きのうは梅田で行われた在特会の街宣に、カウンターに行ってきた。
ネトウヨは、本当に救いようがないアホなのだ。
「アホ」にもいろいろ段階があり、可愛げがあるのもいる。また関西などでは、アホが尊敬の対象となることもあるだろう。
しかしネトウヨ・在特会のアホさ加減は、「救いようがない」と言うべきだ。
まず、実際にアタマが悪いことは言うに及ばない。
「在日特権」などというありもしない、荒唐無稽なデマをまともに信じているわけで、物事の理解力は最低ランクだ。
しかしそうしてアタマが悪いだけならともかく、信じたデマを元にして、他人を攻撃するのである。
これは本人たちにとっては、「やらなければやられる」と思っているのかもしれない。でも実際に攻撃の対象になるのは、在日韓国・朝鮮人や身体障碍者、ホームレスの人たちなど社会的弱者や、女性や子供になるわけで、単に弱い者いじめでしかない。
これら「差別」は、初めはネットのなかで始まり、それが「在特会」という組織になって、路上に出てくるようになった。攻撃は徐々に過激化し、在日を「殺せ」「たたき出せ」とまで主張するようになる。
これは「差別扇動」で、多くの国で、刑事罰までが課される重罪とされている。人種差別撤廃条約に加盟している日本でも、きちんと法整備して犯罪として処罰するよう、国連人権委員会から再三求められている。
しかし日本は、どういう理由か、それを怠っているために、差別扇動が広がりを見せるようになった。
そこで2年前、カウンターが登場し、路上で直接、ネトウヨどもを叱るようになったのだ。
どんなにアタマが悪くても、普通の神経を持っていれば、そうして叱られているうちに自分のまちがいに気付くだろう。さらに世論も、「ヘイトスピーチは悪」ということになり、法務省も、「ヘイトスピーチ、許さない」の啓蒙までするようになる。
実際、多くの人が在特会から離脱したらしく、在特会のデモや街宣に参加する人の数も減っている。
きのうの梅田での街宣も、在特会の参加は10名ほど、しかも参加者は、もうこのところ毎回、おなじ面子ばかりとなっている。
しかしこの「残った面子」というのが、いわば「純化」されていて、完全に、救いようがなくなっているのである。
犯した罪が大きすぎ、もう自分のまちがいを認めることができなくなっているのだろう。「狂信者」と呼ぶのがふさわしい状態だ。
周りの言うことに耳を貸さないのはもちろんのこと、それを封じようと、さらにデマを重ねていく。
「いけない」とされることを踏みにじり、ことさらに差別扇動をすることに、快感すら感じているようだ。
こうなってしまったら、人間は終わりである。
オウム真理教の信者が「ハルマゲドン」を信じて地下鉄にサリンを撒いたように、どこかの時点で、罪の償いに長い時間を費やさなければいけないことになるだろう。またはそうなるように、こちらはできる限りの努力をしていく必要がある。
しかしそういう、相手をする価値がない、救いようのないアホであっても、うす汚いヘイト・スピーチを街に垂れ流すのを許しておくわけにはいかない。
それできのう行われた在特会の街宣へも、お天気のいい祝日なのに、多くの人が、カウンターに馳せ参じるわけなのだ。
聞く耳を持たないヤツを相手にしないといけないから、カウンターをしていても、非常に疲れる。おまけに大阪府警は、差別扇動の犯罪者より、それを止めようとするカウンターをより厳しく規制するから、その規制をかいくぐるのにも手間がかかる。
しかしきのうも、こちらの罵声で、ヘイト・スピーチを何とかかき消すことができた。
在特会は、鶴橋に流れる可能性があったから、こちらも一応、鶴橋へ向かって状況を確認する。
しかしきのうは、アホどもはみな帰宅したようで、鶴橋は平穏だった。
これをもって、カウンターは無事終了と相成った。
そこで、慰労会。
まずは、ガード下にある「茂利屋」。
ここは、ホルモンや豚足などが、大変うまい。
値段も安く、鶴橋へ初めて来て、まず行ってみるのにはおすすめだ。
ビールから始まって、すぐにハイボール・メガジョッキ。
つづいて、駅前にある回転寿司屋「海幸」。
酒は、熱燗。
ここも、寿司は2貫で130円からと大変安いのに、けっこううまかった。
慰労会が終了し、帰り道に腹が減ったから、きつねうどん。
大阪のうどんだしは、色はうすいが、醤油はかなり強めだと思った。
大阪は、さすが都会である。
阪急電車で、ウトウトとしながら大宮へもどった。
大宮でもう一パイ飲む気力もなく、そのまままっすぐ家に帰った。
せっかくだから早く寝ようと思うのだが、なかなかすぐには寝付けない。アホのヘイト・スピーチを浴びたせいで、気持ちが疲れているからだ。
あのアホどもには、一刻も早く、世の中からいなくなってもらいたい。
「ほんとに迷惑なヤツらだね。」
そうだよな。
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