焼き鳥を家で作るばあいには、串になど刺さずフライパンでやるのが問答無用に手軽です。その際にんにくを加えると、1億2,634万倍はまちがいなくウマイです。
家で焼き鳥を作るならフライパンでやるのが手軽
「焼き鳥」というと、やはり串に刺されているイメージで、筆者も一度、家で作る際に串に刺したことはあります。でもよくよく考えてみたらこれは馬鹿げていることなのであり、なぜかといえば焼き鳥屋が焼き鳥を串に刺すのは、たくさんのお客に少量ずつ、色々な種類の焼き鳥をだすのに都合がいいからです。
家で焼き鳥を食べるのに、「ねぎまとつくねとレバーとハツを少しずつ」などという人はいないはず。
ツマミやおかずとしてはねぎまだけで十分であるわけで、それを一人分とか、家族の分を作るなら、串になど刺す必要は蚊の涙ほどもないです。
焼き鳥は、串にさえ刺さなければ、フライパンでとてもおいしく作れます。フライパンは、肉や野菜を焼くためにあるわけですので、鶏肉とネギがおいしく焼けないはずはないです。
にんにくを加えるとまちがいなくウマイ
焼き鳥屋では、焼き鳥の塩を作る際、塩だけをふってレモンを絞って食べさせます。これは焼きたての、熱々のやつはウマイですが、冷めて皿に残ってしまった焼き鳥 塩のミジメとも思えるほどの不味さは、誰でも経験があると思います。
これは日本料理の欠陥に由来すると思います。鍋しかり、ラーメンしかり、冷めると食べられなくなるほど不味いのは、味つけが不完全だからです。
そこでこの焼き鳥 塩に、ゴマ油とにんにく、酒とコショウを加えます。
そうすると、あら不思議……。ただ塩で焼いてレモンを絞っただけのものより、マジで1億2,634万倍はウマイです。
冷めても不味くなることはまったくなく、最初に作って、あとはチマチマ、酒を飲みながら1~2時間かけてつまむという食べ方が可能となります。
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フライパンで作る焼き鳥 塩 作り方
フライパンで作る焼き鳥 塩は、ほんとに鶏肉とネギをフライパンでちょこっと焼いて、調味料をチャチャッと振りかけるだけですので、ものの10分もあればできるほど手軽です。
ポイントは、大してないですがあえて言えば、鶏肉とネギをガチャガチャと炒めるのでなく、「しっかり焼く」こと。
鶏肉の皮がきつね色になるまで動かさずにおいておき、そのあとは箸で一つ一つひっくり返すのがオススメです。
材 料
- 鶏もも肉 150グラム程度(2センチ大ほどに切る)
- 白ねぎ 1本(2~3センチ長さのぶつ切り。京都と沖縄では「白ねぎ」ですが、関東では「長ねぎ」です。京都の八百屋で「長ねぎください」と言ったら、まったく通じませんでした)
- ゴマ油 大さじ1
- にんにく 1かけ(みじん切り)
- 酒 少々
- 塩 少々
- コショウ 少々
- レモン汁(ポッカレモン100) 小さじ1
STEP1 鶏肉とネギを焼いて、酒と塩を振りかける
鶏肉は、切ったら酒・小さじ1、塩・小さじ8分の1(ほんの1つまみ)、コショウ・2~3ふりを、まな板の上でいいので振りかけてもみ込む。
フライパンにゴマ油・にんにく・鶏肉・ネギを、鶏肉は皮目を下にして入れて弱めの中火くらいにかけ、5分くらいか、鶏肉の皮がきつね色になるまでじっくり焼く。
鶏肉とネギを箸で一つ一つひっくり返し、さらに2~3分、鶏肉にかるく焼き色がつくまで焼く。
酒・大さじ1と塩・小さじ4分の1をふり、中火にして汁気が飛ぶまで、1分ほどサッと炒める。
(粗挽き)コショウ・2~3ふりと、レモン汁をかけて食べます。
5億3,924万回は死ねます。