いよいよ決戦。きのうは大阪で2万人のデモ。きょうは国会前での大抗議

0913関西大行動 東京・京都・大阪などでの社会運動

0913関西大行動

きのうは、戦争法案に反対する関西大行動。2万人という、空前の人が参加した。

 

 

政府は明日15日に中央公聴会、16日には地方公聴会を開き、その後18日までのあいだに、戦争法案を参議院で強行採決しようとしている。

今週はいよいよ「決戦」で、もし今週での採決を阻み、連休に持ち越すことができれば、戦争法案は廃案の可能性がきわめて高くなると言われている。

 

そこで今週は、様々な抗議行動が予定されていて、きのうも全国各地でたくさんのデモが行われた。

関西でも大阪で、滋賀・京都・大阪・和歌山・奈良・兵庫から、学生・若者を中心として結成された11団体が主催する「0913関西大行動」がおこなわれ、おれもそこに参加してきた。

 

バッグにバッテリーを装填したトラメガを入れ、家を出る。

 

雨の予報だったのに見事に晴れ、まさにデモ日和。

 

集合場所の公園に着くと、すでにものすごい数の人が集まっていた。

前回7月に大阪で、8500人集まったデモの時より、明らかに人が多い。

 

報道陣も多数。

 

上空をヘリも飛んでいた。

 

30分ほどの集会を行ったあと、

 

いよいよ出発。

 

きのうのデモも、音響機材を積み込み、コーラーが乗る「サウンドカー」が先導する、サウンドデモ。

複数団体の主催だから、サウンドカーも計6台が用意されている。

 

軽トラックのサウンドカーもあるのが、学生らしくてカワイイ。

おれは、御堂筋へ先回りし、そこで列の先頭から最後尾までを写真に収めることにした。

 

先頭は、SEALDs KANSAI。

 

ところがSEALDs KANSAIの後続だけで、すでに1000人規模のグループが4つある。

 

デモの隊列は、それから延々と通り続けた。

 

そして最後尾のSADLも、3つのグループ。

 

先頭グループが通ってから、最後尾が通るまで、1時間の時間がかかった。だから人の歩く速さを時速4kmとすれば、デモ隊は4kmに及ぶ長さだったことになる。

 

サウンドカーでは、それぞれコールが行われる。

 

またSADLの第3グループであるドラム隊は、怒涛のドラムを大音響で叩き出す。

 

この若い人たちのアピールの特徴は、ひとことで言えば、「恨みがましくないこと」だ。

政治的な主張をする際によくありがちなのは、安倍首相はあんなにひどい、そして自分たち国民はその被害者だ、そんな被害を自分たちに与える首相を、「許さないぞ」というものだ。

ところが若い人たちは、そのように自分たちを「被害者」の立場に置かない。あくまで上から目線で、

「安倍はやめろ」
「国民なめんな」
「戦争したがる総理はいらない」
「とりま廃案」「それな」「それな」

と、罵倒し、叱り、蹴散らすのだ。

このことは、国民が「主権者」であることを考えれば、当然のことだろう。日本が進む方向を決める権利を持っているのは、政府ではなく、国民なのだ。

 

自分を被害者の立場に置けば、どうしてもその「つらさ」や「悲しみ」を訴えることになり、湿っぽくなりがちだ。

ところが若い人たちはそうではなく、あくまで主権者として、安倍首相に上からモノを言うから、実にカラッとしていて爽やかなのである。

 

だから、デモも明るく盛り上がる。

 

また沿道を通る人の反応も実によく、きのうも道頓堀で居酒屋の呼び込みをしているお兄ちゃんが、サウンドカーのコールに合わせて踊り出していた。

 

デモ隊は、道頓堀からなんばを抜け、、

 

ゴールへ向かった。

 

デモには、2万人が集まったそうだ。

近年では、東京でも2万人に及ぶデモは、国会前を別とすれば行われておらず、今回の関西大行動、史上空前の規模となったようだった。

 

 

さてそして、今夜は国会前にて、8月30日につづく、大抗議が行われる。

国会正門前を再びあふれる人で埋め、政権に大きなプレッシャーを与えることが目的だ。

 

集まるのは、とにかく「国会正門前」。

https://twitter.com/nocchi99/status/643244409992036352

 

警察が、正門前に人を集めないようにしようとし、ウソの誘導をするようだ。「警官の言うことに、耳を貸さない」ことが大切になるみたいである。

 

持っていく必要がある物は、飲み物・食べ物・防寒具・雨具など、身の回りのもの。プラカードなどは、暗いから、特に持って行かなくていいようだ。

その代わり、今夜ぜひ持って行くといいものは、ペンライトや懐中電灯など「光るもの」(および予備の電池)。

これは暗がりで足元を照らすと同時に、新聞社が上空などから写真を撮った際、暗がりに人の存在を示すものとして必要とのことである。

 

戦争法案を廃案にできるかどうかは、今週にかかっている。

ぜひ悔いを残さぬよう、できる限りのことをやりたいものだ。

 

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