冷凍庫に残っていた鶏ひき肉で、ピーマン肉詰めを作った。
タレは、オイスターソースを入れるとコクが出るのである。
冷蔵庫には、まだあれこれと残り物が入っている。一食分くらいは、これで何とかなりそうだ。
買い物は、冷蔵庫をできるだけ空にしてから、するのが気持ちいい。
それに残り物処理は、意外に楽しい。ある物だけで作らないといけないから、普段の料理にはない、材料の組み合わせなどを発見することも多いのである。
まずはピーマンが4個あり、これを片付けることにした。冷凍庫には、鶏ひき肉100グラムが入っている。
となれば、やはり「ピーマン肉詰め」だろう。ピーマン肉詰めは、ピーマンを使った料理の中で「一番」とも言えるくらいうまいと思う。
鶏肉がアッサリしているから、タレは甘辛い、コッテリしたのにする。
鶏ひき肉と、みじん切りの玉ねぎ4分の1個分、溶き卵4分の1個分、酒としょうゆ小さじ2分の1ずつ、おろしショウガ小さじ1、片栗粉大さじ2分の1ほどを器に入れ、粘り気が出てくるまでよくこねる。
これをタテ半分に切り、ヘタを落として、内側にうすく片栗粉を塗ったピーマンにつめる。
フライパンにサラダ油少々をひいて中火にかけ、肉入りピーマンをまず肉の側から焼く。
肉にこんがりと焼き色がついたらひっくり返し、火を少し弱めてフタを閉め、2~3分蒸し焼きにして火を通す。
フタを外して中火にもどし、酒とみりん、砂糖大さじ1ずつ、しょうゆとオイスターソース大さじ2分の1ずつを入る。
煮詰めながら、タレをよくからめ付ける。
一味と粉山椒をふって食べる。
タレはオイスターソースを使うと、グッとコクが出るのである。
それからさらに冷凍庫には、鯛の背骨を湯通ししたのが入っている。これはやはり、吸物にする手だろう。
具はレタス、それから油あげにした。
レタスは汁物や鍋に入れても、とてもうまいのだ。
背骨はだし昆布と一緒に、アク取りをしながら弱火で15分くらい煮る。
酒と淡口しょうゆ、それに塩で味をつけ、お湯をかけて油抜きした油あげを煮て、最後にレタスをさっと煮る。
たたきキュウリとわかめのツナマヨ。
これも大変うまかった。
キュウリはすりこ木で叩いてから食べやすい大きさにちぎり、塩ひとつまみを振ってちょっと置き、水で洗って水気を拭きとる。
ワカメと合わせ、ツナとマヨネーズで和える。
インゲンとちくわのゴマ和え。
ゴマだけだと味が足りないので、ちくわを入れた。
サッと塩ゆでして水で冷やしたインゲンを、うす切りにしたちくわと合わせ、たっぷりのすりゴマ、それにみりんと淡口しょうゆ少々で和える。
酒は焼酎水割り。
この頃は暑いから、日本酒より焼酎が飲みたい気分である。
安倍首相の一件で、ボルテージが上がりまくった。
「体を壊しても知らないよ。」
そうだよな。
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