きのうは、豚肉団子とかぶのコチュジャン汁。これはうま過ぎて、ぜったい死ぬ。
とにかく意志が弱いのだ。
きのうも大阪で用事があり、出かけていった。用事自体はさっくり終わり、だらだらと居残ることもなくそのまま辞去することができた。
時間的にはまだ早かったから、帰って仕事をしようと思った。でもちょっと小腹が空いたからと、カレーを食べていくことにした。
大阪には、カレー屋が多いのだ。
それでカレー屋に入ってみると、ビールがある。あれば、それは飲むわけだ。
ビール小瓶の1本くらい、べつに大したことはない。1時間もあれば、アルコールは抜けてしまう、、、
はずだったのだが、アルコールと一緒に、やる気も抜けてしまったわけだ。
それで家に帰ったら、もう仕事をする気がしない。仕方がないから風呂屋へ行き、もうそのまま酒となってしまった次第。
いつもこのザマなのである。
このお気楽すぎる性格には、我ながらあきれるほかはない。
というわけで、きのう飲みながら作ったのは、豚肉団子とかぶのコチュジャン汁。
かぶは、今が季節。せいぜい食べる必要がある。
あっさり・サッパリとしたかぶは、コッテリとしたものと相性がいい。豚肉と合わせて汁物・煮物にするのは最高だ。
それできのうは、豚肉団子の汁にすることにした。
味つけは、コチュジャン。これはほんとに、死ぬかと思うほどうまかった。
コチュジャンは、日本人が料理につかう場合には、「みその一種」として考えるのがいい。たとえばみそ汁なら、普通のみそやら白みそ、赤出しみそがあるように、コチュジャンがあると考える。
汁物でも煮物でも、みそを使ってうまいものは、コチュジャンで、まずうまい。これはこれまで、いくつか試してきているけれど、例外なく当てはまる。
ただし実際に使うばあいは、コチュジャンだけだと塩気が足りない。なので、コチュジャンと同量の淡口醤油(淡口は赤い色をにごらせないため)を足すようにする。
量は、汁物なら、1カップの水にたいしてコチュジャンと淡口醤油・それぞれ大さじ1くらい、煮物なら、大さじ2くらいとなる。
コチュジャンは、韓国製のものよりも、日本製の、在日コリアンが作ったものがおすすめだ。辛さひかえめ、甘み強めで、日本の料理に合わせやすい。
スーパーで売っているやつならYOUKIのがそれに当たると思うし、鶴橋・豊田商店のも大変うまい。
だしは、きのうは昆布に煮干し。そこにニンニクとしょうがを加えると、さらにいい。
それから最後に、ゴマをふる。
コチュジャンを使うばあいは、日本の味つけにニンニクとゴマを加えるのがポイントになると思う。
鍋に、
- 水 4+2分の1カップ(2分の1はだしを取るときに詰まる分)
- だし昆布 10センチくらい
- 頭とわたを取った煮干し 2つまみくらい
- たたき潰したニンニク 1かけ
- たたき潰したしょうが 1かけ
を入れて中火にかけ、沸いてきたら弱火にし、10分煮出す。
だしを取っているあいだに、器に、
- 豚ひき肉 150グラム
- みじん切りの青ねぎ 1本分(べつに白ネギや玉ねぎでもいい)
- みじん切りのショウガ 1かけ分
- 溶き卵 2分の1個分
- 酒 小さじ1
- しょうゆ 小さじ2分の1
- 塩 小さじ2分の1
- 片栗粉 大さじ1
を入れて、粘り気が出てくるまでよくこねて、肉団子のタネをつくる。
取れた4カップのだしに、
- コチュジャン 大さじ4
- 淡口醤油 大さじ4
を、味を見ながら入れる。
煮汁ができたら、
- スプーンで食べやすい大きさにまとめた肉団子のタネ
- 食べやすい大きさに切った厚揚げ 5センチ角
- 皮をむき、大きさによって6~8等分のくし切りにしたカブ 1~2個
- ざく切りにしたかぶの茎と葉
をこの順番で入れ、かぶがやわらかくなるまで、弱火で10分くらい煮る。
かぶは、まず非常に厚く皮を向くことが必要。大きさにより、3~5ミリ厚さくらいは剥いてしまっていい。
それから、かぶは、5センチ大くらいの小さいやつは、煮過ぎると溶けてしまう。火が通るのに10分かからないと思うから、竹串を刺しながら硬さをたしかめ、やわらかくなったらすぐに火から上げるようにするのが肝心だ。
最後にしめじを入れて、サッと煮て火を止める。
これは、マジで必殺。
コチュジャンは、「ピリ辛で甘いみそ」なわけで、これがうまいのは当たり前。
豚肉とかぶにもよく合って、きのうはほっぺたが100回落ちた。
あとは、白めし。
酒は、焼酎水わり。
だらだらと酒を飲むから、飯をつくり始めるのが、10時を過ぎてしまうのだ。
我ながら、もうちょっとキビキビしてもいいのではと思うのだが、飲むとそんなのはどうでもよくなってしまうから、仕方がないのだ。
「一度ひどい目にあったらいいのに。」
そうだよな。
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