きのうは、豚肉と白菜のあんかけ煮。これは、ほっこり温まる。
このごろ、食事中にも焼酎を飲むようになっている。
以前まで日本酒だったのは、焼酎だと体が温まらないから。ところがこのごろ、料理にニンニクを使うようになったため、それで十分体は温まり、焼酎でも問題なく寝られるようになった。
焼酎のほうが、たしかに翌日に残らない。「だったら焼酎のほうがいいじゃないか」というわけだ。
酒は、毎晩飲みすぎる。これは決まりだから仕方がない。でも翌日酒が残ると、後悔はするのである。
朝もなかなか起きられない。起きても、午前中は頭がボッとしている。
本当は、バリバリ、シャキシャキ、仕事をしたいという気持ちはある。でも前日の酒のせいで、仕事を始めるのが夜になってしまったりしたときは、さすがに「何をやっているんだ、おれは、、」と、自責の念にとらわれる。
それで焼酎を飲みはじめたら、たしかに残らない。「これはいいぞ」と思うのだ。
ところが、、
飲んでも残らないとなると、酔っぱらいは、「だったらその分、まだ飲める」と思うのである。
きのうもそれで、ガブガブ飲んだ。飲めば残るに決まっている。
「何をやっているんだ、おれは、、」
今朝もけっきょく、いつも通り、後悔に苛まれる朝となってしまった。
さてそれで、きのう食べたのは、豚肉と白菜のあんかけ煮。
これは言わずと知れた、冬の定番料理の一つだ。
豚肉と相性のよい白菜が、じんわりと汁を含んで煮えたのは、体がほっこり温まる。しかもそれを、トロミをつけて、熱を封じ込めるというのだから、温まることこの上ない。
きのうはここに、厚揚げと、干ししいたけを加えた。干ししいたけの戻し汁をだしに使えば、コクは完璧。
味つけは、ニンニクと、みりんにしょうゆ。ここに唐辛子と少しの酢をくわえて、やや「甘辛酸っぱい味」にする。
作るのは、これもまったく難しいことはない。
手早くやる必要はないから、手間取ったら、途中で何度でも火を止めながら作ってもOKだ。
干ししいたけ(中)4個は、お湯・1カップにひたす。
これを一番初めにやれば、次の作業をしているあいだに大体もどる。
フライパンに、
- サラダ油 大さじ2
- たたき潰したニンニク 1個
- 鷹の爪 2本
を入れて弱めの中火にかけ、じっくり熱する。
熱しているあいだに、豚バラうす切り肉・200グラムの表と裏に、塩・それぞれ1つまみ(小さじ2分の1)と、コショウ少々をふりかけておく。
ニンニクがキツネ色になり、油からいい匂いがしてきたら、豚肉を入れて、箸でほぐしながらじっくり炒める。
豚肉の色が変わったら、
- ざく切りにした白菜 4分の1個
- 1センチ厚さくらいに切った厚揚げ 5センチ角くらい
- 5ミリ幅くらいに切った、水を絞った干ししいたけ
をくわえ、全体を大きく混ぜ、油がなじんだところで、
- 干ししいたけの戻し汁 1カップ
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 淡口醤油 大さじ2
を入れて、フタをして弱火で、ときどき混ぜながら10分くらい、白菜がやわらかくなるまで煮る。
味をみて塩加減し、
- 片栗粉 大さじ2
- 水 大さじ4
の水溶き片栗粉を、混ぜながら少しずつ入れ、弱火で1分くらい煮てトロミをつける。
最後に、
- ゴマ油 小さじ1
- 酢 小さじ1
を加え、ひと混ぜして火を止める。
皿に盛り、青ねぎをふる。
いやこれはたまらない、冬の味。
あとは、わかめスープ。
- たたき潰したニンニク 1個
- 頭とわたを取った煮干し 1つまみ
- 乾燥わかめ 1つかみくらい(たっぷり)
を、30分くらい、わかめがトロトロになるまで煮て、酒と塩、淡口醤油で味つけし、青ねぎと、ひねり潰したゴマをふる。
それにご飯。
酒は、焼酎水わり。
酒が残って後悔するなら、反省し、次からは後悔しなくても済むように、心がければよさそうだ。
でもその後悔も、飲めば忘れてしまうから、どうしようもないのである。
「あきれるよ。」
そうだよな。
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