつぎと実行していく。

しかしそれでも、これまでは、法律に従ってはいただろう。

ところがきのう、とうとうそれを公然と無視する挙に出たのである。

 

これを、放置していいのだろうか。

ぼくはこれまで、安倍首相が危険だといっても、二度の国政選挙で国民が支持してしまっているのだから、「仕方がない」と思っていた。最後の望みは、このあいだの都知事選だったが、それも結局自民党が勝った。

危険な首相のもとで、それを支持した日本国民は、これから苦難の道を歩むしかないと思っていた。

 

しかし法律を無視するとなれば、話は別である。ああして閣議で決められるのなら、何でもできることになる。

 

悪は、排除されなければ、いけないのではないだろうか。

 

「立ち向かわなければならない敵が現れた・・・」

ぼくはいま、そう感じているのである。

 

「戦うなら、負けちゃダメだよ。」

チェブ夫

そうだよな。

 

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