きょうは投票、つぶせ都構想!
都構想に反対するデモに参加したのだ。
都構想の反対運動には、チラシ撒きを2回ときのうのデモと、都合3回参加した。
暇なわけでは、もちろんない。でも、できることをきちんとやっておかないと、あとで後悔するような気がして、居ても立ってもいられなくなったのだ。
何しろ大阪都構想、メリットが全くない。「二重行政のムダを省く」というけれど、「4,000億円のお金が浮く」のはまったくの嘘っぱち、反対に、5年間で1,000億円の赤字を増やすだけである。
大学や病院、図書館などの公共サービスが統廃合されるから、住民の利便は低下、おまけにカジノが作られたら、住環境はさらに悪化するだろう。
大阪市をなくしても、「都」になれる見込みは薄い。しかも一度、市をなくしてしまったら、戻すことは、もうできない。
都構想を推進する橋下氏はじめ維新の会は、それだけのことをしようとするのに、市民に対する説明責任を果たしていない。イメージばかりが先行し、反対派を「既得権益を擁護している」と攻撃する。
そのようなめちゃくちゃを、許してはいけないのだ。
都構想、サックリとたたき潰す必要があるのである。
デモの集合場所・大阪市役所前に着くと、すでに人がたくさん集まっていた。
老若男女が200~300人というところだろうか。
SADLのバナーも掲げられている。
「SADL=民主主義と生活を守る有志」は、今回の反対運動のために結成された、市民団体だ。
3時半の定刻に、デモは出発。御堂筋をなんばへ向けて歩きはじめた。
今回のデモは、「サウンドデモ」と呼ばれるもので、最近のデモではわりと主流になりつつあるタイプである。巨大スピーカーをはじめとする音響機材を積み込んだトラックが、デモ隊を先導する。
トラックの荷台にはDJと、プロのラッパーが乗車する。ラッパーは、ラップの音楽に乗りながら、シュプレヒコールをするのである。
これが、あまりにカッコイイので、本当にビックリした。
「あしたは投票、つぶせ都構想!」
「大阪こわす、都構想反対!」
文字に起こせば、よくある政治スローガンだ。ところがこれが、ラップの音楽に乗り、忌野清志郎バリの巻き舌で歌われるから、シュプレヒコールというよりは、「音楽」そのもの。
だからデモも、これまでのデモのイメージでは全くなく、むしろ「野外フェス」に近い。
「これが、新しい社会運動の形なのか、、、」
つくづく思った。
反対運動は、どうしてもネガティブな、攻撃的な印象になりがちだが、きのうのデモは、そのような暗さは微塵もなく、実に明るく、さわやかだった。
沿道の人達も、デモ隊に目を丸くしている。
デモ隊は沿道の人を次々と吸収し、最終的に参加者は倍くらい、400~500人に膨れ上がった。
1時間半ほどの時間をかけ、デモ隊はなんばに到着した。そのあとは、心斎橋での最終アピール。
SADLには、党派色が全くない。普通に仕事をしている社会人や学生が、手弁当で参加している。
だからきのうの最終アピールには、トラックに平松・前大阪市長、民主党の辻元清美議員、共産党の議員と、普段は一緒に活動しない複数の党派の議員も相乗りし、ともに反対をアピールした。
普通の社会人や学生だから、平日の昼間は活動できない。平日夜と、土日祝日だけを使い、SADLはここまで活動を盛り上げた。
ここにこそ、次の時代を切り拓く、新たな芽があると思った。
大阪市民で、まだ住民投票に行っていない人、投票は午後8時までだから、まだ間に合う。
ぜひ投票所へ行って、「反対」の票を投じ、この新しい動きに加わってほしいと思う。
アピールが終わったら、仲間と食事。
中華料理をたんまり食べ、
さらに一杯飲んで、最終電車で京都へもどった。
京都へ戻ると、まだ小腹が空いている。
そこで「第一旭たかばし本店」の列に並んだ。
京都で、ラーメンを一つ選ぶとしたら、ここなのだ。
家に着いたら、時刻は2時。きのうも飲み過ぎてしまったわけだ。
しかしデモに参加すれば、やはり喉は渇くわけだし、それも仕方がないのである。
「飲まずに帰る人だっているよ。」
そうだよな。
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