鶏肉と合わせてコッテリと炊いたもの。和風豆ごはんもおいしいですが、一食の食事にするにはおかずや汁物が必要となるのにたいし、こちら洋風豆ごはんはフライパン1つででき、これだけで一食分の食事にすることができるので、手軽です。
フライパン1つででき、一食分の食事になるので手軽
あさりごはんの場合には、味的にも洋風で作ったほうがおいしいです。「ボンゴレ」でわかる通り、ちょっとクセのあるあさりは、ニンニクと合わせることでぐっと引き立つものであり、和風あさりごはんに使うショウガでは、ちょっと役不足だからです。
それに対して豆ごはんは、和風も大変うまいです。生のえんどう豆を使い、味つけは酒と塩だけで炊き上げた豆ごはんは、「もっともウマイものの一つ」といっても過言でないと思います。
しかし和風豆ごはんの弱点は、それだけでは一食分の食事にはならないこと……。
最低でもみそ汁とお新香くらいはないと形になりませんし、できればおかずもほしいところです。となれば、豆ごはん自体は作るのは簡単でも、一食分の食事と考えた場合には、それなりの手間がかかることになります。
その点、洋風豆ごはんは、それだけで一食分の食事に完全になります。
鶏肉を使いますので、コッテリとして食べ応えは十分です。またトマトを入れれば、見た目も栄養バランスも文句なし。
特に一人暮らしなどの場合だと、一食に何品も作るのは大変です。
フライパン1つで、大した手間もかからずできる洋風豆ごはんはオススメです。
洋風豆ごはん 作り方
洋風豆ごはんを作るには、香味野菜と鶏肉、それに米をまず炒め、熱湯を加えて炊くという段取りです。米は生米を洗わずに使うので、もっとも簡単な一食分の食事になる料理の一つ、焼きそばと、匹敵する簡単さです。
豆は缶詰または袋入りのグリーンピースを使います。
ちなみに肉は、今回は鶏肉を使いましたが、ベーコンでもおいしいです。
材料
- 鶏肉(モモでも胸でも) 150グラム程度
- グリーンピース 40~50グラム(固形量)
- トマト 1個
- 米 200cc
- オリーブオイル 大さじ1
- ニンニク 2かけ
- 玉ねぎ 4分の1個
- 熱湯 300cc
- 酒 大さじ2
- 塩 小さじ2分の1
- コショウ 少々
- レモン汁(ポッカレモン100) 少々
- パセリ 少々(あれば)
STEP1 鶏肉と香味野菜・米をじっくり炒める
鶏肉は2センチ大程度に切り、塩・コショウ・酒それぞれ少々をかけてもみ込みます。フライパンにオリーブオイル、みじん切りにしたニンニクと玉ねぎ、鶏肉(皮を下にして)を入れて強めの弱火くらいにかけ、10分くらいかけてじっくりと炒めます。
つづいて米を、洗わずにそのまま入れ、さらに2~3分炒めます。
STEP2 熱湯を加えて炊き上げる
熱湯・酒・塩・コショウを入れて中火にし、1分ほど、フライパンを揺すって鍋底に米がくっつかないようにさせながら、しっかりと煮立てます。
水を切ったグリーンピースと、8等分のくし切りにしたトマトを入れ、フタをして弱火で25分炊きます。
コショウとレモン汁・それぞれ少々をかけて食べます。
みじん切りにしたパセリをかけると、より本格的な味になります。